茜が現れた!!
遙は眠りに落ちている
茜の攻撃
茜「またーこれからおにいちゃん達いちゃいちゃする気でしょ?」
茜の発言により「精神的ダメージ10」
俺の攻撃
目覚めのKiss
遙は目を覚ました
茜の攻撃
茜「あーっ、キスしたー。ねぇねぇ、どんな味だったの?」
俺は少し混乱した。420のダメージ
遙は照れた。150のダメージ
孝之「よしっ、じゃあ必殺技でも繰り出すか!」
孝之は魔法、「愛の充電」を唱えた
孝之と遙は抱き合い、いちゃいちゃ始めた
孝之と遙は47,000,000の回復
茜は精神的に25のダメージを追った
孝之と遙は茜を倒した
獲得したもの
経験値―150 遙の写真1年分 遙とキスをする権利10万回分 |
孝之の幸福度が3000アップした
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声「・・・くん・・・」
声「・・ゆきくん・・・」
孝之「どこかから遙が俺を呼ぶ声、しかし、愛しの遙はここにいる
もしかして遙が二人に?
いや、そんなことはない?」
声「孝之くん・・・朝だよ・・・」
孝之「いや、やっぱりこの声も遙だ
もしかして、遙っていっこく堂みたいに変な芸使える?」
声「孝之くん・・・今日も学校だよ・・」
孝之は目が覚めた
遙「孝之くん☆おはよぅ」
孝之「遙☆おはよう」
俺たちはおはようのKissをしようと・・・しているところでいきなり茜ちゃんが入ってきて中断
茜「あっ、お兄ちゃん、お姉ちゃん、ごめんね→
入ってくるタイミング間違えちゃった☆」
絶対わざとだ・・・
孝之「おはよう、茜ちゃん、で、どうしたの?」
茜「お母さんがね、今日は早くご飯が出来たから、早く降りてきてだって。
ねぇねぇ、お兄ちゃん、今日はどんな夢見たの?」
孝之「ど、どうでもいいだろ?」
茜「お姉ちゃんが出てきたんだね☆」
孝之「・・・ほらほら、詮索しない。」
茜「お姉ちゃんの写真1年分とか、
お姉ちゃんとKissする権利10万回分とか、残念だったね☆」
遙「・・・?」
孝之「・・・な、なぜそれを・・・」 茜「さあ、なぜですかね☆」
遙「・・・?」
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俺たちは、坂を歩いていた
たびたび遙が「さっきの茜との会話はなんだったの?」と聞いてくるが、答えられない。
言ったら遙は一瞬にして顔を赤くして慌てそう
さすがに、何人か歩いているこの坂道でこれはヤバイだろう
(いや、学校でいちゃいちゃしているのに、なぜこれはヤバイと思うのか?)
遙はずっと不思議そうな、そして、「教えてくれないと怒っちゃうもん」みたいな感じ
でも、手はつないでいる。
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学級委員「起立」
「礼」
これで、半ドン授業は終わった
B組のところへいく
すると、遙がそれに気づいて、笑顔でこっちへ来る
いつも休み時間なども遙はたいてい机でぼーっとしているらしく、
遙が動き出した時、特に笑顔の時は、決まってみんな後ろ側のドアのほうを見る
そして、俺がいることを確認すると、また自分が今までやっていたことを続ける
たまに、みんなが気づいてこっちを見るとき、
タイミングが合いすぎていっせいにこっちを見るときがあるから、
そのときはホラー映画を見ているときのような気分になる
いや、この団結力(?)のよさ、体育祭とかに応用できないだろうか?
そして、俺たちは、俺たちの時間を作るため、帰路に進む
孝之「今日はどうしようか?」
遙「う〜ん・・・孝之くんと一緒ならどこでもいいよ☆」
定番の言葉なのだが、あまりの笑顔にやはり照れてしまう。
孝之「うーん・・・あっ、そうだ。じゃあ、ちょっといきたいところがあるんだ。」
遙「えっ、どこ?」
孝之「着いてからのお楽しみー。」
遙「えーっ、ひどぉい。」
孝之「いいじゃん、きっと遙も気に入ると思うよ」
それから、電車に乗る。
着いた場所は、白塚駅
ここは、8月6日にミートパイを食べた場所だ
あのベンチにはカップルが座っていて、女の人のほうが男の人のほうに何かを食べさせてあげている
この人たちも、今日が記念日となるのかな?
