一条「起立、着席」
玲「一条・・・座ってどうする・・・」
一条「じゃあ、改めまして・・・礼・・・」
ベッキー「今座ってるんだが・・・まあいいや、みんな、また明日な。」
姫子「ベッキーこれからデートしよーっ!」
ベッキー「あー、うざい、離せ姫子、先生だぞぉ」
都「本当に姫子はベッキーが好きね」
姫子「うん、だーいすきー!」
まあこんな感じで、いつもどおり帰りのHR(ホームルーム)が終わる
くるみ「じゃーねー、ベッキー」
ベッキー「おう、また明日な!遅れず来いよっ」
姫子「ベッキーばいばいー」
ベッキー「あーもう、姫子毎回毎回だきつくなー」
いつもどおりにさよならの挨拶をして、帰り行く生徒たち
この日、恐ろしい(?)体験が姫子とベッキーに起こるだなんて・・・
誰も予想できなかっただろう
≪事の発端は宇宙から≫
部下「どうしたんですか艦長」
艦長「ぬおおおおおおお!!ゴホ、ゴホンッ・・・」
【ポンッ】
部下「・・・いまポンッって2つのカプセルが目の前に出てきましたが
それはなんでしょうか?」
艦長「これは、マトリッ○ス体験セットじゃ
名前の由来は知らんが、要するに夢を操作できるそうじゃ」
部下「私たちがこのように行動を起こすと大体宮本さんに迷惑を
かけることになるというのをまだ自覚・・・いえなんでもありません」
艦長「まあ・・まあ・・・わしも学習能力がないわけじゃない
これは細心の注意をはらって、ゴホ、ゴホンッ・・・うおっ」
艦長はそのカプセルを落としてしまう
部下「うわあああああああ!」
艦長「速く拾えっ!!」
部下「といわれてもこの宇宙船が傾いているので
どんどんところがっていきます
その先にはっ・・・ああっ!
地球へとつながる通気口がありますっ」
艦長「いそいで閉めろ」
部下2「閉めると10分間私たちが呼吸できなくなります」
艦長「それでもかまわん、艦長命令だっ」
部下2「3・2・1・・・・閉まりました」
艦長「ふぅ・・・カプセルは・・・残っているようじゃ・・・」
部下「まったく・・・しっかりしてください、艦長」
艦長「のおほ・・・すまんかった」
部下「ってああっ!」
艦長「どうした?」
部下「これは艦長の風邪薬です」
艦長「なんじゃ・・・ということは・・・地球にいっちゃったのか・・?」
一同「(・・・・冷静に判断しないでください)」
≪そのころ学校では・・・≫
(UNOプレイ中)
くるみ「あれ?ベッキー筆記用具忘れてる?」
玲「ほんとだ、これじゃあベッキー困るんじゃないか?」
姫子「あ、じゃあ私届けてくるー」
玲「姫子、ベッキーの居場所わかるのか?」
姫子「だいじょうぶ〜私とベッキーはつながってるからっ
それじゃあいってきまーーす」
都「・・・元気ねぇ・・・」
姫子「あ、ベッキーだっ!
ベッキーっ!」
ベッキー「お、姫子、まだ帰ってなかったのか?
