、その、な」
「何」

 未だジト目のに、桃城は少し顔を赤らめる。


「……綺麗だと思うぞ」
「は?」
「その……グロス、だっけ?」
「……いいよ別に無理に誉めなくても」
「いやマジだって!」
「ハイハイ」

 ヒラヒラと振るの手には鮮やかな色の爪。
 それだって決して似合わないと言いたかったわけではなく。
 うまく言えない桃城は頭をがしがしと掻いて、
 どうしたらに信じてもらえるかと悩んでいた。





 ほのかに色づく 心の中

 開くつぼみは 何の花?






**

はい、おまけでした。
実は密かに、桃城君自覚の巻(笑)
本文で書けという内容ですな。




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