日本社会の暗部を照らし出せ



安倍の二度の放り投げ辞任、さもありなん! 嘘をつく才能だけは稀にみる才能だった。


ポスト安倍としては、安倍政権ごみ政策をオール礼賛して安倍路線を継承すると宣言した菅義偉官房長官に決まりである。全国にいる100万人の自民党員がもつ総裁選挙権は封鎖され、一県につき3票だけ与えられるだけだから、ほとんど派閥の力学だけで選ばれることになる。


では、安倍政権が行ってきた成果をざっと見てみよう。

特定秘密保護法強行採決

武器輸出解禁閣議決定

安保法強行採決

共謀罪強行採決

教育勅語の教材認可閣議決定

カジノ法案強行採決

実体経済とかけはなれた官製相場のアベノミクスで格差拡大



そして、誰でもが知っている税金横領疑惑事件としては、モリカケ、サクラ、公文書改竄、公文書シュレッダー処理、アベノマスク、電通・パソナによる持続化給付金中間搾取、河井夫妻買収選挙15千万円の出所等とあげたらきりがない。



もう一つの嘘は、福島原発はアンダーコントロールされていると嘘をついてのオリンピック招致である。これがなかったら、新型コロナ対策はもっと早く手を打てたし、使った税金は何兆円、それとも何十兆円?



田中真紀子氏が菅義偉政権を「安倍家の生ごみバケツのふた」政権と名付けたようだが、まったくそのとおり。彼女の命名センスには脱帽である。この生ごみバケツに蓋をしておきたい二階に押されというか、菅も同じ生ごみバケツに住む、すべて「問題ない」と片付けてきた狸野郎である、いざ出陣とバケツ穴から顔をだした。3派閥会長たち(麻生、細田、竹下)も、乗り遅れてはならないと記者会見まで開いて菅支持を表明した。



官房長官という役職は首相の女房役であるゆえに、生ごみバケツのふたの役を負ってきたことは同情しないでもないが、出陣時についた嘘「集団就職とか苦労人伝説」には同情の余地はない。ご亭主が嘘つきなら女房も嘘つきだった、やはりね。公の場で平然と嘘をつけるにはそれ相当の技能とそれなりの生育環境が必要だが、生ごみバケツに住みだすと、その技能は切磋琢磨される。


さて、どう考えても合点がいかないのは、辞任時の安倍政権の支持率が30%台だったのに、なぜか菅の人気投票が70%台になったことである。裏があるとしかいいようがない。電通の仕業か?


電通がどういう企業なのか、私もネット上でのことしか知らないが、持続化給付金の件からも分かるように、政権と深く結びついていることだけは確かである。極論的に推測すれば、電通は単なる広告代理店ではなく、戦前の満州関東軍の特務機関としての侵略統治機能を継続し、現在もその能力をふるに活用しているのではなかろうかということである。統治対象はもちろん日本である。マスコミを操り、選挙を操り、政治を操る。もちろん、彼らの背景には米国CIAがいるにきまっている。



こういう悪人がのさばる社会システムの根源には、「黒は黒」という戦後処理をしてこなかった汚点がある。だから「黒」は永遠に生き残り、いつまでも日本社会に巣喰う。

底辺層に住み、勤勉に生きる私たちは、彼らの餌食になってはならない。だから選挙に行こうよ。100%近い投票率を実現させようよ。たとえCIAでも電通でも国民の総意には勝てない。