どうしたんだ?」
姫子「あのね、ベッキーわっすれものー」
ベッキー「お、ありがとう姫子
これがなかったら今日中に仕上げないといけない論文ができないところだったよ
わざわざありがとな、姫子。」
姫子「マホーっ、ベッキーの笑顔かわいぃー。じゃあ感謝の気持ちはハグしてあらわして」
ベッキー「あーん、もう離せっ!先生だぞぉ」
【パクッ(姫子の口に青いやつ、ベッキーの口に赤いカプセルが入る)】
ベッキー「なんか空から降ってきたものが入ったぞ」
姫子「きっと宇宙からの・・・」
【パタッ・・・】
2人とも倒れてしまう
≪宇宙≫
艦長「ドンピシャじゃないか。」
部下「感心している場合じゃないですよ艦長
大体あれを飲み込むとどのような事が起こるんですか?」
「マトリッ○ス体験セット」 このたびは弊社の「マトリッ○ス体験セット」をお買い上げいただき まことにありがとうございます。 ご使用方法と使用上の注意を書いた紙を同封させていただきましたので そちらのほうをよくごらんになった上でご使用ください (以下略) 「ご使用方法」 お客様が脳波センサーをつけ、念じることでカプセルを生み出すことができます カプセルの効力は脳波センサーをつけた方の念力の強さに比例します カプセルは同時に赤いカプセルと青いカプセルが作られ 赤いカプセルはマイナス、青いカプセルはプラスの意味を持った夢を 体験することができます。 青いカプセルを飲んでいる間に赤いカプセルを飲んだり、 赤いカプセルを飲んでいる間に青いカプセルを飲み込むことで 夢体験は終了します 「使用上の注意」 かならず本品を使用するときは2人以上でご使用ください カプセルを飲んでいる方は自力で復帰カプセルを飲むことができません 復帰カプセルを飲まないとその方は永遠にその夢の中をさまよい続ける ことになるので、ご注意ください 本品によって生成されたカプセル2つを別々の人が飲むようなことは絶対しないでください 夢は無作為に選択されるカプセルの製造ナンバーで管理されています 万が一別々の人が飲んでしまえば、同じ製造ナンバーのカプセルを飲ませる以外に 復帰させる方法がありません (なお、カプセル2つをそれぞれ別々の2人が飲んだ場合2人とも同じ夢をみます) お子様の手の届かないところにおいてください その他、お困りのことがありましたら・(以下略) |
艦長「どうもなにも・・・やっちゃったことは仕方がない・・」
部下「そうじゃなくて・・・っ!!」
艦長「とりあえず、深呼吸ができるようになってから対策を考えよう」
一同「(・・・どこまでもマイペースな人だ・・)」
≪夢の中≫
ベッキー「・・・ここは?」
見慣れない景色の中にベッキーはいた。そしてその隣に姫子が倒れている
ベッキー「おい姫子、しっかりしろっ!」
姫子「・・・ベッキー?」
ベッキー「なんだかわからないけど私たちはいつのまにかこんなところに連れてこられたようだ」
姫子「もしかしてベッキーの2人だけ」
ベッキー「わからない、ほかも探ってみよう 本当は二手に分かれてさがしたほうがいいかもしれないけど・・・」
姫子「よし、ベッキーいっしょにみんなを探そうか」
ベッキー「うんっ!」
≪宇宙≫
部下2「通気口の開放が完了しました」
艦長「よし、対策を考えるか」
部下「といってもなにか手があるんですか?艦長」
艦長「ないといったらどうするんじゃ?」
部下「大丈夫です、もともと無いと思っていますから」
艦長「この説明書にあるとおり、同じ製造番号のカプセルをつくらなくてはならない
もうこうなったら手当たり次第カプセルをつくっていくぞ」
部下「それはいいですが先ほどのカプセルの製造番号はわかっているんですか?」
艦長「わかっておる、841020番じゃ。わしを誰だと思っておる」
一同「(・・・そのように思うなら毎回毎回ミスをしないでください・・・)」
部下「このままだと厄介なことになりそうですから一度2人を安全な場所に移しましょう
といってもこの部屋はだめですから、地球からこの隣の部屋へ転送しましょう」
艦長「ああ、頼んだ」
・
・
・
部下「転送、完了しました」
艦長「とはいっても、長時間地球から姿を消していると厄介なことになるから
急ごうじゃないか」
部下「はい」
艦長「宮本さん、いい寝顔して・・・われわれが全力をあげて助けてあげるからねー。」
一同「(・・・こうしたのは艦長ですがね・・・)」
≪夢の中≫
姫子「べっきぃ・・・だれも居ないね・・・」
