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明石屋サンタ空耳アワー総集編
他には何も無い何も無いんやと
耳を塞ぎじっと手を見る
〜師走〜


★2002/12/29 年末工事中。

ご覧の通り、パソコン周りが少々しっちゃかめっちゃかになっております。
データの移行とかアプリのインストとかもー大変です。
そもそも椅子の上にデスクトップが乗っかってる時点でもうなんかアレ。
チェアトップパソコン。

▼香味ブラウハウス閉店
28日で名古屋市藤が丘駅にあった香味ブラウハウス藤が丘が
閉店になってしまいました。ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
香味ビールといやぁビアコンテストで数々の賞を獲得し、
特にスタウトの出来栄えはワシらビール大好き党東海支部の熱烈な支持を
得るほどの美味しさでしたのに。。。

最後にアノ味を!と思って赴いたところ、お店超満員。
一人で飲みに行ったのに20分ほど待たされました。
見ていて思ったのは家族連れが予想以上に多かったこと。
地域住民に愛されることが地ビールレストランが経営を続ける必須条件なんですが、
香味ブラウハウスはソレを十分にクリアしていたと思います。
母体のコーミソースの経営を圧迫するほどの赤字を出していたとは
とても思えないんで、余計に残念な気持ちで一杯。

真っ黒なスタウトは、いつも通りの心地よいほろ苦さで私を迎えてくれました。
最後はベルジャンエール"芳醇の時"で締め。
あとを引くコクのある甘みに名残惜しみつつさよならなのです。

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★2002/12/24 街に戒厳令を発したい管理人がお届けしています。

こんな日に限って定時より早く仕事が終わる。
当日いきなり暇ンなっても予定の組みようがなかろうがー!
28日で店じまいをするという香味ビールまで足を運ぼうとするも、
全てのテーブルにカップルが居坐ってる光景に一人で
スタウト飲んで気分まで真っ黒になってる自分の姿を想像して
ビアハウス行きを断念。

そんな訳で街をふらついてるとピンク系のチラシをまいてる
おっちゃんから風俗店の案内を受け取る。
「あーそうだねいっそ風俗くらいが自分にはお似合いだよねー」
とか腐ったことをアレコレ考えながらチラシを読むと

   ブスッ子くらぶ

何かもー世の中全てが自分の敵に回ったようで地下鉄ですすり泣き。
帰りにおもちゃ売り場でサンタの恰好してレジを打つ友人を冷やかして帰宅。
もう冷蔵庫の中の恋人しか自分にはない模様。



今日は一番左のドゥシェス・デ・ブルゴーニュさんを頂きました。
ちょっとおデコの広いおねーちゃんの絵のヤツです。
ちょっと強めの炭酸と絶妙な甘酸っぱさ。
今宵、彷徨いまくりの子羊たる自分への福音でした。

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★2002/12/23 年の瀬くらすちぇんじ。

今日は郵便局のお金降ろして街へコートを買いに出かけました。
という訳で、今週末には自宅にNewPCが到着なのです。

Σ( ̄□ ̄; あれ?

だってさーだってさースゲーんだよースペックがー今持ってるのから5倍くらいのスピードでさーギューンって感じの未来仕様でさー今流行っててみんな持ってるんだよ持ってないのオレだけでさー友達から仲間はずれなんだよーだからなーいいだろー?(幼児退行起こして誤魔化してみるテスト)。

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★2002/12/22 年の瀬れっどぞーん。

昨晩深夜、結構長い付き合いになる友人と長電話してました。

▼10万以上する高級DVDレコーダーを買った友人が、
その創世主が再降臨したかのような100%の善意で
お子様は見ちゃイケナイ類のオリジナルDVDを作成して
数ヶ月前から2回ほど私宛てに発送した筈なのに、
私の手元にはソレが届いてないという話。
しかも郵送費を浮かそうと、社内用郵送を使ったらしくー。
もし、社内のどこかで宛先チェックが入って内容物ごと引っかかってたら。。。
・・・デンジャラス!
もう私としては水垢離しながら彼の社会的地位の無事を祈りつつ、
DVDが届くのを待つ他ありません。待つのかよ。

▼そもそも電話すんのも久し振りだったんですが、
内容が、また、こう、、、凄かったッス。
何でもある女性の為に、
美味しい夕食を頂ける店も予約し、
その日の為にスーツを新調、
トドメに高級ホテルのスッッウィート・ルームを予約、

万全の体制でクリスマスに臨んでいたのに彼女が来なかったとか。

聞いてて涙が出ました。面白すぎて(笑)。ゴメンなー。
ついでに日記のネタにされる罠。

しかもその後色々とあったらしいのですが、
とてもWebに載せられないよな内容でしたので伏せておきます。
実際、彼にはそうせざるを得んよーな、よんどころ無い
深い深〜い事情があった様ですが。

さて、ヒトの心配してる場合じゃないのが私の方のクリスマスでして。
24日は市内で登山用デイパックにPCと書類を背負って歩き回り。
25日はたぶん下の日記にある現地で作業とまぁ冴えない内容っす。

年末年始はひとりで温泉旅行でも行こかなー。

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★2002/12/20 どこやねん。


ここ2週間ほどこんなとこで仕事してました。
名古屋市から急行で1時間ほど。
長閑な風景は季節ごとに様々な表情を見せ、
夏には鮎が、秋にはコスモスが町に彩りを添えるそうな。
どっこい季節は冬なわけでー
オマケに仕事内容はいつも通り電子計算機群との無差別格闘
ただ、美味しくて安くて肉厚なみそかつ定食がワシの心を癒してくれました。
時間があったらプライベートで訪れたいモンです。

