この話は、一応「アドヴェンチャー」シリーズの続編ですが
特にそちらを見なくても支障はありません


皆さんは3人娘隊の活躍している世界をご存知だろうか
彼女たちは、地球に現れた怪物たちと戦い、倒していった
そんな彼女たちは、その世界ではヒーローとして銅像までできたぐらいである
とはいえど、その事件で亡くなった人も多く、そんな事件を記憶から消し去りたい
という人もいるわけで、なんともいえないが
それでもその世界では彼女たちは活躍していたのだ

この世界はそうではないのである
あの世界の常識が通用しない
この世界はまったく別の世界なのである
孝之、水月、茜、遙、(慎二)も存在するが、状況は違う
孝之と水月が付き合っており、遙と茜はそれを冷やかしながらも応援している
「あれ?孝之と遙が付き合ってるんじゃないの?」だって?
だから、それは別の世界なんです




遙「地球に怪物が存在すれば」

茜「24時間365日、どこへでも無料でかけつけます」

水月「3人娘隊ただいま参上っ!」


水月たちはなぜか「3人娘隊」という戦隊になっている

衣装はというと、すごいフリフリな格好で・・・

どこかの妹をいきなりプレゼントされた主人公のような適応能力で
テレビを見て30秒でそれが何なのか把握する

隣でお茶を飲んでいた慎二は、いきなり現れた3人をみてお茶を吹いた

あぁあぁ・・・またく部屋を汚しやがって

あとで、水月を冷やかしてみよう

冷やかしたときの反応が見たい、なんとなくそう思ったのだ


さて、これはテレビ番組の演出とかそういうものではない

地球に本当に怪物が現れたのである

東京地区の民放は1つをのぞいて、この話題でもちきりだった

カメラは停止中。声だけが聞こえて、怪物の前に3人が現れている

カメラマンはさっきの攻撃で倒れてしまっている

俺でさえも知らされていなかった、この3人娘隊という存在

怪物の子分(といっても全長2mぐらい)をあっというまに倒すと
ニュースキャスターたちは水月たちを応援している

そう、水月たちは、地球の中で代表に選ばれたヒーローだったのだ



さかのぼること8月24日

水月たち3人は、ある場所に呼ばれたのである

その事実を知ったのは、この戦いが終わってからであり、
そのときの俺には知らなかったことだ

神奈川県の某所に形成された地下の広大な空間でそのことは話された



「君たちには地球を守る素質があるようだ」

いきなりこのようなことを言われると、この人頭おかしいんじゃないの?
というような感じである

いきなり、重要事項ということで地下の研究組織に呼ばれたと思えば、
こんなことを言われた

3人はあきれるばかりであった

そんな時そこにいた一人が、大画面に在る映像を映し出す

この映像はどのようにして手に入れたのかは謎だ
(この地下組織自体が謎の存在であるため、可能かもしれない)

その映像は、同じように3人娘隊が戦っている姿だった

どう考えても、この3人にそっくりである

いや、もしかしたら本人なんじゃないかと思うほどのそっくり度+組み合わせである

そしてその映像を見せた後に一人は言った

「実は・・・この話は実話なんだ」

・・・・

シーンとした

さっきまで、少しは信じてもいいかなと思っていた3人は一気に冷めた

3人は帰ろうとする

「こんなところに来たのがいけなかったのよ」

「そうだよねー、あ、水月先輩、この前の大会の優勝記念、これプレゼントです」

「茜、ありがとぉー!」

と、まあ、こんな調子で帰ろうとした3人に


「私たちの話は本当なんだ
 嘘だと思っても本当だって信じるときが来るはずだ
 ・・・8月27日、そう3日後あたり怪物たちがこの地球にやってくる
 そのときのためにこれだけは渡しておく
 いざとなったらこれをあけてくれ
 今はあけても何も起こらないが、本当に必要なときにあければ、
 それは使用できる」

そういって3人に持たせたのは折りたたみ式の手鏡みたいなもの

特に気にせず3人は持っていた

鏡としても使えるので、「どうせ鏡が切れてたし」みたいな感じでもっていたのだ


地下施設の中でも下っ端のほうの人たちが、このように話していた

「それにしても、驚きですね」

「ああ、そうだな」

「あの3人がこれほどまで近くに居住していて
 3人とも仲間同士ということなんて」

「2人は姉妹であることから、その能力が継承されているということもあるかもしれんが
 もう一人は血縁関係などが存在しない、他人だ
 そう考えると、このような3人の固まり具合は奇跡としか言いようがない」

