Take2で谷口じゃないからって長門に逃げられたじゃないかって?
Take2ってなんのことかな?きっとパラレルワールドの別の世界でも見てきたんだろう
そんなつっこみを人にしながら、長門の文字を見ていた
いくら「いろいろなことがあって慣れてる」からといえど、
自分の味方がいてくれることがなによりである
少し心細かった気もなんとか回復した
『ああ』
『そっちの時空間とはまだ完全には連結を絶たれて居ない
でも時間の問題。すぐに閉じ込められるそうなれば最後』
・・・・うおっこれは俺の台詞じゃないぞ。
なんで俺の言葉のようになってるんだっ!
YUKI.N > 言葉取られた
『・・・ごめん』
YUKI.N > 涼宮ハルヒは何もないところから情報を生み出す力を(略)
YUKI.N > あなたに賭ける
『何をだよ』
YUKI.N > もう一度こちらへ回帰することをわれわれは望んでいる。
涼宮ハルヒは重要な観察対象。もう二度と宇宙に生まれないかもしれない貴重な存在
わたしという個体もあなたには戻ってきてほしいと感じている
文字が薄れてきた。弱弱しく、カーソルはやけにゆっくり文字を生んだ
YUKI.N > ま た 図 書 館 に
ディスプレイが暗転しようとしていた。とっさにメイド・・いや明度をあげても
無駄だった
最後に長門の打ち出した文字が表示された
YUKI.N > suriping byuthi
長門よ・・・絶対スペル違う・・・(Sleeping beauty)