(設定=本編1章)

8月3日


3人で水泳に行ったとき、茜ちゃんに負けまくっている状態である


茜「私、ジュースもカキ氷もヤキソバも焼きとうもろこしももう食べられないんですけどぉ」

ああ、おかげで、俺の財布は軽くなっていく一方だ

だがな!

くっくっくっ・・・

お前はすでに俺の策にはまっているのだよ!

孝之「つうわけで勝負だ!」

孝之「たいした自信じゃないか茜君・・・どうだね、次の勝負、遙との1日デートをかけようじゃないか?」

茜「・・・別にいいですけど、どうせなら、お姉ちゃんとのキスもかけましょう」

遙「あ、茜・・・あのね・・・」

茜「だーめ、お姉ちゃんの頼みでも、わざと負けるなんてできないの・・・」

遙「・・・どうしても?」

茜「どうしても」

遙【茜が勝ったらどうするんだろう・・・?】

孝之「言わせておけ遙・・・次に勝つのは俺だ!」

遙「う・・・うん」

速瀬「あ〜あ、うまいことのせられちゃって」

孝之「フッ。さすが速瀬。わが勝機・・・見抜いておるわ」

速瀬「あのねぇ・・・のせられているのは孝之だよ?」

・・・オイ!

いや、やってみないとわからないじゃないか?

どうみたって、先にスタミナが尽きるのはあっちなんだよ!

遙とのデートとキスがかかってるんだよ!遙との!

速瀬「茜、いい加減許してあげなよ」

茜「は〜い。それじゃあ、そろそろ本気で泳ごっかな」

孝之「・・・よしっ、俺もやってやろうじゃねーか」

速瀬「まあいいけどね」

茜「はいはい、何度やっても無駄だけどね」

速瀬「あの娘、一応記録持ってるから」

孝之「そんなの知るか」

茜「これ終わったら、水月先輩、勝負してください」

速瀬「いいよ。じゃあ、さっさと終わらせて」

茜「は〜い」

孝之「ふっふっふ、俺を怒らせたらどうなるか?」

速瀬「無駄だと思うけどね・・・Leady・・・GO!」

ザパーン

速瀬「は、速い・・・」

遙「えっ・・・?」

ザバザバザバザバ・・・

孝之「よしっ」

茜に10m以上離してゴールする

速瀬「えっ?えっ?」

茜「ごーる・・・って、えっ?あれ?何で鳴海さんが先に?」

速瀬「わかんない?なんか茜より速く泳いでた
   茜、手抜いてないよね?」

茜「うん、今回は速く終わらせるために本気出したけど・・・」

速瀬・茜「・・・すごい・・・」

孝之「遙、勝ったぞ!」

遙「孝之くーん」

孝之「よしっ、じゃあたくさんこれからデートしような」

遙「うん☆」

速瀬「・・・」

1年後・・


遙や慎二はオリンピック会場(水泳)に来ていた

慎二「いやぁ・・・こんなに早くこの場に来るなんて思ってなかったよ」

遙「うん・・あっ、出てきたよ・・・」

期待の新人である日本人があの白陵柊から出された

慎二「まったく・・・すごいよな・・・」

アナウンス「4コーナー・・・・・・Takayuki,Narumi」

慎二「おっ、孝之だ!がんばれ!!」

遙「孝之くん、がんばって!」

そう・・・あれから、孝之は選考会に出た

孝之の水泳力は遙との愛によって形成されているようで
何かと条件をつければ、なぜか勝つみたいだ

選考会の時には、遙のうちに泊まる

オリンピックの強化合宿を全部がんばれば「遙1日持ち帰り券」

と、いろいろつけて、これまでがんばってきたみたいだ

そして、オリンピック・・・これで優勝すれば今日遙と結婚するという条件をつけた

孝之はもちろん愛の力でここまで来た

予選もトップタイムである

速瀬も、孝之に負けてられないということで、更なる努力を続け
こちらも予選突破である

人々の目は孝之に集まっている

まったく・・・孝之のこと・・・よくわかんねぇ・・・

合図とともに、歓声が上がる

孝之が泳ぎだした・・・

その日・・・孝之は、金メダルと遙の二つを手にした


P.S ちなみに、孝之の記録はこれから抜かれることがなかったとか・・・



―――あとがき―――

いや・・・今度もまったくよくわからない設定です
まあ、一発ネタだからこそ実現したものですが・・・
SSではまあ合理的な設定にはなっているのですが、こっちはハチャメチャです
(ということは大間違いの幸せシリーズって合理的なのか・・・?)
とりあえず、孝之と遙の「愛の力」は、世界の水泳覇者の力にも勝つということですね

まあ、本当にめちゃくちゃです
一発ネタということなので許してください




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