「向こうの世界では、どうなんだろうか」

彼らは、向こうの世界(遙と孝之が付き合っている3人娘隊の世界)のことを詳しくは知らない

知っているのはこのように映像として残されたものだけであり
なんともいえないのである

「もしかしたら、向こうの世界でもそうなのかもしれないな」

こちらでこんな奇跡が起こっているのならば、
向こうの世界でもこのような奇跡が起こっているかもしれない

そのように感じながら、彼らは研究室に戻った


8月27日がやってきた

正確に言えば、8月26日の午後10時過ぎに事は発生した

ニュースを放送していたり、世界の秘境を旅する人の物語が放送されていたり
そんないつもの「日曜日」が進行していたが、突然ニュース速報が上に現れた

「山梨県○○市に謎の生物が出現、正体について現在調査中」

NHKをみれば、もうすぐにそれを写す映像に変わっていた

見たことない怪物

いや、そうじゃない、確かにあの日、地下研究所で見た映像だ

「水月、どこいくの?」

「こんな夜遅くにあぶないぞ」

親の制止する声をよそに、外へ出た

向かった先は、地下研究所、真実を知りたかった

遙や茜も同じだった

2人とも私よりも先に、入り口の前に立っていた

「水月ぃ、あれって本当だったんだね」

「うん・・・とにかく、彼らにどういうことなのか聞きましょ!」

ドアを開けようとした瞬間、ドアが開く

研究員たちが出てこようとした瞬間とほぼ同時だったらしい

いきなり開いたドアにびっくりして転ぶ

研究員たちが私たちに気づいて、中に寄せた


「お、やっと信じる気になったか」

「はい、でも私たちが、そのような力を持っているかもしれない
 という点については、まだ信じられません」

一応目上の人なので、敬語をつかってしっかりと

研究員の一人が「鏡を開けてみろ」という

私は、ポケットの中にあった鏡を開けた

「君たちには、その鏡を開けて、変身できると思い浮かべるだけで、
 変身し、強くなる能力があるのだ」

やはり物理法則というものが世界には存在するため、そんなことは信じられなかった

でもやってみるだけ、と3人は唱えた

すると・・・本当に変身してしまったのだ

「な、なによこれー」

「デザイン最悪・・・」

映像に映っていた3人娘隊よりもフリフリな衣装で、彼女たちは立っていた

どう考えてもウェイトレスです、本当にありがとうございました。


そんな研究員一人の趣味なんじゃないかという衣装丸出しで彼女たちは
参戦することになった

大型ビジョンには怪物たちの挙動が映っている

「君たちの出番は、2時間後だ」

ここまで非科学的な話が出ているんだ

もしかしたらワープするのかな。と期待した

だが、研究員たちは、「乗って」と車を出した

・・・車かよ・・・それもミツ●シの車

途中で止まったらどうするの・・・


こんなときなので、中央道はすいていた

中央道を、お金払わないで通過したよー
すごいよー

と、遙が妙にテンション高く見ていたが、実際通ったのはETCゲートだった

そんなこんなで怪物たちがいる場所に到着

テレビ局の人たちも大変だなぁ・・・
こんな危険な場所にこさせられているなんて・・・

テレビで見た光景と同じだった

まあそれよりも少し建物の数が減っているか


そんなわけで、状況を少し見ていた

「まだだな・・・」

研究員が言う

今出て行くと、現在溜めている攻撃の餌食になるという

言ったとおり、敵は「ラスト・WAR」という技を仕掛けていた

その場半径30mにいる人たちのHPは1になるのだ

カメラマンたちは次々と倒れた

瀕死なのである

大体のテレビ局では、カメラマン不在でビデオカメラだけの映像が流されているのだろう

倒れたカメラもあった


「いまだっ」

車を開けて、突撃した

敵は3体

大きいのが1体、小さいのが2体

参上の合図を済ませたあと、子分をあっという間に倒す

「後ろにいた研究員が、戦闘力5・・・ゴミ以下だな」
と、つぶやいていたとおり、小さいのはそんなに強くなかった


フリフリの衣装、短いスカートをはいて、戦う彼女たち
スカートが少しだけめくれた

テレビの前の人は少しだけわぁーっとなるが、
「残念でした、彼女たちはスパッツをはいています」と、研究員がカメラの前に出てブイサイン

・・・なんだこれ・・・



状況は好ましくなかった

あのとき、信じて戦闘方法などを聞いていれば、このような敵は一発で倒せたようだが、
そうしていなかったために、苦戦していた

「すごくおっきぃよぉ・・・」(遙)
もちろん怪物の大きさのことである

戦闘力を測るのは、茜の仕事らしいがまだその能力を習得していないので
研究員の人が一通り、脳内にその情報を送信してくれた

その情報を受信するのに、適合性のない研究員から受け取るので、少し時間がかかる

