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苔むす株
ブナやミズナラ、サワラなど古い巨木の株にはこけがいっぱいですこんな所も動物達の大切なオアシスになっています

広葉樹林の林床には落ち葉が厚く積もっています
このような場所から流れ出した水が渓流に集まり、
本流の流れを作り出します
真夏でもひんやりとした涼気が漂う
別天地です
奥三河は水の郷
原生林の世界

 設楽町を代表する山、段戸裏谷高原には太平洋型ブナ林の原生林が残っています、ここは「きららの森」といわれ多くの人たちに親しまれるとともに動物達の楽園となっており、ここでは水の源流を見ることができます。

 左の写真は原生林を源流として流れ出す「川の赤ちゃん」です。雨の時、渇水の時を比べてみるとよくわかりますが、一定で澄んだ水を淡々と流し続けています。




 毎年水不足の叫ばれる都市部の夏、そんな都会へ山々は豊かな水を供給しています。
よく、山が荒れたから水が不足するとか、洪水が出るとかいいます。
では緑の山はどうして水不足や、洪水を緩和できるのでしょう。
広葉樹林は山全体に落ち葉をため込みます、そして長い年月をかけて腐葉土となり、
最終的に土に帰ります。その過程で厚くつもった落ち葉が堆積しますが、落ち葉と落ち葉の間には
わずかな空間ができます。この空間に降ってきた雨水が浸透し、蓄積されます。
大雨の時には大量の水分をこの空間で受け止めて一気に流れ出すのを防止することから、
洪水を防ぐことになり、反対に渇水時には蓄積されている水分が徐々に流れ出るので、
大雨でも渇水時でも一定量の水分供給することができます、ちょうど、ダムのような
働きをするわけです。緑の山が大切といわれているのはこんなところにもあります。
広葉樹林は特にその働きが大きく、奥三河の山林は重要な役目を持っているとともに
大きな期待もされています。