3年前のこの日、俺は生死の境を歩いた
そしてオレたちはそれからもまた、普通の日々を送っていた
夢ではないけれど、夢だったんだと言い聞かせれば気分が楽になるし、
それに本当に夢だったみたいに、あれから平和な日々が続いていた
次の年の8月15日は、何も起こらずただの1日だった
(高校野球では終戦の黙祷とともに、あの事件の黙祷も行われた)
さすがの俺も2年連続の出来事に、8月14日は睡眠を十分にとり、
かつ、遙といちゃいちゃして「遙の充電(?)」をした。
そして日付が変わるとともに何が起こってもいいように(起こってはほしくないが)備えてたものだ
その年は何もなく、5人で祝った
そして次の年も起こらなかった
そして次第に危機感が薄れていった
そう・・・今年も何も起こらないんじゃないかと
だけど、そんな俺の気持ちは一瞬にして消し去られた・・・
茜「2クールだからね」
「そんなもんか・・・?」
「そういえばこのアニメにはOP曲がないのか?」
茜「ここの管理人が、つけようとして、いろいろ歌詞を考えてたみたいだけど
1フレーズ目から挫折したみたいだよ?」
「聞いちゃいけないことを聞いちゃったかな・・・」
今年のこの日、今日は危機感も薄れ、普通の日として生活していた
子供もある程度大きくなり、物分りが進んできたころ
テレビでは3人娘隊の活躍についてが放送されている
手をちょっと広げた感じで、うれしそうに見ている
かっこいいか?
「まんまー」
えっ?
もしかして・・・わかるのか?
とおもったが、その後の発言が「でぃーじぇる」だったため、
たぶんヤン●ーディーゼルのことだろう
そういえばさっきCMしてたな・・・
そんなときテレビのうつりがちょっと悪くなったと思うと「プツンッ」
子供は泣きじゃくる
いや・・別にこんなに大げさに泣くようなことでもないが・・・
・・・なんかいやな予感がする
そして、その俺のいやな予感を肯定するかのように1本の電話が
「タッタラタラララー、タッタッ」
という妙に拍子抜けする着メロにてかかってきた
遙も少し悲しそうな表情をして「うん、いまからじゅんびっ!」と
テレビは全く映らない
そこで遙は服の胸元から、小型テレビを取り出したかと思うと、そのテレビは一気に
32型液晶テレビへと変化した
たかいんだよなぁ・・これっ
って突っ込みどころが違う気がする
遙はそのテレビをつけると、その状況らしき、中継がうつっている
そして遙がチャンネルを変えるとその生物に対するデータが表示される
まあ、ようするにこれは3人娘隊専用の情報放送サービスなんだろう
どうりでテレビが映らなくてもうつるわけだ
遙「今回の敵の色は赤・・・」
遙が深刻そうに言う
ど・・・どういうことなんだ?
遙「今回の敵はいつもの3倍なのよっ!」
少し混乱した感じで言う
赤は3倍の色らしい
よく・・わからないが
そんな話をしていると(1分後)速瀬と茜ちゃんが到着
二人は前回の一件があってかすでに着替えている
遙は・・・っていつ着替えたんだ?
さっきの「3倍」話のときにはいつもどおりの私服だったんだが、いつのまにか着替えていた
相変わらず慎二はドンくさい・・・んじゃなくて通常なんだよ・・・これが・・
慎二が到着早々、前回と同じセリフが言い渡された
水月「遙と孝之の子供の面倒見ててね」
慎二、戦力外通告
現実的に考えると向こう側も同じ世界で、ギャグにしかならないだろうが、
今、目の前は赤い敵の出現現場(東京City)へとつながっている
そうそう、この後ろは・・と調べようとしたが、いきなり茜ちゃんに20コンボの攻撃をくらって
こっちに引き戻される
夢は壊してはいけないらしい
突っ込むことも出来ないままドアをくぐる
そして・・・悲しい光景を見た
東京Cityほぼ全壊
跡形もない
かつてはビルであふれていたこの街は、今は残骸しか残っていない
ところどころに散らばるガラス片や鉄筋などが「この街は栄えていた」という証拠になるだけで
いま、そのようなことをいっても信じてもらえないぐらいの崩れ方だった
封絶が張ってあるわけじゃないので、修復も不可能である
遙「北は北海道から」
茜「南は三重県まで!」
水月「私たち3人娘隊は悪があるかぎり」
・
・
・
やっぱり・・・俺なんだな?
つうか、しらねーよ・・・そのセリフ・・
あたりを見渡すと、スタッフっぽい人がスケッチブックみたいなのに文字書いて掲げてる
ああ・・・
これ・・・読むのね
遙「じゃあもう1回っ!