ベッキー「奇妙だ・・・音は聞こえるのに誰も居ない」
姫子「あ、あっちに街がみえるよっ!」
・
・
・
ベッキー「ニシン?」
姫子「ソーラン節・・?」
なぜかニシンがバイクを爆音で運転している
暴走族のような感じだがパラリラパラリラの代わりにソーラン節を流している
ベッキー「奇妙すぎるぞ・・・」
姫子「あはっ、奇妙でおもしろいかもーーー」
ベッキー「あ、姫子、飛び出すとあぶな・・・姫子ーーーーー!」
バイクにはねられた・・・と思ったが、相手はニシンだったのでなぜか跳ね返した
ベッキー「はぁ・・・びっくりした・・・」
ベッキー「・・・なんかすごくいやな二文字を見た気がする」
姫子「一条連合・・・ここは一条さんのおうちなんだっーーー!!」
ベッキー「絶対、ちがう。」
一条「はい、ちがいます
わたしのおうちはもっと広いです」
ベッキー「一条っ!!」
一条「おっと、出すぎた真似を・・・さようなら宮本先生・・・」
姫子「一条さん消えたよっ!!」
ベッキー「もはや・・・何もわからん・・・」
≪学校≫
6号「姫子さん遅いですね」
玲「ベッキーだってそんなに遠くは行ってないだろうし・・・
もう1時間以上経過している
みんなで手わけして探しにいこう
私と都は校舎内を
くるみと6号と、一条・・・は居ないか・・・は、下駄箱付近を中心に」
都「わかった」
くるみ「了解っ!!」
6号「了解です」
≪夢の中≫
姫子「だいぶ歩いたけど誰もみあたらないね」
ベッキー「一条の像とか、あんまり見つけたくなかったものを見つけたがね・・・」
姫子「・・・ベッキー、ここはどうかな?」
ベッキー「・・・できれば避けて通りたかったけど・・・」
目の前にはどう考えても入ってくれというようにアピールする建物があった
入り口には「秘密の入り口」だの「隠し扉」だの「大ヒント」などと書いてある
どうみても罠なわけだが
ベッキー「もうここしかないよな・・・」
姫子「じゃあいこーーべっきーまっすぐにGOだー!!」
ベッキー「あー、走るの速いー」
姫子「Go!!・・・あれ?足に感覚ないよ?」
ベッキー「ということは・・・床が・・ない?」
ベッキー「うわあああああ」
姫子「マホーオーーー」
・
・
・
ベッキー「あれ・・・生きてるぞ?」
姫子「ほんとだ、きっと奇跡だ
神様はいたんだよっ!!」
ベッキー「もしいたら、私たちがこんなところにいないともおもうけどな・・・」
姫子「じゃあ前にすすもっかーー」
ベッキー「そうだな、ここにいたってしょうがないし・・・でも怖いから・・・
手つないでてほしいんだけど」
姫子「オッケーッ」
≪学校≫
玲「こっちにもいない・・・
都、3階にベッキーたち居たか?」
都「ぜんぜん」
玲「あ、6号、くるみ、姫子たちは?」
6号「それが・・・靴はまだあるみたいなので、かえっては居ないようです」
くるみ「ベッキーも帰ってないみたい」
一条「姫子さんたちを見ましたよ」
玲「一条、どこにいたんだ!?」
一条「夢の中です。」
一同「・・・・」(信じてない)
玲「まあ何を言っても仕方がない、まずは姫子達がどこへ消えたのか考えよう」
都「もしかして・・・駆け落ちとか?」
玲「都、それはありえ・・・なくもないかもしれない」
都「姫子ベッキー大好きだったからね」
一条「この筆箱紛失をきっかけに・・・」
くるみ「もしかして2人とも誘拐されたんじゃないの?」
玲「ばか、そんなのありえるわけないだろ
第一ここは学校だよ?」
都「そうだよくるみ。少しいい線いってたかもしれないけど」
6号「もしかしたら宮本先生が開発した薬とかで2人とも透明人間に」
玲「ありえるかもしれない、とりあえず至急ベッキーの研究室へ」
くるみ「・・・ついていけない・・・私の意見が一番近いと思うんだけどな・・・」
≪夢の中≫
ベッキー「はぅはぅ・・・暗い・・・じめじめするぅ・・・なんかいたー・・・」
姫子「ベッキー光だ、向こうに光があるよ」
ベッキー「なんでもいいから、これなんとかしてくれっ・・・
痛っ」
姫子「どうしたのベッキー?」
ベッキー「足くじいたー」
姫子「じゃあやすんでいこっか」
ベッキー「でも止まるのもやだーーーだから歩くーー」
姫子「はい、ベッキー」
ベッキー「えっ?」
姫子「足くじいて痛いと思うから私がおんぶしてあげる」
ベッキー「えっいいよー」
姫子「だめっ、ベッキーをおんぶしていくの」
ベッキー「・・うん」
姫子「もうすぐだからがんばろうっ!!」
