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6.いじめの解決のために
 
 私の個人的な判断ですが、いじめで一番責任が重いのはいじめた本人(とフォロワー)であり、その次はその親、その次が学校、そしていじめを傍観したクラスの生徒たち、という順番ではないでしょうか。そしてもう一つ付け加えるなら、ほとんどすべてが学校の責任と考える社会です。
 共通しているのは、みんなが自分のことを第一に考えているということではないでしょうか。いじめっ子がそうであることは、説明なしにすぐに分かります。自分が他の人に目を留められて気持ちがよくなるために、いじめられる子の気持ちをまったく考えることができないのです。しかしいじめっ子の心の根底にある原因は、自分が目を留められていないと感じていることです。学校も傍観者も自分が問題にまき込まれないために、見て見ぬふりをする傍観者になり、間接的にいじめを応援してしまっているのではないでしょうか。
 子供たちは大人と同じように、目を留められていると感じる必用があるのです。いじめっ子は弱い子を傷つけるというゆがんだ仕方で、その気持ちを満足させようとします。妻からリスペクトされていない男性たちは、美しい女性に目を留められたくて、新宿歌舞伎町で高い酒を飲みます。しかし女性たちは男性の内ポケットに入っているさいふに目を留めているだけであるのです。子供たちは、親が自分の成績に目を留めているのか、世間体に目を留めているのか、自分自身に目を留めているのかは見破っています。
いじめられ苦しんでいる子を守るため、すぐにでもしなければならないことは、学校にも家庭にもあるでしょう。しかし家庭の中で互いに相手を尊敬し合っている、そのような家庭をつくることが、我が子をいじめっ子にも、いじめられっ子にも、傍観者にもしないための、非常に遠回りですが根本的な解決の手段であると信じます。