このカップルへ心から声援を送るよ。
それから、駅を出て、少し歩く
白塚駅の周りは、橘町とか柊町のように店があるわけではないが、
空気がきれいで、なんかすごく気持ちよくて・・・
それで今、隣に遙がいて・・・もう文句なし
ただ、今回の目的は少し違う
俺は、とりあえず、遙と手をつなぎながら、少しだけ歩く
昔からあったのだが、つい最近リニューアルオープンしたショッピングセンターへ向けて
10分ほど歩くと見えてきた
車がたくさん見える
家族連れがたくさんいるんだろう
リニューアルしてから、話題のスポットとして最近地域密着型雑誌には載っている
遙はやはり不思議そうだ。
俺たちはショッピングセンターの中に入り、3階へ向けてエスカレーターを上り始めた
祭りのような音楽が聞こえてくる
遙は「えっ?」といった顔をしている
3階へ着くと到着
ショッピングセンターの中に祭りのような景色が広がる
そう、縁日だ
ここに来たかったのだ
孝之「前の祭りはさ、いけなかったからさ、まあ縁日だけど、
祭りとして二人で楽しみたいなーとおもって」
遙「うん☆」
遙は今日の瞬間最高笑顔を記録した
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まずは、射的
定番中の定番なのだが、遙はやったことがないらしい
とりあえず、店のおじちゃんに500円払って、20発
遙と俺とで10発ずつやることにした
まず、俺が手本を見せる
構えて、目の前にあるキャラメルの箱を狙う
バコッ
狙い通り当たって、倒れて、皿から落ちた
店のおじちゃん「おっおにいちゃん上手いね。
お連れの彼女の前でかっこいいところを見せたね」
孝之「お、おじさん、冷やかさないでください。」
店のおじちゃん「まあまあ、じゃあ頑張れよ」
店のおじちゃんとちょっと仲良くなった
遙と一緒にいると、不思議な感じだ
昨日の商店街のことといい、今日のことといい、ほかの人があたたかく感じる
店のおじちゃん「おっ、まず10発終わったね。
じゃあこれは、さっきまでの景品だ。」
店のおじちゃんからさっきまで倒したものをもらった
まず、キャラメル2つ
チョコレート1つ
変な携帯ストラップ1つ
そして、今まで見ていた遙に残りの十発をあげた
遙は「頑張るぞ」といった表情をして、射的のコルクをいれ、構えた
さすがに、俺のを10発分見ていただけあり、ここまでは完璧だ
遙は、目の前に流れる【北海道限定キャラメル】を狙っているらしい
構えている
遙が、真剣に頑張っている顔、ついドキってしてしまう
真剣だ
多分今の視線にはキャラメルのみが映っているんだろう
そして、遙は狙いを定めて・・・撃った!
孝之「えっ・・・?」
一同「・・・」
遙「・・・(泣)」
孝之「・・・ど、どうしたの・・・」
遙「と・・・とばない・・・(泣)」
遙が狙いを定めて撃ったであろうコルクが遙の足元に落ちた
笑いを必死にこらえる
まわりも同じような感じだ
店のおじちゃん「こんなの初めてだ・・・」
その言葉でとどめをさされ、ついに笑ってしまう
孝之「はははは、うん、遙、最高!」
まわりもこらえられずに笑ってしまう
遙「もぉ・・孝之くん・・・ひどいよぉ・・・」
遙は顔を真っ赤にしている
結局遙のコルクは、つぎのは景品から1m以上はなれたところにいき、
最後の一発で、狙っているものとは違うものが当たった
それでも、始めて当たったもので、とても喜んでいた
店のおじちゃんは俺たちが次の店に行くとき
「幸せになるんだぞー」といった
それで、いろいろな人に支えられて、生きていくんだなと実感した
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次は金魚すくいの前に行く
金魚すくいは1回200円だ
遙は、金魚とにらめっこするように水槽を見る
しょうがないので、自分の分と遙の分、計400円を使ってポイを買った
そして俺が手本を見せる
結構金魚すくいにも自信はある
ポイに金魚を乗せておわんに一匹・二匹と入れる
三匹取ったところで、元気な金魚がポイを破いてしまい、そこで終了
店のお兄さんに金魚を袋に入れてもらった。
そして、次は遙の番
俺の3匹つかまえた手本を見ていたみたいで、こつは分かったらしいが、
タイミングが分からず、金魚をにらめっこしている
遙はポイを水の中に入れた
その瞬間!
