専門家とは誰のために誰が決める?
緊急事態がいつまで続くのかという記者の質問に、西村経済再生大臣は「専門家の分析により決める」と言ったが、専門家委員の言うようにしていた結果が今である。今、日本人はウイルス死と経済死との二つの苦痛を受けている。いったい専門家って何だろう? 彼等は何のために、誰のために働いているのだろうか? どう見ても、彼等に日本人の命を救うという使命感は見えない。言い訳に終始している彼らの言葉を専門的というのであれば、彼らのレベルが知れるというものである。
内を知るために外を知る。コロナウイルス禍、日本をふくめて世界で今なにが起きているのか? 日本で起きていることを知るためにも、日本の外で何が起きているのか知る必要がある。グローバルの時代、一つの国にたちあがった風は世界をかけめぐるからである。
次からが翻訳文である。
ヨーロッパとアメリカにコロナウイルスが拡散していらい、CoVid-19病の拡散を予測し、反応するために二つの予測モデルが使われてきている。一つはロンドン帝国大学(Imperial College of London)で開発され、二つ目は米国政府の後ろ盾をもってワシントン大学の研究所(IHME)によって開発された。IHMEはシアトルのマイクロソフト創設者ビルゲイツの家のそばにある。あまり知られていないが、二のグループともにその存在は、コロナウイルスを治療するためのワクチンと薬品のために税金免除となっているビル&メリンダ・ゲイツ財団から気前良い資金を受けている。
三月初め、ロンドン帝国大学内の国際感染症分析研究所MRCセンター所長のNeil Ferguson教授は、英国のCoVid-19による死亡者数は50万人にのぼるという予想をだし、英国ロックダウンを誘引した。英国がロックダウンした数日後、Fergusonの研究所は彼の予想死亡数を、劇的に下方修正した。しかも数回も。彼の極端な数値警告は当たらなかったが、英国経済は世界の他の国のように危機に陥った、誇張された見積もりのおかげで。
Fergusonと彼の研究所は極端な疾病者数値を予測するという悪名高い経歴をもっている。たとえば、彼は2002年に、英国で最高5万人が狂牛病(BSE)で死に、もしエピデミックが羊にまで広がったら、15万人におよぶかもしれないと予測した。しかし死者は178人という結果だった。鳥インフルエンザやH5N1のときは世界中で200millionの人々が死ぬと予測したが、2006年初めWHOはウイルス関連死は75人と出した。等々…中略…。
もし米国経済のロックダウンを直ちにしなければ、2.2millionものアメリカ人が死ぬだろうという雑な予測の出所もまたFergusonであった。伝えられるところによると、この予測をもとにNIAIDのフォーチ(前投稿に登場)は大統領トランプと向き合い、健康非常事態を宣言するようにプレッシャーをかけたという。米国の経済がいったんダメージを受け始めれば、英国と同じように、Fergusonの予測は10万〜20万人の死亡数見積もりへと極端に下がった。(拙の注釈:故意的に下げたとも思える)
(途中ですが、拙の解釈を言えば:極端に多い死亡数予測で脅かしロックダウンさせ、その国の経済にダメージを与える。経済が破綻して困るのは政府だけではなく国民自身である。貧しい人ほど命にかかわってくる。そうなると、いやがおうでも人々が求めるのは新薬とワクチンである。新薬とワクチンは莫大な金になる。ということで、次に進む)
Fergusonと彼の予測グループはWHOの後ろ盾を得ながら、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から何百万ドルを受け取り、Fergusonは帝国大学において「the Vaccine Impact Modelling Consortium(衝撃的ワクチン製作協会?)」を率いている。その資金調達人としてはビル&メリンダ・ゲイツ財団とゲイツに支援されたGAVI−ワクチン同盟である。ゲイツ財団は2006年から2018年をとおして、Ferguson研究所の予測活動に$184,872,226.99を投資している。
Fergusonグループと同様に2007年設立のワシントン大学の研究所(IHME)もゲイツ財団のプロジェクトである。2015年、IHMEとWHOは世界の健康傾向を見積もるためのデーターを共有することを同意し、それから2017年IHMEは仕事を次の10年にわたって拡大するために、ゲイツ財団から追加的279ミリオンを受け取った。…中略…換言すれば、IHMEは、13年それ以上ものあいだ、ゲイツ世界健康作戦の重大な部品であり、今もそうであるということである。
[The Models, the Tests and Now the Consequences] https://journal-neo.org
翻訳はここまでです。
世界中のクラウドを支配しているビルゲイツ。一秒たりとも止まることなく世界中からクラウドに吸収されている大枚を使って何をしようとしているのか? インターネット上にいろいろなどす黒い話を読むことはできるが、陰謀論と片づけられてしまえば、それまでである。
確実に言えることは、「仮にビルゲイツがワクチンと新薬を製造して、世界の人々の健康に貢献したいという善意的動機だけで動いているのなら、死亡者数を操作する必要はない」ということである。それともう一つ、分ったことがある。研究者にとって、データーは金を生む無形資産ということである。データー欲しさに、ある専門家委員がPCR検査を抑制したという話は本当だったのかも…。