「桜を見る会」問題は日米FTA成立のための「さくら」
桜は私たち日本人にとって万人が愛しそして誇る樹花である。桜の花は、葉に先立って、枝全体を覆い、一斉に咲くから、辺り一帯を絢爛豪華に彩る。賑やかで、このうえなく美しい。
さて、だからだろうか、「さくら」の意味には「まわし者」というようなものもある。
露天商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそったりする、俗に言う人間の「さくら」である。おそらく、桜が咲くと、あたりが賑やかになるから、人間のさくらも、露天商のまわりを賑やかしくさせるとう意味で使われだしたのだろうと想像する。
ここ2〜3週間、「桜を見る会」問題がテレビ画面を賑わしている。しかし、テレビは日米FTAに関しては黙りを決めている。この偏った報道の陰で、日本人の食つまり命にかかわる法案が成立しようとしている。いや、本日(12月4日)、参院本会議で承認される手はずになっている。
ここではFTAに関しての仔細は省略するが、端折って言えば、安倍がトランプとの約束を守っての日本の食つまり命を米国に売り渡す協定である。
自民党議員はしかたがないが、野党議員の面々とテレビメディアの面々は、おぞましい「人間さくら」つまり回し者だったということになる。日本人の命を守らないで、何を守るんだ? さくらの奴らは?
「桜より団子」ではないが、国民にとって必要なのは「さくらより安全な食」である。