水槽の中にいた金魚のうち半分以上が遙の手に集合した
遙「えっ?」
孝之「・・・」
一同「・・・」
遙の手は金魚で一杯になる
店のお兄さん「・・・?」
遙・・すげぇよ・・・
日本中、いや世界中探しても、金魚に集合された人なんて、遙しかいないよ
遙「くすぐったぁい・・」
孝之は笑ってしまう
遙「もぉ・・・ひどいよぉ・・(泣)」
結局、手を引き上げる時に全ての金魚に逃げられ、記録は0匹
遙「・・・(泣)」
・
・
・
それからも二人は、色々見て周り、気づいたらもう5時を回っていた
孝之「そろそろ帰らないとね・・・」
遙「うん・・・」
そして、帰りの電車に乗る。
孝之「楽しかった?」
遙「うん☆」
孝之「よかった。俺も楽しかったし。また、二人で来ような」
遙「うん☆(嬉)」
あっという間に見慣れた景色のところへ帰って来る
遙「ただいまー☆」
茜「おかえり、お姉ちゃん。」
孝之「おじゃましまーす。」
茜「ほら、お兄ちゃんも、【ただいま】でしょ☆」
孝之「・・・ただいま・・・」
茜「よしよしっ。(喜)
お姉ちゃん、お兄ちゃん、もうご飯できてるって。
早く食べよ→」
遙「うん」
今日の夕飯にも、俺の好きな【鳥のササミチーズフライ】がある。
好きなのに昨日は食べ損なってしまい、悲しかった。
遙のお母さんが昨日の出来事に気づいて、もう一度作ってくれたみたいだ
茜ちゃんは【またほしいなぁ】というような目で見ている
とりあえず今だけはこのフライだけのことを考える
口に入れた瞬間、フライの部分はかりっと、そして中は少しジューシーで
チーズの味とササミの味とのハーモニーがたまらない
いや、最高に美味だ
遙のお母さんありがとうございます。
・
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・
食事が終わって、遙のお母さんが片づけをしている
それを茜ちゃんが手伝っている
そして、俺はというと、遙と一緒に部屋に行って、勉強をしている
さすがに受験生だ
白陵大に行くために(今の成績だといけるだろうが、怠けてはいけない)
がんばっている
下では片づけが終わったみたいだ
そぉっと階段を上がる茜ちゃん
まあ、いくらそぉっとあがろうとしても、俺には聞こえてしまうのだが
おっと、上がり終えたみたいだ
そして、真っ先にこっちへ向かう
まだまだ、そぉっと歩く
気づかれていないと思っているのか
ドアの前に来たみたいだ
そして、
茜「お姉ちゃん、お兄ちゃん、何してるの?☆」
勢いよくはいってくる
しかし、勉強していることに気づいて、「なあんだ・・・」と帰っていく
最初のころは、茜ちゃんの元気のよさにビックリだったが
もう慣れた
さて、勉強勉強。
遙と同じ大学に行くために・・・
・
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遙「孝之くん、もう3時間もやってるよ。今日はそろそろ終わりにしよっか☆」
孝之「そうだね」
時計を見ると、10時を過ぎていた
勉強道具をバッグに締まって、一休み
遙は、先にお風呂に入ってくるらしい
遙が部屋を出て行くと、この部屋の中に一人になった
はずだったのだが、入れ替わりに茜ちゃんが入ってくる
茜「お兄ちゃん、オセロしよ☆」
茜ちゃんからの挑戦だ
俺はいつもいつも負けている
自信があるやつは、俺から何か賭けるか?と提案するのだが、
一度も勝ったためしがない
結局、負けてしまう
ただ、自分自身、オセロには結構自信あった
昔、慎二とやった時、圧勝したっけ・・・
茜ちゃんがオセロを「やろう」と持ってきている時点で、茜ちゃんが強いというのが分かるのだが、
それでも、負ける気はしない
孝之「よしっ、いいぞ。じゃあ、今回も賭けるか?」
茜「いいのかな、お兄ちゃん?お姉ちゃんとデートする時のお金大丈夫?」
孝之「大丈夫だ。そんなら、いつもの2倍掛けするか?」
茜「うん、いいよ☆」
よしっ、乗ってきた。
負ける気はしない
本気を出すぞ?
