シャナは腰につけていた最高級のメロンパンのかけらをマージョリーにあげました
・・といっても別にマージョリーがメロンパンを好きなわけではないので、特に変化はありません
しょうがないので、そのまま進んでいると、猿(佐藤)ときじ(田中)と出会いました
とはいっても彼らは犬(マージョリー)の手下であったため、誘うことはできません
悠二「え、ボク?」
シャナ「しょうがないじゃない、一応原作では私と戦ってるんだから」
悠二「とはいってもボクはおじいさん役だから足腰もつよくないし・・
家で待ってて宝をもって帰ってきた桃太郎をほめ・・」
シャナ「うるさいうるさいうるさい、つべこべいわない、私についてくるのっ!」
悠二「はいはい・・・」
そんな姿を柱の影から見ていたおばあさん
一美「偶然だよね・・・でも・・・やっぱりゆかりちゃん・・・坂井君のこと・・」
まあそんなわけで、おじいさんとシャナが鬼退治に向かいました
おじいさんは、0時になると深夜徘徊をするという「零時迷子」という特徴をもっていました
まあそんなおじいさんですが、鬼退治へ向かう途中途中、鍛錬を繰り返していくことで
少なからず能力を会得して行き、スーパーおじいちゃんとなりました
さて、そんなこんなで、いつのまにか鬼ヶ島に到着しました
シャナ「どうやら鬼が島に到着したみたいね」
悠二「これからどうすればいいんだ」
鬼「さすが、桃太郎、やっぱり来たようだね」
シャナ「お前は!」
青鬼「そう、私は青鬼(フリアグネ)・・」
赤鬼「ご主人様、やっぱり桃太郎きましたね」
青鬼「だが、誰が来ようと関係ない、ふっ・・
赤鬼(マリアンヌ)、われわれは永遠なんだから」
赤鬼「ご主人様・・・この役に不満は無いのですか?」
青鬼「不満・・・赤鬼が人形じゃなく実体化している時点で私は満足さ」
赤鬼「ご主人様・・・」
シャナ「なんか気持ち悪い・・・」
悠二「シャナ、後ろだっ!!」
はっ!!
青鬼「せっかく不意打ちで片付けてあげようとおもったのに
やれやれ・・・君はよほど私につかまりたいようだね」
シャナ「うわあああああああああ!」
青鬼「こいつは面白い、桃太郎が剣をとめるとは
おじいさんをかえしてほしければ、追ってくるがいい
最高の舞台を用意して待ってるよ」
悠二「・・それは止めるでしょ・・・?」
青鬼「ふふふ・・・はははは」
おじいさんはつかまってしまいました
シャナと鬼との体格差はおよそ20倍ほどあるので、普通に戦ったら勝てるわけがありません
鬼の居る場所はわかっています、だから、夜中に不意打ちをつくことができます
ただし、おじいさんがつかまっているので、下手に屋敷を燃やしたりすると、おじいさんまで
燃えてしまいます
シャナ「・・・」
【ゴーン、ゴーン、ゴーン】
シャナ「これはっ!」
シャナはひらめきました。
そして12時の鐘のあと、5分後、シャナは鬼の屋敷へと不意打ちをかけることにしました
それによって鬼はあっさりと倒され、鬼のいた屋敷は燃えてしまいました
おじいさんもいたんじゃないかって?
その心配はありません
悠二「シャナーーーーー!」
シャナ「悠二、やっぱり外にいたんだね」
そう、彼の体内には零時迷子、0時になるとともに深夜徘徊をするのであって
この屋敷にはいなかったのです
こうして、悪い鬼たちを倒して、シャナとおじいさんは家に帰りました
悠二「ぜんぜん臨場感の無い戦闘になっちゃったじゃないか」
シャナ「いいじゃない、倒したんだから」
悠二「そうだけどさ・・・」
シャナ「活躍したから・・・ごほうびあげる・・・」
悠二「えっ・・・」
悠二は勘違いしめをつぶるが、
シャナ「何してるのよ、はいこれ。」
と、シャナは腰につけていた極上メロンパンを悠二にあげました
まあこうして、平和な日々が戻りました
一美「私負けないから・・・今日から2回戦スタートだもん」
シャナ「何よ、悠二を連れて帰ってきたときはないてお礼言ってたくせに」
一美「だからあれが一回戦、お互いがんばろうねっ」
シャナ「私だってまけない、負けないんだから」
第2話:シンデレラ(ツじゃないよ?)
