(2)「Withコロナ」なんて真っ平御免!
…攻めの検査をしろ!…
むかし、といってもそんなに遠い昔ではない。おそらく民主党政権がおきる前だったかな。天下り集団(官僚)にはすごい錬金術にたけた強者どもがいて、ある物を市場にまで出すあいだ名前だけの組織をいくつか作り、ある物を書類だけでそれら組織を通過させる。業務はわざわざ書類を作成しなくても、電話一本と事務員一人いれば足りる。たとえば100円だったある物は一つの組織を通過するたびに利潤をその組織に落とし、結果的にある物の市場価格は1000円になったりした、という具合である。
こんな錬金術がバレバレになり、それだけが原因ではなかろうが、結果、自民党政権から民主党政権に変わった。それから何があったのか、どういう経緯があって自民党政権が再び返り咲いたのか、ここでは論点ではないので省略する。
何を言いたいのかって? 今回の「給付金事業転がし」から過去の自民党政権の汚い手口を思い出したからである。今回は過去の錬金術よりも性質が悪い。新型コロナウイルス危機という国民の命をエサにしているからである。しかも国民の金である公金を食い物にしている。しかも、悪名高い電通とパソナが関わっている。これら2企業が日本社会を如何に壊してきたか、端的に言えば、電通は日本のメディア業界を支配しての情報操作、パソナは日本人労働者の4割近くを非正規にした。したがって、日本の現況の元凶は上記2社のおかげ。もちろんその後ろには巨大悪がいる。
さて、コロナ対策の給付金対策が悪いとは言わない。この危機をみんなして生き残るためには絶対必要な対策である。しかし、新しく法人を設立してまでして中間搾取させる。この中間搾取金はいくらぐらいになるのか、20億円である。くわえて、電通が下請けさせる業者はパソナと他2社。こちらのほうの中間搾取金はいくらになるのか闇の中。そのうちの何パーセントかは、廻りに廻って、誰かたちの懐にはいることは、小泉政権からのお友達企業の電通とパソナが関わっていれば明白である。
もともとPCR検査をはぶいたうえでの緊急事態宣言解除である。東京のコロナ現状は想定内である。なのに、減少しない感染者数に、小池都知事は新宿を目の敵にし、「withコロナ」と叫ぶ。彼女はいい、都知事の任期満了日まで叫んでいたらいいのだから。
しかし、冗談じゃあない。私たちはコロナといっしょに生きるなんてことは出来ない。だったら、することは分かっているだろう。抗原検査にしろ、PCR検査にしろ、攻めの検査しかない。今は唾液でPCR検査ができるのだから、まずは新宿周辺を拠点にして、遊びに来る人と働いている人を対象に検査すること。献血バスのような仕組みで出来るだろう。もちろん検査料は個人からとらず前述の中間搾取金を使えばいい。国民の金は国民のために使え。都民から莫大な報酬を得ている身である。仕事はきちんとしろ!
地方の人たちも、特に観光で生きている人たちは、東京からの人々をむかしのように迎えることを願っているはずである。他県ナンバーの車を敵視するようなギクシャクした社会はまっぴらだ。したがって、東京都しいては日本全体の命と経済を新型コロナウイルスから救う方法は攻めの検査、これしかない。