庄内平野(産地)紹介
 
■山形県の日本海側に位置する庄内平野は、良く知られた日本の米どころでありますが、そればかりではありません。羽黒山伏の修験場でもあった出羽三山を背後に担い、日本海に面した海辺には、湯野浜、由良、温海など、それぞれに異なっ特徴を持つ素朴な温泉場にも恵まれ、庄内平野南部の中心都市が鶴岡であり、山形県の海の玄関口として、変わらない繁栄を続けていのが酒田市です。
■庄内平野からは、『庄内米』や『ダダチャ豆(枝豆)』を初め『温海かぶ』『民田茄子』『庄内柿』などの農産品を全国に出荷しています。また、日本海からあがる新鮮な魚介類、豊富な山菜、地酒も絶品です。
■月山・湯殿山・羽黒山は出羽三山ともいい、古くから修験道の本拠地として栄えました。現在も信仰の山として賑わっています。
■羽黒山神社への参道には老杉の並木が続きます。登り始めて間もなく、東北地方最古の塔であるという『五重塔』があらわれます。
■秋田県境にまたがる鳥海山は、残雪をいただいた姿が富士山に似ているため『出羽富士』の名で親しまれています。鳥海山からの豊富な伏流水は庄内米を育て、美味しい『岩ガキ』も育てます。
■庄内は高山樗牛、田沢稲舟など明治の文豪を輩出、昭和では藤沢周平、丸谷才一が続きました。
 
■藤沢周平の作品は、山田洋次映画監督により『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』『武士の一分』のタイトルで映画化され好評を得ました。鶴岡公園内には記念館が、周平が生まれた地には生誕之地の碑が建てられています。
おわり