<涼宮ハルヒの電信Take3>



YUKI.N > みえてる?


Take2で谷口じゃないからって長門に逃げられたじゃないかって?
Take2ってなんのことかな?きっとパラレルワールドの別の世界でも見てきたんだろう
そんなつっこみを人にしながら、長門の文字を見ていた

いくら「いろいろなことがあって慣れてる」からといえど、
自分の味方がいてくれることがなによりである

少し心細かった気もなんとか回復した


『ああ』


『そっちの時空間とはまだ完全には連結を絶たれて居ない
 でも時間の問題。すぐに閉じ込められるそうなれば最後』


・・・・うおっこれは俺の台詞じゃないぞ。
なんで俺の言葉のようになってるんだっ!


YUKI.N > 言葉取られた


『・・・ごめん』


YUKI.N > 涼宮ハルヒは何もないところから情報を生み出す力を(略)


YUKI.N > あなたに賭ける


『何をだよ』


YUKI.N > もう一度こちらへ回帰することをわれわれは望んでいる。
     涼宮ハルヒは重要な観察対象。もう二度と宇宙に生まれないかもしれない貴重な存在
     わたしという個体もあなたには戻ってきてほしいと感じている


文字が薄れてきた。弱弱しく、カーソルはやけにゆっくり文字を生んだ


YUKI.N > ま た 図 書 館 に


ディスプレイが暗転しようとしていた。とっさにメイド・・いや明度をあげても
無駄だった

最後に長門の打ち出した文字が表示された



YUKI.N > suriping byuthi


長門よ・・・絶対スペル違う・・・(Sleeping beauty)





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