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★2002/12/15 仁義と宇宙と喧嘩と猫と。

「猫の地球儀」焔の章・幽の章
秋山瑞人 著 角川書店電撃文庫

____人類は滅亡した後なのか、そうでないのか。
地球の軌道上を回る"トルク"と呼ばれる宇宙船の中のお話。
猫は進化を果たし宇宙環境に適応、"天使"と呼ばれた
ヒトの文化を受け継いで彼らの世界をつくりあげた。
そんな宇宙船の中、地球を目指す黒猫"スカイウォーカー"幽(かすか)と、
命を賭した決闘"スパイラルダイブ"の頂点に立った焔(ほむら)のお話。


▼"ライトノベル"って書籍のジャンルをご存知ですか?
10代前半から半ばの世代向けに挿絵付きで出版されてるんですよ。
軽いストーリーと読みやすい分量で割と昔から人気があったりします。
この「猫の地球儀」もそのライトノベルと呼ばれてるものの一つでして。
表紙には萌え系の黒猫と赤いツナギ着た少女のイラストが描かれてます。
でもね。

だまされちゃイケマセン!

この小説、中身はとんでもなくハードで、素晴らしい。
まずSF小説としての世界観設定の見事さ。
元々私がこの小説を知ったキッカケがSFファンからの紹介だった訳で。
ディックとかアシモフとかを読んできた古参のSFファンが
手放しで絶賛するほどの設定の妙技。
最初はわかり難い言葉の違いも、読み進めていくうちに
自然と理解できるように書かれています。
そして何よりストーリー展開の過酷さ。
段々と読み手に不安を抱かせるような伏線を張り、ソレが狙ったモノではなく、あたかも小説世界の中では必然的な出来事となるように物語を構築してます。
しかも登場猫物一匹一匹の心情を語らせる時の手腕が素晴らしく、
あまりにも哀しい展開を綴る作者に憤慨する間もありません。
終始、感情豊かなキャラクターの独白に惹きこまれます。
私なんか2巻目後半から30分以上泣きっぱなしだった程。
エピローグを読み終えてもまだ自分の心に整理がつかず、
悶々と登場猫物について想いを馳せてまた涙する、てな感じ。
私が傑作を読み終えた後のいつもの反応です。

喧嘩してボロボロに傷ついて帰ってくる猫こそが真実の猫だと
知ってらっしゃる方は是非読んでみてください!
___貴方の求める等身大の猫達が此処に居ます。

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★2002/12/08 SFと現実とドリームジャンボ。

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
フィリップ・K・ディック著

読了。やはり世代を超えて傑作であり続けていました。
感情を揺すぶられるような描写は少ないんですけど、
グッサリときて深く考えさせられるものが、こう、疼きます。

ストーリーの中で語られる、「より人間に近いアンドロイド」
と、「アンドロイドに近くなってしまった人間」。
2つのモノを見分けるための「感情移入」の能力検査。
それこそが人間の人間たる証であると定められた世界。
ディックが未来像として描いた絶望観漂う世界は、振り返ると、他人に対して冷淡、無関心、そして残酷になりつつある今の風潮を先読みしてるみたいで寒気がします。

雨と同じような感覚で街に降りそそぐ死の灰、放射能に汚染され生殖能力を無くし隔離される人々、絶滅していくペット、鳥、昆虫、家畜、そして人類。でっちあげられた神様が、まるで本当の神様のようにしょぼくれた姿で自らの間違いを告白する。
地球全体が絶望に包まれ移住先の火星にも未来が無い。
そんな理想とはかけ離れた未来観。

「こうあって欲しくない、しかしなる危険性がある」という警告を発するのに、SFという小説世界は最も適しているとワタシは思います。何せサイエンスでフィクションですから。そんな苦味のあるサイエンスを世界観の礎にしながら、人間の尊厳を詠うハインラインやディック、その他大勢のSF作家達に私の安っぽい感情移入計測器はいつも針をぶんぶんと揺すられるのです。作品世界だけでなく、それを創造した作家達の主張に。

ところが、昨今そのSFはジャンル自体がちょっと冷え込み気味な訳でして。
今年の冬の映画をずらっと並べても、SFは少ししか見当たらず、しかもそれが駄作っぽい。「ハリー・ポッター」とか「指輪物語」みたいなファンタジーものも好きだけど、現実の世界を直視し、尚且つ夢へ繋がるフィクションが増えればいいなぁ、とか思ってます。


<おまけ>
▼この日記を書き終えた3分後、電話での友人との会話。
「おれ年末ジャンボで3億円当たったら嫁さん買うよー」
「あーいいねーオレも買うー」

やっぱ滅んでしまえこのダメ人間共めー。

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★2002/12/01 隠豚忍豚三とびー♪

土曜日の夕方から時間が空いたので、高校ン時の友人と一杯。
いつもの流れで寄ったカラオケBOXで以外な事実に遭遇しました。

歌い始めてから一時間程たったあたりで、
友人がセレクトした"忍豚レゲエ"。
私らの世代なら誰もが知ってる「さすがの猿飛」というTVアニメの
EDテーマだったんですが、クレジットには作曲者久石譲の文字が!

レゲエもできるのか久石ッ!? (論点はそこと違うよーな)

将来、久石譲全作品集とかゆー名前でCD出ても
コレは本人の歴史から抹消されてそーな気がしますです(笑)。

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