公開講座
「手塚治虫のマンガ『どろろ』から日本の歴史を読んでみよう」


 手塚治虫氏はマンガの神様といわれています。『鉄腕アトム』や『ブラックジャック』などの作品に触れられた方も多いでしょう。マンガの技法的に言えば、映画を意識した斬新なコマ割りの採用により、それまでのマンガの表現をガラリと変えてしまったことが大きいのです。またトキワ荘で多くの後輩マンガ家を育てていたことも、神様と呼ばれるゆえんでしょう。

 そんな手塚治虫氏も実は若い才能を恐れ嫉妬していたという指摘もなされています。そんな嫉妬の対象が楳図かずお氏であり水木しげる氏でありました。そして生み出されたのがここで取り上げようという『どろろ』です。「週刊少年サンデー」で1967年〜1968年にかけて、のち掲載誌を「冒険王」にかえて1969年に連載されました。また同じ年にフジテレビでアニメ化されました。また2007年には柴咲コウと妻夫木聡の主演で実写映画化もされました。手塚治虫氏にとっては唯一の妖怪ものであり、時代設定を中世末期に置いた、『火の鳥』とならぶ時代ものの傑作です。

 今回はこの『どろろ』を題材として@四十八の魔物、A中世の武士の居館と城、B中世の民衆と一揆、Cばんもん、の四点についてお話ししたいと思います。特に城については会場となる石神井の地にあった石神井城や『のぼうの城』の舞台となった忍城などとの比較を考えております。


講 師  渡邊 浩史(日本大学非常勤講師)

日 時  2013年3月17日(日)14時00分〜16時00分【終了しました】

場 所  練馬区立石神井公園ふるさと文化館 会議室2
      〒177-0041 練馬区石神井町5丁目12番16号

〈主な交通機関〉
【徒歩】
 西武池袋線 石神井公園駅下車 徒歩15分
 西武新宿線 上井草駅下車 徒歩20分
【バス】
 西武池袋線石神井公園駅南口下車 「上井草駅経由 荻窪駅」行き 【JA東京あおば】下車徒歩5分(西武バス・荻14)
 西武池袋線 大泉学園駅南口下車 「阿佐ヶ谷駅」行き【三宝寺池】下車徒歩2分(西武バス・荻15)
 西武新宿線 上井草駅下車 「石神井公園駅南口」行き 【JA東京あおば】下車徒歩5分(西武バス・荻14)または「長久保」行き 【三宝寺池】下車徒歩2分(西武バス・荻15)
 JR中央線・総武線・東京メトロ丸の内線 荻窪駅下車 「上井草駅経由 石神井公園駅南口」行き 【JA東京あおば】下車徒歩5分(西武バス・荻15)
 JR中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅下車 「長久保」行き 【三宝寺池】下車徒歩2分(西武バス・荻15)

 みどりバス(コミュニティバス)
  関町ルート(関町福祉園〜武蔵関駅南口〜上石神井駅〜練馬高野台駅〜順天堂病院) 【JA東京あおば】下車徒歩5分


資料代 200円


お申し込み  日本史史料研究会(nihonshi-shiryou@nihonshi.sakura.ne.jp)まで、メールにてお申し込みください。※定員になり次第、締め切らせていただきます。




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