わずかだがタイムラグが発生してしまうので、
次回からは適合性のある茜から受け取ったほうがいいという

さて、受信した情報はこうだった


Attack ・・・700
Defence・・・284
Magic  ・・・ 20
Life   ・・・830

研究員いわく、この敵は戦闘力が強いらしい

練習で戦わせようとした敵はもう1桁下の敵ばっかだし
それでも苦戦すると見積もっていたぐらいである

あの映像をみると、向こうの世界の3人娘隊はそれほど
時間をかけずに倒していたイメージがあるため、油断していたが、
こんなに強いともなると、話は別である

戦闘経験がまったくない彼女たちにこの敵が倒せるのだろうか

「しょうがない、今回は俺が指導してやる
 だからそれを聞きながら戦え、
 お前たちは十分強い
 秘めた力が大きいんだ。だから、教わりながらがんばってくれ」

「はいっ!」


「お前たちは念じろ、技を念じろ」

「はい!」



「ドルフィンキックっ!」(水月の技)


説明しよう。ドルフィンキックとは、水泳で鍛えた足腰をつかって
いるかのように華麗に敵のそばにより、華麗に攻撃を決める技である


敵に100のダメージ


「ドルフィンキック2号!」(茜の技)


説明しよう。ドルフィンキック2号とは、水月の技、ドルフィンキックを継承し
茜が出している技である。まだ1号には追いついていないが、いつかは追いつくようだ


敵に80のダメージ


「ありさんの力っ!」


説明しよう。ありさんの力とは、遙の掛け声により、地球上に存在する蟻が一度に集結するのである
・・・成功は・・・保障できない


「あう・・・」

遙の視線および、行動は蟻の集合により、さえぎられた

遙は、行動不能になった


敵は遙に攻撃した

だが、蟻が邪魔で攻撃が届かない

そもそも今度は敵に蟻がまとわりついた

「・・・敵もバカね・・・」

「うん・・・」

「あう・・・助けてー」

いくら敵に蟻がまとわりついたにしても
地球全ての蟻が集まってきたという尋常ない数に、遙にもまだついている

・・・蟻がいっぱいで支援する気が・・・

「あうーあー、そんなところ入らないでー」

遙のある場所に蟻が侵入し始めた





耳である


まあ、そんな感じで、遙は耳に蟻が大量に入って、気持ち悪いようだ

耳に侵入されるとちょっとやばいので、研究員の人は、手を挙げ、
遙のほうに向けて何かを発射するように手を下げた

その瞬間、遙についていた蟻は、一瞬にして払われた
死んだわけではない。元にいた場所に戻ったのである

ちなみに、怪物についている蟻はそのままだ

てか、ちょっとまて、そんな能力あるなら、私たちより強いんじゃないか?


遙の状態が「通常」になった


遙は、そんな研究員の行動をみて、なんとなく思い浮かんだのか、
手をあげ、それから下げる動作をした

そして敵に向けていた

敵にまとわりついていた蟻は解放された


敵は行動可能になった


ちょwwwwおまwww

なにやってるんだよ

「だって蟻さんがかわいそうだったんだもん(泣)」


テレビを見ていた人はたぶん誰もがそう思っただろう

研究員はこういった

「驚いた・・・もう、彼女は能力に覚醒してしまった
 彼女の能力は、治癒、および解除です」

・・・何もいえなかった


でも・・・遙はこのような能力を持っているんだ

ってことは、私にももっと秘めた能力があるって事?

「茜ち・・・いや茜さんは、主に攻撃的な能力を持っています
 覚醒すれば、先ほどの攻撃なんて比べ物にならないぐらいになります」


「私は?」

水月が言う

「えっと・・・水月さんは・・・・・・・
 言いにくいんですが・・ラブコメ担当です」

「・・・はい?」

「あなたには最愛の彼氏がいますね」

水月はすぐに孝之のことを思い浮かべる

って何でこんなときに思い浮かべて赤くしているのよ、バカバカっ

「そんな彼がいることで能力がつよくなったり、主にストーリーのラブコメを
 進行させる役目となっています」

なんか、その研究員の知った感じがムカついて、3000mほど吹き飛ばしておいた


研究員は52のダメージを追った


展開としては、こちらがやられる可能性はないと言えた

研究員がどうやって戻ってきたかといえば、走って戻ってきた

覚醒した遙がいるので、こちらの能力には問題がないらしい

茜はまだ覚醒していないが、一応攻撃をこなす

しかし・・・そんな状態であるものの、一向に相手のライフポイントが減らない

なぜならば、相手は回復を使っているからである

攻撃こそしてこないものの、回復量とダメージを与える能力がほぼ同じ
展開は良化しない

水月は時計を見る

「8月27日 MON 3:44」

!!

