その4/ワクチンに含まれるmRNA以外の他の成分



再度言及しますが、mRNAワクチンに関して調べるのは私個人が知りたいからです。誰にも接種するなという意図はありません。


「その3」において、mRNAのミッションは、抗体を作らせるために遺伝子組み換えスパイクタンパク質を宿主を騙して製造させること、と述べましたが、このmRNAワクチンにふくまれる他成分の身体への影響の複雑さをも知る必要があります。それらは以下です。


リポソーム/脂質ナノ粒子(LNPは、mRNA分子をカプセル化し、酵素分解から保護するので、送達方法を成功させるための不可欠な要素を形成している。


*この人工構築物はエクソソームによく似ている。


*エクソソームとは、細胞から分泌され隣の細胞に取り込まれる細胞外小胞でありDNARNAを内包していることが多い。


LNPの構成物は、イオン化可能なカチオン性脂質、リン脂質、コレステロール、ポリエチレングリコール(PEGであり、mRNA分子のまわりに安定した脂質二重層を形成する。


*リン脂質は、「1,2ジステアロイル-sn-グリセロ--ホスホコリン(DSOC)」と呼ばれ、18個の繰り返し炭素単位をもつ。比較的長い鎖はゲル相を形成する傾向があり、mRNAを保護する能力に長けている。


しかし、このゲル相リポソームは炎症反応を誘発する能力があるので、人々が経験している痛み、腫れ、発熱、眠気などの症状の原因になっている可能性がある。


*今回のmRNAワクチンは筋肉内注射である。筋肉には血管の大きなネットワークがあり、免疫細胞が注射部位によびこまれる。



PEG

*アジュバンド(薬物の効果を促進・補助する目的で併用される物質成分の総称)として、ポリエチレングリコール(PEG)が使用されている。


PEG注射は人においても補体経路を活性化する。補体とは免疫・炎症などに関与して活性を示す血清中のタンパク質、抗体の作用を補完すること。動物実験では、その活性化がアナフィラキシーと心血管虚脱の両方に関与することが示されている。つまり、PGEは高リスクの<隠れた>アレルゲンである。


つづく