ベッキー「うんっ!!」
・
・
・
ベッキー「重くないか・・・?」
姫子「だいじょうぶ〜」
なんかあったかい・・・
別に背中が大きいわけでもなく、物理的にあったかいわけでもない
だけど足をくじいた自分を率先しておんぶしてくれた姫子の背中はとてもあったかい・・・
そう感じていたベッキー
ベッキー「・・・ありがと・・・」
≪宇宙≫
部下「ぜんぜん合いません」
艦長「まだでないのかっ!!」
部下「1個生成まで4秒かかります
この空間を特殊制御で地球の1分の間に6時間過ごせるように設定してありますので
地球時間で1時間半程度、約500000回の試行を繰り返していますが
惜しい番号はあってもまったく一致するものが出てきません」
艦長「もっと制御できないものか?」
部下2「この技術は【精神と時の部屋】という部屋の技術を応用して作られています
それ以上の長さにすることはできません」
艦長「そうか・・・
待っててくれよ、宮本さん、姫子ちゃん・・・必ず我々が・・・」
一同「(・・・だからそんなこと言ってる暇があったら手伝ってください)」
≪夢の中≫
ここのところ数日徹夜作業で論文を書いていたベッキーは姫子の背中で安心したのか
眠りに落ちてしまう
姫子は光の所へたどり着く
そこには「最後の階段」と書かれた看板と、300段ほどの螺旋階段
姫子はベッキーを起こして上ろうとしたが、ベッキーはすっかり眠ってしまっていたので
「私がベッキーを守る」と宣言した後、ベッキーをおぶったまま階段を上り始めた
一応は夢の中ということから、体力の値は通常時よりも高い
そんなわけで、ベッキーを背負いながら登ることができるのだ
・
・
・
だが、人間の心理というものは強い
疲れていなくても「疲れた」と暗示しているだけで本当に疲れたような気がする
これは、できるできるといわれればできるようになるというような「プラシーボ効果」であるが
こんな心理学的言葉も侮ってはならない
夢の中で体力がたくさんある状態の姫子も、残り十数段でバテてきたのだ
姫子「マーーホーーーマーーーホーー・・・(息を吸ったり吐いたりの擬音)」
きっと、安心感もあったかもしれない
もうすぐゴールという安心
それがまた疲労を倍増させていた
そんな時ベッキーは起きる
姫子のバテ具合が半端じゃないので
「どうした姫子」と聞くが答えられる状態じゃない
階段を上っているということから、推理し、後ろを向くと・・・
ベッキー「まさか姫子がここまで・・・!」
驚くというか、なんていうか、言葉として表現できないような気持ちだった
残り6段・・・というところで姫子は力尽きる
階段をふみはずして、倒れそうになる、
ベッキーはその一瞬前に下りて、足の痛みを感じながらもその痛みを耐えながら
姫子が倒れないように支えようとする
ただ、足の痛みがあったのと、勢いがあったことから、支えられず、2人とも落下しはじめた・・
・
・
・
はずだったが、助かっていた
姫子とベッキーは明るい、暖かい部屋にいた
そして、目の前に、夢の精霊と名乗る女神のような人がいた
精霊「私は夢の精霊
あなたたちのこれまでの行動に感動して現われました
ゆえに、あなたたちに今の状況をお教えしましょう
あなたたちは夢を操作する薬によって、眠らされています
あなたたちは対となる薬の片方ずつを飲んでしまったため
現実世界へと帰還するのがとても困難となっております」
ベッキー「夢を操作する薬って・・・あの時上から降ってきたやつのことか」
精霊「たぶんあなたたちの言っているものがその【薬】なんでしょう
何者がどのようにしてあなたたちをこのような境遇にしたのかは
わかりませんが・・・」
ベッキー「これはどうしようもならないのか?」
精霊「どうしようもない・・・というわけでもありません
ひとつだけ方法があります
私はあなたたちの行いに感動したので、特別にお教えしましょう
それぞれ2人が所持する夢を操作する薬のながれを
循環させればいいのです」
ベッキー「つまりどういうことだ」
精霊「要するに・・・キスすればいいのです」
ベッキー「キス?」
姫子「マッホーじゃあいっくよーー」
ベッキー「あー、姫子!!」
ベッキーの頬にチュッっと、
精霊「いいえ、頬にではありません
わかっているとおもって省略したのですが
このキスとは口と口のことです」
姫子「マ゛!」 姫子も少し固まった
たしかに姫子はベッキーが大好きだが、
