私の好きな人は、鳴海くん

1年生の時からずっと好きだった

ただ、鳴海君に自分から話しかける勇気がない

そんな感じでもずっと鳴海君が好き

私はまた恥ずかしい思いをしてしまった

それは、長靴で100mを走ったこと

この出来事は、一部に知れ渡った

鳴海くんは知ることがなかっただけ良かったが・・・

そんな恥ずかしい思いをしている時、こんな出来事があった



水月「あの先輩、遙の事好きなんじゃないの?」

水月はこうやって言っている

山崎先輩が私のことを好きなんじゃないかと、水月は予想しているみたいだ

山崎先輩は、中学のころから同じ学校だった

少しだけ先輩のことを知っている

そしてむこうも私のことを少しだけ知っていた

そんな先輩が私のことを好きだという

「水月ぃ、そんな見間違いじゃないの?だって、私・・・」

水月「そんなモテるわけがないって思ってるんでしょ?」

「・・・」

水月「遙だって可愛いんだから、可愛いっていう噂あるんだよ」

「・・・」



そんな情報を私は知った

そして、その情報は真実だということが後日分かった



一通のラブレター

いまどき下駄箱にラブレターは古いかもしれないが・・・

山崎先輩から私に向けてのラブレター



私は悩んでいた

私は鳴海君が好き

すごくすごく好き

これからも鳴海君を好きでいたい

でも、もし断ったら、相手のほうを傷つけてしまう

どうしよう


「山崎先輩ってかっこいいよね」

誰かが話しているのが聞こえた

同級生だが、顔も名前も知らない人

「山崎先輩と付き合いたいな・・・」

「山崎先輩って誰が好きなんだろ・・・」

そんなに人気のある人なの?

でも、心の中は変えたくない

鳴海君が好きということ



水月「で、私に相談と・・・?」

水月に相談すると、このように話してきた

水月「大体さ・・・遙って、遙ってその好きな人と話したりしてる?」

「ほとんど話したことないよぉ・・」

水月「じゃあさ、決まりじゃない?」

水月は付き合っちゃえばっていう

実際、先輩のことが嫌いなわけじゃない

でも、鳴海君をずっと好きでいたい

水月「だってさあ、山崎先輩ってすごくかっこよくて、すごく人気あるんだよ」

水月はとてもうらやましいという目で見ている

水月「話もしたこともない人が好きなら、乗り換えちゃえば・・・」



私は悩んだ

水月が言うように、このまま想い続けても、実るとは限らない

どうしよう

私は悩んだ



私は外に出た

神様に聞いてみる

私が先輩の想いを断ってもいいのか?

私がこれからも鳴海君を想い続けてもいいのか

もし、鳴海君を想い続けてもいいのならば・・・

鳴海君を後ろに・・・




神様が出してくれた結果は・・・




慎二「お〜い、孝之、待ってくれ!!」

孝之「もうちょっと速く走れ、じゃないとCD売り切れちゃうじゃないか・・・」




そんな春の日の出来事・・・






あとがき


再びSSを書いてみました
最後の所、表現が難しかったため、あとがきで解説するような形になるかもしれません
遙は、ずっと鳴海くんのことを想い続けていました
でも、告白されて、断ってもいいのかと悩みました
水月は、ほとんど話さない人を想い続けるのならば、乗り換えちゃえば
というように言っていますし、
山崎先輩はかっこいいため、みんなの憧れの的でした
遙は悩んでしまいました
遙は純粋でした
鳴海君のことを想う気持ちはすごく一途
でも、人の想いを断ることも簡単にできるような人でもありませんでした
最後に、神様に聞いてみました
どちらが正しい選択なのか
「もし神様が、鳴海君を想い続けたほうがいいというのならば、鳴海君を後ろに呼んでください」
というような話を神様にしました
神様は遙の気持ちを分かっていました
想いは通じていました
そして、遙は先輩の思いを断る決心がつきました

ちなみに、孝之が後ろにいたのは、偶然でもあり、神様のいたずらでもあります
すこしわかりにくくてすいません




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