裁 判 日 誌 2
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| 第1次訴訟について報告する山口弁護士 |
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| 裁判所前に集まった応援団 |
2005年6月29日
第 2 回 口 頭 弁 論
1時10分から横浜地方裁判所503号法定で、第2回口頭弁論がひらかれた。
【裁判傍聴記】
傘をさすほどではないが、確かに降っている。まさに霧雨。横浜地裁の前には、12時過ぎには横断幕「『たばこ病』をなくそう。たばこが原因の死亡者数(年間) 114,200人(厚生労働省発表)」をかかげて、支援する会、応援団の方々が立つ。たばこで口頭ガンになり、のどを切って声を失った三瀬勝司さんが横断幕の一方をしっかり握っている。
島根県から傍聴に駆けつける
自治労連で働く日高さんが、「毎年、交通事故の10倍以上の死者をだすたばこ病をなくすために、力をあわせましょう。」とハンドマイクで呼びかけると、昼食を求めて街を行く人たち達も振り向き、声をたよりにぞくぞくと応援する方々も集まり、裁判所前に100人近い集団ができる。以前、横浜市役所で保健婦として働き、いま島根県に帰っているはずの猪又八重乃さんの顔も。「栄養をつけてもらおうと牛肉を持ってきた。」と、笑顔で久しぶりのあいさつをかわすうちに開廷前の集会がはじまる。
水野雅信原告代表は車椅子で、鼻から酸素の注入をしながら「気持はしっかりしています。」とあいさつ。副代表の森下賢一さん、事務局の高橋是良さんも「東京のカタキを横浜でとりたい。御支援下さい。」と決意表明。応援団の一人としてとことわって、水野さんが横浜市従委員長のとき、書記長として二人三脚で闘い支えあった菊谷節夫(現・神奈川労連議長)さんが、「自分の身近な知りあいにも、何人もたばこが原因で死んだり、病んでいる人がいる。会議などでたばこを止めましょうと訴えても止めない。こういう人たちが病でたおれる前に世論をひろげ、裁判に勝ちたい。」と決意表明。
続いて山口弁護士が、東京高裁で6月22日に出た「たばこ賠償請求 完全敗訴」について、毎年114,200人も殺していると政府厚労省も認めているのに、わずか8ページの不真面目な判決文。JT(日本たばこ産業)と国の立場を論理で批判しつくせず、こんな結果になって残念と報告。しかし、集まった支援する人達はみんな元気で、「まあ見とれ。裁判とはこう闘って勝つもんだ。」と、入廷のため移動。
「たばこ枠組み条約」をどう認識しているのかを追及
第1回目と同じ503号法廷。今回も約半分の傍聴希望者が椅子がなく、入場禁止(立ち見は禁止されている)。なかには、いま盛んにたばこをすっている「のむぎ太鼓」の若者たちを優先的に入場させる。耳にはピアスの若者など10数名の傍聴を見て、裁判官も被告側も、そのひろがりに押されたのではないか。1時05分、書記官入場。1時10分、正面のドアがあき「起立」の声とともに裁判官3人入廷。裁判長が両側の弁護士に語りかけ、事は始まる。今回の口頭弁論は、「被告側からの第1次書面が原告側(訴えた側)に渡され、次回を決めての閉廷。この間5分位。」と入廷前には聞いていたが、なにやらやり取りがあり、わが原告側弁護士に発言の機会が与えられる。主任弁護士の片山さん、つづいて三枝弁護士も立って、日本が「たばこ規制枠組み条約」を批准したということはどういうことかわかっているのかと、こもごもJTと国の弁護団を攻め、回答をせまった。3人の裁判官もよく聴いており、「たばこ規制枠組み条約」の意義と重要性を認識したのではないか。
次回は広い法廷で
次回は8月24日でどうかと裁判長。8月中は夏休みかと思っていたのに、早いではないか。やる気だなと思ったら、原告側弁護士の都合でダメ。9月7日もダメで、9月14日に決まりかけたところで、「法廷が狭い。広いところが空いている時」と原告側が再提案。書記官のもってきた法廷の使用状況表をみて裁判長、9月21日午前10時から101号法廷(横浜地裁で一番大きな法廷)を提案。「これからずっとここでという訳ではない」とことわりながらも、入廷希望者の声を取り上げようとする姿勢の中に、この裁判に真剣に取り組もうとする裁判長の姿勢をみて、「これはいいぞ」の感じ。でも、平日の朝10時からの開廷。それに応えられるほどの支援の輪をつくりだすのも大変だな〜、の気持も。
みなさん、9月21日午前9時30分には横浜地裁の前に御集合下さい。希望すれば全員入廷できますよ。裁判というものを実際に知る、これもいい体験です。そして、ウィークデーのこの時間に101号法廷を一杯にすれば、この裁判、緒戦では勝利となります。
応援団の一人 新谷昌之(県労働者学習協会 事務局長)記
閉廷後、ひきつづき開港記念会館での報告と「ニコチン依存症」について学習会がありました。

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