口と口のキスはなんとなくタブー的な・・・そう、ベッキーがいいっていうまでしない
というような、個人的ルールを設けていたのである
そんなわけで、少しためらう
ベッキー「それ以外に方法はないのか?」
精霊「はい、それだけです」
笑顔であっさり言う自称夢の精霊
ベッキーは少し悩む
キスとは神聖なものというイメージがあって、
まあ、好きな人とする事が普通というわけである
だからといって姫子が嫌いかというとそういうわけでもない
自分が一人でいたくないと思えば一緒にきてくれて
怖いとおもったら手をつないでいてくれて
足をくじいたといえばおぶってくれて
寝ていたら文句も言わずに階段をのぼってくれて・・・
そんなことを考えていると歩いている途中の
「ベッキー絶対一緒に帰ろうねっ!!」という言葉を思い出す
いま、頼れるのは姫子しかいなかったこともあるが
ベッキーにとって姫子がとても大きくみえた
だからこそベッキーは、拒むことを・・・しようとしなかった
・
・
・
「私・・・はじめてなんだからな・・・」
「1回だけだぞ・・・」
「姫子・・・きょうはありがと・・・」
なんだかんだいってキスは二人ともはじめてで、どうすればいい
というようなことはうまくはわかっていない
だけど目を閉じ手・・という手順だけはわかっていた
最後に「姫子・・・絶対一緒に帰ろうな・・・」と
間隔は50cm、40cm、30cm、20cm・・
【プツン・・・】
艦長「成功か?」
部下「はい、脳波は安定し始めました
あと数分後には目を覚ますかと」
艦長「ご苦労じゃった」
部下「もう艦長、あまり変なものは買わないでくださいね」
艦長「すまなかった・・・」
反省する艦長
部下「わかってくださいよ・・・
何を言っても私たちは艦長のところにいたいんですから
解雇とかされたら悲しみますよ」
艦長「・・・ごめんな・・・私がこんなにドジを踏むばっかりに・・・」
部下「いえいえ、私たちだって艦長に助けられていることはたくさんありますから。
問題が解決したことですし2人を地球に転送しなおします」
≪学校≫
【ドンッ】
玲「ベッキーっ!!、姫子っ!!」
ベッキー「・・・いたたたた・・・」
姫子「あれ?ここは?」
玲「無事だったのか?」
ベッキー「あれ?」
姫子「私?私は元気ーーーーーっ!」
玲「まったく人がどれだけ・・・」
くるみ「いま2人とも絶対突然あらわれたよね」
玲「なに驚いてるんだくるみ、まあ2人とも帰ってきたんだからいいじゃないか」
都「そうよ、現われた場所なんて関係ないじゃない」
くるみ「・・・絶対違う・・・」
ベッキー「なんか夢の中に居たような」
姫子「私もーーーー夢の中にベッキー出てたーーー」
ベッキー「勝手に出すなーーー・・・でも考えると私の夢にも姫子がでてたような
でもよく覚えてないんだよな・・・」
一条「二人とも同じ夢を見ていたんですよ」
玲「そんなわけ・・・」
都「だったら楽しいかもしれないけど」
『あの夢のことは、記憶操作によって消されて・・・』
姫子「やっぱり夢の中のベッキーより生のベッキーのほうが100倍かわいいーーー」
ベッキー「生ってなんだー、というか、くっつくなーーっ先生だぞっ!!」
『ほとんど覚えていないかもしれないけど』
ベッキー「あー、いけないっ、今日までの論文があるんだった」
都「もう7時よ。」
ベッキー「危ないかもしれない・・・みんな、また明日なっ」
姫子「ベッキーじゃーねっー」
6号「さようなら、宮本先生」
『みんなでニコニコ笑ってすごす楽しい日々を』
玲「さて、少し遅くなったがバイトいくとするか」
姫子「じゃあ私もバイトいくー」
玲「姫子はバイトしてないだろ」
姫子「あっそっかーっーー!!」
『失いたくないという気持ちは』
ベッキー「そうだ、すっかり忘れてた」
都「どうしたのベッキー」
ベッキー「明日、テストやるからしっかり勉強しとけよっ」
姫子「いきなりなんてひどいよーベッキー」
ベッキー「前日に言ったからいきなりじゃないぞ」
『強まった・・・そんな気がするようなしないような』
♪ 涙でぬれちゃう月のように 恋は白いブランコ
不思議な乙女心よ〜
(脳内)声の出演 1年C組 レベッカ宮本 : 斎藤千和 片桐姫子 : 折笠富美子 橘 玲 : 雪野五月 一条さん : 野中藍 上原 都 : 堀江由衣 桃瀬くるみ : 植田佳奈 鈴木さやか/6号: 阪田佳代 エイリアン艦長 : 麦人 エイリアン部下 : 杉田智和 夢の精霊 : 沢城みゆき |