北は北海道から」
茜「南は大阪府まで」
水月「私たち3人娘隊は悪がある限り」
「24時間無料で出張、駆けつけますっ!」
・・・ゼッタイ・・・ちがう・・・
つうか、範囲狭いし、変わってるし・・・
遙「水月ぃ、情報お願いっ!!」
水月「わかったっ!」
Attack ・・・ 4651×3(13953) Defence・・・ 95×3(285) Magic ・・・ 122×3(366) Life ・・・11931×3(35793) |
水月「敵が赤いからよっ!」
「そう・・・なのか?というか会話文じゃないのにどうやって
俺の考えをよんだ?」
水月「孝之の考えてることなんて・・・こんなことぐらいでしょ?」
孝之、思考単純通告!!
Attack | Defence | Magic | Life | |
Haruka | 9431 | 20259 | 500 | 99999 |
Mitsuki | 6319 | 8841 | 5 | 79939 |
Akane | 5545 | 6000 | 3 | 50435 |
Takayuki | 20 | 41 | 100 | 53 |
茜「前回って3話のことでしょ?
今回は26話だよ?
それぐらいアップしててもおかしくないんじゃない?」
「ああ・・そうだったな・・・26話か・・・」
茜「それにしても、お兄ちゃん、魔法能力だけはあがってるねぇ☆
魔法メインのお姉ちゃんを毎日食べちゃってるからかなぁ☆」
「茜ちゃんっ!」
茜ちゃんをゴツっと殴る
水月「孝之、あぶないっ!」
孝之の攻撃【ごつっ】
茜に0のダメージ
茜のカウンター【カウンター攻撃】
孝之に889110904のダメージ
戦闘不能になった・・・
水月「しょうがないなぁ・・・」
水月のターン【アイテム】
水月は【遙が100m走を長靴で走っているときの写真】を使った
孝之は生還した
孝之は水月からその写真を奪った
遙「もぅ・・・なんでそんなのもってるのよぉ!!」
水月「いいじゃない?孝之が生還したんだし」
赤い敵「・・・あのぉ・・・そろそろ戦いにうつってもらってもいいですか?」
水月「ああ・・・忘れてた・・・」
茜「じゃあ・・・ちゃちゃっとやっちゃおうかっ!
どうせ、最終回だし、
敵、弱すぎだし・・・
一撃で終わるし・・・」
赤い敵「へ・・・?」
茜「だって・・・今回の26話はパロディーネタ中心だから戦闘シーンはあまり描かないみたいで
一撃で終わるって管理人さんいってたよ?」
赤い敵「やめてくれーっ!!!」
遙「よし、じゃあいこっか」
茜「そうだね」
「・・・なんとなく聞いてると、赤い敵惨め(みじめ)だなぁ・・・」
赤い敵「せ・・・せめて、必殺っぽいのを出して、締めくくってくれ・・・」
茜「はぁ・・・しょうがない」
茜はため息をついたかと思うと、肩からぶら下げていたというか、さっきまでなかったはずなのに
いつのまにかぶら下げている剣を引き抜き、それをかざす
そして遙は「カグツチーっ!!!!」と叫ぶ
なんかよくわからないところから、
「白いシェンロンに剣を突き刺してなんかいろいろと近代的にしたようなやつ」がでてきた
そして水月は狼(犬?)に砲台をつけたようなものを出した
デュランというらしい
とおもうと、茜はうーりゃーーーーーっ!と叫び声をあげながら、
剣を降った
視界がくらくなったのか・・・
いや、ちがう
俺の戦闘に対する能力である「第三の眼」が開眼したのかもしれない
茜ちゃんの動きが、非常にゆっくりに感じた
赤い敵の「存在の力」のようなものが人間で言う心臓というような場所にある
大きく、赤く点滅している
そして茜ちゃんはそこに剣を振りかざす
一瞬だったのだろう
その一瞬・・・少しだけ俺は・・・茜ちゃんの「殺し」の瞬間を感じた・・・
水月「それにしても・・・東京は全壊ね・・・」
茜「まあなんとかなるんじゃない?」
「どういうことだ?封絶が張ってないから修復は不可能なんじゃないのか?」
茜「いやいや、アニメだし、なんとかなるんじゃない?」
「それをいったら・・ほとんどのアニメが成り立たないぞ・・・」
遙「もぉ・・・・!」
「遙、どうした?」
遙「今回、私のセリフすくないじゃないっ」
ちょっと遙がキレた・・・
茜「まあ、今回はパロディーネタ多いからね、お姉ちゃんが出てくるようなところ・・・少ない・・」
「で、結局このSSは何が目的だったんだ?」
茜「えっとたぶん、ひたすらパロディーねたを入れるためだけだったんじゃないの?
いろいろなアニメの宣伝もかねて」
そんなこんなで地球は救われた・・・
そう、あれから魔物たちが襲ってくることはなかった
そして、東京は7日で復興し、今までどおりの活気にあふれる
俺はというと・・・妙なテンションについていけなかった
きっと、いちゃいちゃする系か、
ちょっとシリアス系の話に出演するほうが俺的にはあっているのだろう
最後になったが、俺と遙は、それからも幸せに暮らした・・・