そう、少しだけ忘れていた、でも今思い出した

今日は、今日は・・・

私の誕生日っ!!

孝之は慎二君と一緒に、昨日から誕生会の準備してくれていたんだ

孝之は、それを隠そうと、下手に「入らないで」と

「なにしてるの?って聞いても」

「な、なにもしてないぞ。」と

それでも嬉しそうな笑顔だった

孝之は、私のために、がんばってくれたんだ

それだけで幸せなんだ

なのに・・・なのにっ!!!


「信じられん・・・能力値がありえないほど上がっている・・・」

目に見えてもわかった

水月の周りの空気が少し違うのである

「・・・これも・・・覚醒か・・・」

水月の気は最高潮に達していた

「私の・・・日常を返せ・・・」

声だけでも迫力はあった

「私の・・・誕生日を返せ・・・」

周りの空気は少し青い炎で染まっていく

「私の・・・幸せを・・・返せええええ!!!」

発散された力は一直線に怪物のほうへ向かう

力は向かっていく途中どんどん肥大化し、怪物はガードしきれていない

その力は怪物を瞬く間に包み込み、怪物とともに消えていった

ばさりと水月は倒れた

「信じられん力だった・・・」

研究員は驚いてばかり

たぶん相当体力を消耗したのだろう

遙は回復を唱えた

なぜ覚醒が不完全な、彼女に回復を唱えることができたのか

それはきっと友情がもたらした結果だろう

回復をつかうと、水月は起きないが、寝息を立てはじめた

「さて、水月さんも、彼氏のところに帰りたいみたいだし、帰りますか」

カメラマン不在の映像は長く続いているはずもなく、
断線やら、いろいろな状況により、彼女たちの戦いの全部を撮影できたテレビ局はいなかった

遙は最後に、「ラスト・WAR」をかけられたカメラマンを回復させ
3人とも車に乗る

研究員が車を飛ばしながら、再び柊町へ

「君たち、本当におつかれさま
 っと、速、いや、水月さんはまだ寝ているようだね
 彼氏さんがお迎えに来ているようだ」 「あ、鳴海君」

「水月はっ!!」

「大丈夫だよ、最後疲れちゃったみたいで寝ちゃってるけど
 水月がんばったんだよ」

「ああ、わかってるさ、俺はテレビでしか見ることができずに、最後まで
 見られなかったが、がんばっていたのはよくわかったよ」


慎二には帰らせて、孝之は水月を背負って、自分の部屋まで

「ほんと、疲れたんだろうな」

少しゆさゆさゆすってもおきない

そのまま、自分の布団に寝せてあげた


さて、研究所では、彼らは忙しく今日の戦いの様子を見ていた

「これが3人娘隊か」

研究員の一人がつぶやく

その組織の人たちの一部はそれほど期待していなかっただけに、
「やはりすごいんだ」と再確認する人たちもいた

それと、彼女たちの覚醒の早さについて議論も少し行われた

「向こうの世界の3人娘隊とは根本的に違う
 覚醒の早さ、戦いの形式、何もかもちがうじゃないか」

「隊長だってわかってるはずじゃないですか?
 世界が変われば、人も変わる
 向こうと、大きく違うところがあるはずですよ」

「そうだな。さて今日は皆疲れただろう
 今日はもう解散でよい、次の集合は・・・そうだな9月1日でいこう」

「わかりました、隊長」

研究所の電気が消える

人が一人、また一人と消えていく

その隊長、先ほどでいえば、水月たちを車で送っていた人は、何かの乗り物のに乗った

隊長は目を閉じる

誰かが気がついたときにはもうその乗り物は消えていた

「・・・隊長・・・あなたはやはり謎多き」



そのころ孝之の部屋では水月が目を覚ました

変身はもう解けている

ガバっとおきて、あたりを見渡す

そして孝之の部屋だと気づいて少し安心する

だが、水月にとっては少し気まずい

そんなのを気にせず孝之は「よくがんばったよ、水月」

「あ、孝之知ってたんだ」

「まあ、テレビみてたら映ったからな」

「・・・」

「・・・」

無言になった

体が少し重いので、また横になった

「私・・・強暴だよね・・・」

いくら怪物を倒したとはいえ、あんなふうに戦っている姿を見られて、気がいいものじゃない

「ああ、そうかもな」

孝之はわざとおどけて冗談をいったつもりだった

いくら「水月は実はしおらしい女の子」と知った孝之であるとはいえ、
やっぱりいつもの水月に戻ってほしかったのである

