「誤った情報を訂正する」と銘打った28ページの詭弁書



「人間は皆平等」というのが私の考え方である。この考え方は日本国憲法が保障している。この考え方を基本に28ページの内容を読んだ感想を述べることにする。

 

 第一の感想は「あまりにも長い」である。つまり簡潔ではない。なんでもかんでも、他者をあげつらい自己正当化しようとするから、そのあげく長くなってしまう。自分たちを正当とする要件はこんなにもあると言わんばかりである。これを簡単に言えば、ごちゃごちゃと自分と母親の都合のみを正当化する詭弁書である。

 

 次に気になったのが、何回も書かれている「複数の弁護士に相談した結果」という言葉である。この相談の結果、弁護士たちに「お金は返さないほうがいい、返したら借金したことになる」と言われたそうな。そして「反応すべきではない。何もしないほうがいい」と言われたそうな。



 弁護士の誰々に、何人の弁護士かは明記されていないが、弁護士という職業の人達がすべて正しい人間性をもっているかどうかは別のはなしである。弁護士の仕事は、依頼者が正しいかどうかではなく、正しくなくても依頼者を弁護することである。

 次は、「お金は返さなくてもいい」という元婚約者の言葉の録音はあると述べていることである。私の疑問は、わざわざ録音したとい事実である。この行為はその後返してほしいと前言を覆されたときの自己保全である。つまり、いったん自分の懐に入った金は自分のものという人間性である。かりに借金だったら踏み倒そうとする意思である。

 

 贈与あるいは借金なのか、で揉めているようだが、母親と元婚約者とのあいだの金銭問題は、愛情や恩情が介入するから通常の債権・債務とは違ってくる。しかし、その感情を利用とするなら話は別である。しかもその金の恩恵を受けたのが母親の息子となると、さらに話は複雑になる。



さて、利用されたのは元婚約者か、それとも母親か?


 元婚約者からの恩恵を受けた息子が詭弁と録音証拠を盾にして自己保全する。


 これを正しい行為と言う日本人は何人いるだろうか?