釈尊の誕生日 花祭りをお祝い致します 合掌

 自然は間違いなく、桜、桃、菜の花ときれいな花を咲かせて春の到来を告げています。平素の皆様のご厚情に感謝すると共に、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻をお願いいたします。また皆様のさらなるご健勝、およびご活躍を期待いたします。
 佐藤第二病院から産婦人科がこの4月独立して、残った病院の管理者を仰せつかり、雲の上の生活に近い状態からまた、下界に戻ったような生活になろうとしています。しかし、仏教の学びを大切にして、その心をもちながら職員の協力を得て病院運営に取り組んでいきたいと思っています。
 仏教の会座を通していろんな人たちとの交流をたまわり、仏教の教えの流れに預かる不思議さを感じています。また、歳を重ねるに従い仏教の教えの深さを感動をもって受け取らせて頂くことで、師との出遇い、そして仏教、特に浄土教との出遇いを喜んでいます。しかし、まだ仏教の学びをさらに進めたいと思うと同時に、迫り来る老・病・死は私に何を教えようとしているのか興味しんしんで歩む勇気をいただくことです。今後は、さらに仏教、そして先輩方の求道の歩みを尋ねて行きたいと思っています、南無阿弥陀仏。

 現在定期的な会座を9カ所(大分市コンパルホール。大分市光西寺、別府市生涯学習、別府市善正寺、国東市浄念寺、浄隆寺、宇佐市円徳寺、中津市正行寺、中津市生涯学習大学)、不定期な会座を豊田市善宿寺,宍粟市明源寺で共に学ぶご縁をいただいて、取り組んでいます。長野県の飯田女子短大での「ビハーラケア論」の講義を前期。後期は名古屋の同朋大学で「社会福祉」の講義を仏教的な視点から担当しています。佐賀大学の緩和ケアの一コマの講義と、宮崎大学の生命倫理の講義も二コマ、そして今年から大分大学でも講義の機会をいただくことになりました。
 医療と仏教の橋渡しの教科書を作る夢を持っていますが、まだ準備状況が続いています。大分合同新聞の文化欄に隔週に「今を生きる」と題して書かせて頂き四年目を迎えました。
 一昨年からは年賀状を止めて、釈尊の誕生日、花祭りのご挨拶で年賀の挨拶に代えさせていただています。合掌
 仏暦2550年(H19年)4月8日

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