勝っちゃうぞ?
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・
孝之「・・・・(廃)」
茜「お兄ちゃん?さっきの自信はどうしたの?(喜)」
孝之「いや・・・」
すごく自信があったのだが、茜ちゃんに結局負けてしまった
いや、途中で、角の隣しかおくことが出来なくなって、
そこおいたら角を取られて、その繰り返しで・・・
結局全ての角を取られて、54−10
惨敗だ
茜ちゃんはすごくニコニコしている
そして俺は、「ギャンブルで全財産を摩った後の人」のような表情をしている
その後、遙のお父さんが入ってきた
遙父「よしっ、じゃあ鳴海君、今度は私と100倍がけで勝負しないか?」
孝之「カモにされる・・・(泣)」
遙父「はっはっはっ、まあ、冗談だ」
いや、突然現れて、いきなり勝負を持ちかけて、本当に冗談だったのか?
って気づくともういなくなってるし
遙「孝之くぅ〜ん☆出たよ。」
孝之「じゃあ、俺は行ってくるわ。」
お風呂に入る
このお風呂も3日目
うちのお風呂より3倍ぐらい広いような気がする
ここに慣れてしまうと、自分のうちのお風呂が狭くてしょうがない
シャンプーやリンス、石鹸までもがうちと違う
うちは、ディスカウントストアもしくは、大型ホームセンターで「お徳用」として
売られているやつしか使わない
遙とのデートの時のお金もあるので、いかに安く上げるかというのも考えなくてはいけない
最近は石鹸とか底値ノートというのを作って、書いている
主夫か、俺は?
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お風呂を出ると、リビングにみんな集まって話していた
孝之「遙、何はなしてるんだ?」
遙「あっ、孝之くん☆明日でかける話
明日みんなで水族館に行くの、あっ孝之くんもだよ☆」
そういえば、遙の家族とみんなで出かけるのはこれが始めてかも知れない
この生活に慣れたような気がしていたけど、
まだまだ新鮮なこと、たくさんあるような気がする
遙「あしたは、ここを9時に出るよ」
水族館へ行く
遙とは二人きりではないけど、それはそれでまた新鮮でいい
孝之「じゃあ、遙、そろそろ寝よっか。
もう夜遅いし、明日も朝早いし」
遙「うん、そうだね☆」
茜「お兄ちゃん、お姉ちゃん、あんまり夜遅くまでいちゃいちゃしてたらだめだよ。」
遙「・・・・!?」
孝之「ほら、茜ちゃんも、いちいちそんな発言しなくていいから。」
遙「じゃあおやすみなさい☆」
茜「お姉ちゃん、おやすみ。」
遙父・母「おやすみ」
おれも、遙の後に続いて「おやすみ」といって出てきた
そして、いつもの布団に入る
明日が楽しみだ
遙も少しだけ疲れていたみたい(今日結構歩いたし)なので、
ちょっといちゃいちゃした後、寝ることにした
1時間後、こっそり茜ちゃんが覗きに来たのだが、それに気づくことはなかった