えー、金融機関に通達? これって一種の魔女狩りだよ
昨今の日本社会は、自分達のコロナ対策失敗への攻撃を魔女狩り(飲食業界叩き)で躱(かわ)しているとしか思えない様相を呈している。
新型コロナウイルスが日本に上陸し始めた昨年の早春以来、コロナ対策として為政者は何をしてきたか、振りかえってみよう。
PCR検査抑制で無症状感染者のウイルスを野に放し続ける
クラスターを追えば収束と、コロナ対策はクラスターつぶしのみ
時期早々の小中高一斉休校
緊急事態宣言発令
これでコロナ収束かと、甘く見てのGo Toキャンペーン、ウイルスを日本中にばらまく
そんな為政者たちよりウイルスのほうが賢い。変異に変異を重ねて、感染力を増してきた。
そして再び緊急事態宣言発令
収束しない一番の原因はアルコールときめつけ、飲食業界へ酒類販売を禁じる
飲食業界の犠牲により、収束したようにみえての宣言解除
これの繰り返しばかりで、今回4回目の緊急事態宣言発令
日本に新型コロナウイルスが上陸してから、すでに一年半。為政者がしてきたことは、緊急事態宣言発令と解除の繰り返しのみで、PCR検査や医療体制の充実等、何もしてこないに等しい。
為政者はなにも汗をかいていない。行ってきたのは、go to キャンペーン、東京五輪開催強行と、ウイルスに優しく人間には冷たい策ばかり、そして、繰り返される緊急事態宣言発令は彼らの無為無策の証。
にもかかわらず、自分達の責任を棚に上げて、西村経済再生相は「休業要請に応じない店には取引金融機関に働きかけて遵守させる」というようなことを言ったそうな。
日本の不幸は法律も知らない人間が政治家だということ。そして今このコロナ禍、気の毒なのは飲食業界に生きる人々である。為政者の無為無策の犠牲者にされているのみならず、魔女狩りの魔女にされてしまっているからである。
魔女狩りは、歴史的にも為政者が自分達の無能と無策に向かう庶民の怒りを他へと転嫁させる方法である。
飲食業界虐め、これこそ令和の魔女狩りである。