![]() ―『黒田家譜』から官兵衛の生涯を探る―」
講師 渡邊 大門(わたなべ だいもん)
内容 2014年の大河ドラマ は、黒田官兵衛孝高を主人公にした「軍師官兵衛」が放映されます。官兵衛にはユニークなエピソードが数多くありますが、あまり研究されていない人物でもあ ります。この講座では、官兵衛の伝記史料である『黒田家譜』を読み、その生涯をたどりたいと思います。しかし、17世紀に成立した『黒田家譜』は、後世に編纂された史料であり、誤りがあるのも事実です。そうした不備を補うべく、『黒田家譜』のほかに当該期に発給された史料用いて、官兵衛の生涯を探ります。
『黒田家譜』は比較的読みやすい史料です。言葉の意味を記したプリントを配布し、解説をいたしますので、古文などが苦手な方でも大丈夫です。奮って参加してください。また、参加者の皆さんも積極的に意見を述べていただき、実りある講座にしたいと思います。
※ただ今充電中のため、しばらくお休みします。
場 所 日本史史料研究会石神井公園研究センター
(西武池袋線石神井公園駅より徒歩約8分)
定 員 25名
参加費 2,000円(会場費・資料代)
参考文献 ・渡邊大門著『誰も書かなかった 黒田官兵衛の謎』(中経の文庫)
・渡邊大門著『黒田官兵衛・長政父子の野望 ―もう一つの関ヶ原―』(角川選書) ・渡邊大門著『黒田官兵衛 作られた軍師像』講談社現代新書・講談社(2013) ※なくても大丈夫です。
第1回目の内容
1回目は、黒田氏の先祖について考えます。これまで 黒田氏の先祖に関しては、『黒田家譜』に基づいて近江佐々木源氏出自説が通説になっていました。しかし、最近では播磨出自説や先祖を 赤松氏とする説も提起されています。今回は、その関連史料を検討し、皆さんとともにどちらの説が妥当なのかを考えて見ます。
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講師 渡邊 大門
内容 宇喜多氏は備前・美作に勢力基盤を持った大名として、非常に有名です。その出自は不明な点が多いのですが、能家の頃から活躍が目立つようになり、直家の代に至って備前・美作の盟主となります。直家の子息・宇喜多秀家は秀吉に取り立てながらも、最後は関ヶ原合戦で敗軍の将となり、84年の生涯のほとんどを八丈島で過ごしました。このように宇喜多氏の歴史は、非常にドラマチックかつスリリングなところがあります。
本講座では、実際に宇喜多氏歴代当主や関連する史料を精読し、実際にその歴史をたどってみたいと思います。同時に、当該期の備前・美作・西播磨の政治情勢にも触れます。配布資料には、語釈なども付していますので、古文書を読む知識は不要です。一緒に勉強をしましょう。初心者大歓迎です。また、途中の回から参加しても大丈夫です。
日 時 2013年7月20日(土)14時30分〜16時40分(途中10分休憩)
場 所 日本史史料研究会石神井公園研究センター
(西武池袋線石神井公園駅より徒歩約8分。下記の案内図をご参照ください)
定 員 25名
参加費 2,000円(会場費・資料代)
参考文献 渡邊大門著『宇喜多直家・秀家』(ミネルヴァ書房)
第9回目の内容
今回は少し趣向を変えて、編纂物に描かれた直家・秀家に迫ってみたいと思います。荒唐無稽な逸話から、ある程度一次史料で裏付けられる事実もあります。「あの逸話は、本当だったのか!?」ということを一緒に考えて見ませんか。今回から参加の方も大丈夫ですので、奮ってご参加ください。 ※前回参加者の方は、次回も史料レジュメをお持ちになってください。
第8回目の内容
宇喜多秀家とその領国支配に関わる内容を取り上げたいと考えています。秀家による備前・美作支配の実態はわからないことも多いのですが、乏しい史料を駆使して考えて見たいと思います。今回から参加の方も大丈夫ですので、奮ってご参加ください。 ※前回参加者の方は、次回も史料レジュメをお持ちになってください。
第7回目の内容
第6回に続けて、戦国期における備前・美作・西播磨の政治情勢を見ていきます。今回は佐井田合戦を取り上げ、実際の合戦の経過を検討します。今回から参加の方も大丈夫ですので、奮ってご参加ください。 ※前回参加者の方は、次回も史料レジュメをお持ちになってください。
第6回目の内容
第5回に続けて、戦国期における備前・美作・西播磨の政治情勢を見ていきます。宇喜多直家と浦上宗景の対立の背景を知るうえで、政治情勢の理解は欠かすことができません。なお、前回ですべての史料を読み終えていないので、続きを読みます。今回から参加の方も大丈夫ですので、奮ってご参加ください。 ※前回参加者の方は、次回も史料レジュメをお持ちになってください。
第5回目の内容
全体のテーマは、宇喜多直家のライバルである浦上宗景にスポットを当てます。前回ですべての史料を読み終えていないので、続きを読みます。今回から参加の方も大丈夫ですので、奮ってご参加ください。 ※前回参加者の方は、次回も史料レジュメをお持ちになってください。
第4回目の内容
全体のテーマは、宇喜多直家のライバルである浦上宗景にスポットを当てます。前半の1時間は宗景の台頭過程を、後半1時間は宗景の支配体制について、史料を読みながら確認していきます。宗景の研究は乏しいのですが、少しでも実像に迫ることを目的にします。
第3回目の内容
前半の1時間は、宇喜多久家以前の史料を読みます。後半の1時間は、引き続き宇喜多直家と浦上宗景の抗争を巡る史料を読みます。前回は、直家と宗景が決別する際の史料を読みましたが、今回もその続きを読みます。初参加の方でも大丈夫です。 ※前回参加者の方は、次回も史料レジュメをお持ちになってください。
第2回目の内容
前半の1時間は、宇喜多久家以前の史料を読みます。後半の1時間は、宇喜多直家と浦上宗景の抗争を巡る史料を読みます。 従来、浦上宗景が備前・天神山城を追われたのは、天正5年(1577)のことであるとの説もありました。果たして、それは事実なのでしょうか?関係史料を読んで、戦いの経過などを確認したいと思います。
第1回目の内容
今回は第1回目ですので、宇喜多久家以前の史料を読みます。 |