「うまくやってるみたいじゃない?」

私は、今日の昼このようなことを話した

見ていると、孝之と遙は、約半月前のことが嘘のように、すごく上手くいっている

遙が告白した時・・・

孝之がOKするとは思わなかった

孝之がさめているようなそぶりを見せていた時・・・

正直、もうだめだと思った

でも、いつのまにか・・・

遙と孝之が上手く行ってくれることが嬉しい・・・

嬉しい・・・はずなのに・・・

私は今、嬉しくない

私・・・孝之のこと好きだから・・・

私だって孝之の優しさ独占したいよ・・・

孝之がいけないんだからね・・・

そんなにやさしいから・・・

やさしくするから・・・

・・・

孝之・・・

もう、私にやさしくしないで・・・

私・・・壊れちゃう

私のものじゃないのに・・・

孝之は私のものじゃないのに・・・

誰にも渡したくなくなっちゃう・・・

本当に・・・

こうなったの・・・孝之のせいだからね!!





あとがき

これは8月3日、プールに行った帰りで、
今回も、水月の気持ち1と同様に、夜に家で悲しんでいるという設定です
7月23日、学校でいやな目に会った時、孝之がすごくやさしくて
ダメなのは分かっていながらも、孝之のことが好きになってしまう

時々見せる悲しい表情の中に
「遙が幸せになったのだから喜ばなくてはいけない」というものと
「でも私は孝之が好きなんだ」というものが隠れているような感じで・・・

とにかく水月の気持ちを再び書いてみました。
次は、また、壊れた作品を作ろうかなと思います