しかしその言葉をきいて水月は涙を流した

「そうだよね・・私強暴だもん・・・」

ひっくひっくとなく・・・

「こんなんじゃ、孝之に嫌われちゃう・・・
 女の子っぽくないもん・・」

孝之はそんな水月に言葉で返すのではなく唇を重ねてこたえた

それは、水月のネガティブな心を封じるためでもあり
水月に安心間を持たせるためでもあった

「もう気が済んだだろ。
 別に俺は、水月が好きなんだよ
 水月のいろいろな部分を含めて、
 水月のことが大好きなんだよ!」

少しアツくなっていった

水月はさらに涙を流す

「ありがと・・孝之・・・私も孝之のこと大好きだよ」

水月が孝之を引き寄せる

孝之と水月の体の距離はほとんどなかった



さて、8時になる

水月はやはり疲れていたのか、また眠ってしまった

水月が眠ってしまったので、冷蔵庫に隠してあったケーキとなどを持ってくる

この誕生日会というのは2人きりで行われるもので、
そのあと夜は涼宮家でパーティーが行われる
水月の寝顔をみて孝之は

「強いとか言ってるけど、やっぱり寝顔はあどけないな」

孝之は、水月の寝顔をずっと見ていた

水月がピンチになったら必ず俺が助けてやろう

安心して眠れよ・・・と

そして、水月が目を覚ましたらすぐに「誕生日おめでとう」って言ってやろうと



―――あとがき―――

水月の誕生日記念ということで、新たなシリーズを始めてみました
今回の話は「誕生日」に絡ませてあります
「アド・ヴェンチャー」の続編
あの話はまあ、自分で今読んでも「なんだあのテンション」と思うような感じで
特に1話なんか、なんだあれ・・・

そんなわけで、関係ありそうな、なさそうな続編でした
「アド・ヴェンチャー」は、ネタ重視で、
最後のシーンなんか、埋もれてしまうぐらいの、ノリでしたが、
今回はストーリー重視で、結合性も少し重視しています
あーこんな展開になるなら「アド・ヴェンチャー」作り直そうかなと思ったり

地下の謎の研究組織、これはなんなんでしょうね
いずれそのことについて書くつもりですが、それが明らかになるのは
いつでしょうね(正確に言えば、もう決まっていたりする)
少し伏線を残した感じもありますし。

何はともあれ、ラブコメですよ
孝之と水月のカップリングで、ラブコメを繰り広げます
遙とのカップリングでない以上、完璧な壊れ系にはなりませんが、
この感じで2話からも行きたいなと

ちなみに、あのあと、孝之はフリフリな衣装について
「かわいかったぞ」と突っ込んだら
照れまくって「・・バカ」って言われて殴られたのですがね



とりあえず今回の話に含まれた「ネタ」みたいなものをいくらか書きます

孝之、水月、茜、遙、(慎二)も存在するが

いつもどおり慎二はサブキャラという称号を与えられています
出番もかなり少ない

どこかの妹をいきなりプレゼントされた主人公

ちょこっとsister では「クリスマスに、サンタクロースに妹をプレゼントされた」という
こんな設定が存在するのですが、その5分後には妹に名前をつけて
一緒に暮らし始めた主人公
これは適応力が高くなくてはできないことでしょう

世界の秘境を旅する人の物語

ウルルン

どう考えてもウェイトレスです、本当にありがとうございました。

どう見ても○○です。本当にありがとうございました。
2ch系で良く使われる言葉ですね
最近では、どう見ても○○です。だけの場合が多いか

「ラスト・WAR」

アドヴェンチャーシリーズでもこの技出てきましたね
それに能力値の特徴とかも。
そのことからわかることは?

戦闘力5・・・ゴミ以下だな

ドラゴンボール。
言ったのは誰か忘れた

「すごくおっきぃよぉ・・・」

アドヴェンチャーシリーズ1話でも出てきました

戦闘経験がまったくない彼女たちにこの敵が倒せるのだろうか

その割には向こうよりも攻撃力が強かったりします
つうか、3人娘隊の初期のとき、相手に与えるダメージ13とかだったし・・・

ありさんの力

蟻伝説から、遙は蟻の神になったのである(?)

私の・・・○○を・・・返せぇえええええ!!

ぱにぽに20話に似たような台詞が出てきたりします


まあそんなところか

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