追記:本家小説の灼眼のシャナ0にシンデレラの話があるみたいですね
小説のほうはまだ5巻で止まっているという状態なので全く知りませんでした・・・
とはいえどまあ、ストーリー的にはほとんどちがうとの事なので、
そのまま残しておきますね
真竹「一美、まだ埃がのこってるじゃない」
シャナ「吉田一美、しっかり掃除してよね?」
マージョリー「これだから困るのよね、掃除ができない子は」
シンデレラ(一美)はなんとも恵まれない家庭にいた
若くして両親をなくし、そのあと別の家に引き取られたが
その家がひどかった
義姉(1が真竹で2がシャナ)は人使いが荒く、義母(マージョリー)もまた、
まるで汚いもの扱いするのである
その度にしくしくと夜泣いているのであった
そんなある日、こんな知らせが届いたのです
「天下一舞踏会が開かれます」
これは、某七球で願いがかなう漫画の大会ではなく、天下一は単なるネーミングで
実際には王子様を含めたたくさんの貴族が招待される舞踏会である
女性枠での参加は自由で、王子様が気に入れば玉の輿なんてこともありえるわけです
そんな話を聞きつけて義姉や義母は参加のためにせっせと準備しているのです
真竹「一美、私たちでかけてくるから、その間にこの館をぴかぴかにしておきなさい」
シャナ「そうよ、王子様が来ることになってこんな汚かったら恥ずかしいじゃない」
まあそんなわけで、シンデレラは家で掃除をすることになりました
一美「私も舞踏会にいきたかったな・・・」
そう嘆いていると、目の前に魔法使い(カムシン)とねずみが現れました
カムシン「あなたは知っているのですか?」
一美「えっ・・・?」
??「おお、不幸そうなオーラがばんばんでておる」
一美「今のは?」
カムシン「ああ、申し送れました・・・私は魔法使い、カムシン
そしてこのねずみは」
ベヘモット「わしはベヘモットじゃ」
一美「・・・」
カムシン「あなたは舞踏会にいきたいのですね
協力しましょう、ではねずみとかぼちゃをもってきてください」
シンデレラは冷蔵庫から日本産のかぼちゃと、さっきいたねずみをつかまえてもっていきました
ねずみ「なにをしておる、わしはベヘモットじゃ、ねずみではない」
カムシン「よろしいでしょう、これからこのものたちに魔法をかけます」
魔法使いが魔法をかけると、かぼちゃは馬車に、ねずみはそれを動かす馬になりました
一美「でも私・・・ドレスもなにも・・」
魔法使いが魔法をかけると、シンデレラはきれいなドレス、きれいな靴を履いていました
カムシン「これで舞踏会にいけますね、ただ注意してください、
この魔法は12時になってしまえば解けてしまいます。
絶対にその前に戻ってきてください」
シンデレラは魔法使いにありがとうございます、ありがとうございますと何度もお礼をいって
舞踏会へ向かっていった
シャナ「なかなか現れないわね、王子様」
真竹「ほんと、なにやってるのかしら」
カクテルグラスに葡萄ジュースを注ぎ、食事をしながら話す二人
そんななか、王子様(悠二)とその周りに数人の貴族(佐藤やら田中やら)がやってきました
シャナ「べつに王子様と踊りたくてきたわけじゃないんだから・・・」
といいながらも王子と踊りたい者がいたり
真竹「私はその隣の人(田中)のほうがいいかな」と顔を赤らめてる人がいたり
田中は真竹のところにやってくる、
真竹「ドキ・・・ドキ・・・」
とみせかけて、真竹の前を通過し、マージョリーの前へ
田中「どこまでもついていきます」
佐藤「先に俺におどらせてくれ」
真竹「ちぇー・・・かっこよかったのに」
悠二「あのかたと躍らせてください」
王子が指差した先にはさきほど到着したシンデレラがいた・・
義姉や義母ですら気づかないぐらいきれいな姿になって
シンデレラはおどおどしながらも楽しく王子と踊っていた
しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの
シンデレラは時計を見るのを忘れていました
ゴーン・・ゴーン・・少しだけ進んだ時計が12時を知らせる鐘を鳴らす
一美「私帰らなきゃ・・・」
悠二「まって吉・・・じゃなくてお嬢さん」
一美「12時になっちゃう・・・12時までに帰らないといけないの」
シンデレラはかけあしで階段を下りていく
カタッ・・・
ガラスの靴をおとしてしまう
だけどそんなことを気にしている余裕が無かった
もし魔法が切れたら私・・・また薄汚い姿に・・・
カムシン「間に合ったようですね・・・」
一美「すみません・・・遅れそうになってしまって」
カムシン「間に合えばだいじょうぶです
ではこれで」
シンデレラの魔法はとけ、いつもの姿になっていました
その数日後、王子はあの日舞踏会で踊った人が忘れられないと、告知を出しました
「あの日舞踏会で踊った人をお嫁に迎える」と。
ただ、「名乗り出ること」とすれば、何人も別の人が名乗り出てしまいます
そこで、彼女が残していったガラスの靴をもって王子自身が回りにいきました
「この靴を履けたひとは、あの日の人です」と
数十件まわるも、誰もぴったりにおさまるひとがいません
そうしているうちに、シンデレラの家にやってきました
マージョリーや真竹はそれといって王子に興味がなかったので辞退
シャナがはいてみました
シャナ「あの日踊ったのは私よ」
王子「はい、残念でした」
シャナ「あの日から足がちいさくなったのよっ!」
王子「そんなにいきなり靴のサイズがかわるか?」
シャナ「うるさいうるさいうるさいっ!かわるったらかわるのよ!」
とまあ、結局、その時の口論がきっかけで、王子がシャナに少し興味をもち
この人でもいいかも・・と思い始めてしまいます
そんな姿をみていて、耐えかねたシンデレラは
一美「ゆかりちゃんはずるいよ!!
ゆかりちゃん、あの時踊ってないんでしょ
それなのに踊ったようにして・・・
なのになのに私よりずっと気軽に話してて・・・
ずるいよ!!」
シャナ「関係ないっ!!」
一美「ゆかりちゃん、うそついてるじゃないっ!」
シャナ「なんでお前にそんなこと言われなきゃならないのよ」
一美「言う資格あるもの
私があの時王子様と踊ったんだからっ!」
シャナ「っ!!!!」
そんなこんなで、王子とシンデレラと義妹2の三角関係がはじまった
お ま け 1:北斗の拳
シャナ「鍛錬はじめるわよ」
悠二「シャナ、いきなりすぎるよ・・・
これ日本昔話だし・・・
北斗の拳って昔話だったっけ・・・?」
シャナ「うるさいうるさい、なんでもいいのっ
はーーーーーっ!」
悠二「・・・?」
シャナ「アチャチャチャチャチャチャチャチャ
チャチャチャチャチャ
ホアッチャーっ!!!」
・
・
・
シャナ「お前はもう死んでいる」
悠二 「うん・・・もうトーチだから・・・」
♪ よーあけ うまれ くるものよ
けーっして みうしなわないでーーー