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教授挨拶 

このたび平成22年4月1日付けで京都府立医科大学大学院医学研究科呼吸器外科学教室が開講し、その初代准教授に就任いたしましたので、ご挨拶申し上げます。

近年、高齢化に伴うがん患者の急増に加え、肺癌検診の普及、気管支鏡やCT、PET-CTなどの診断技術の向上により肺癌手術件数は増加しております。また医療機器の性能向上による低侵襲手術の標準化という技術革新が呼吸器外科領域にも広がってきております。

京都府立医科大学附属病院での呼吸器外科手術は、平成21年度に116例の全身麻酔手術を施行し、そのうち原発性肺癌手術が48例となっております。院内他科からの転移性肺腫瘍の紹介も増加しており、がん治療における呼吸器外科の果たす役割が高まっています。

京都府立医科大学の呼吸器外科では@低侵襲をめざしての内視鏡手術の技術の浸透、A北丹地区、中南丹地区、府南部山城地区の関連施設と連携し「地域の患者さんは地域の主力病院で」の方針で京都府地域医療分権を進める日本呼吸器外科学会の基幹施設の一つとしての役割を担って参りました。

今後は、医用工学にもとづく先進医療の技術開発や分子生物学的手法を用いた悪性度評価に基づくオーダーメイド医療の実践の徹底、抗がん剤耐性獲得のメカニズムの研究を通して分子標的療法の開発を推進する方針です。また切除不能の悪性腫瘍に対しては集学的治療の実践を進めてまいります。

臨床医療の観点からは、人口構成の高齢化とともに増える呼吸器疾患の治療を行っていくために、当院で整備予定されている呼吸器センターのシステム運用が要となると思っております。このなかで、呼吸器外科学教室は「研究・教育・臨床」×「独創性、好奇心、多様性」を涵養できる大学人としての医療者の育成を通して、講座構成員が共に成長のできる場となってまいります。Innovativeな臨床・研究活動を通じての臨床実績向上と人材育成を担い、京都府立医科大学の国内外での高い評価に結びつけます。

今後とも、ご指導とご鞭撻のほどをお願い申し上げ、准教授就任に際しての挨拶とさせていただきます。

京都府立医科大学大学院医学研究科 呼吸器外科学
スタッフ

准教授 (診療部長)
島田順一(日本呼吸器外科学会評議員、日本胸部外科学会指導医、日本外科学会指導医)

学内講師(診療科長)
加藤大志朗(日本呼吸器外科学会専門医、日本外科学会指導医)

寄付講座(腫瘍薬剤制御学講座)助教
寺内邦彦(日本呼吸器外科学会専門医、日本外科学会専門医)

客員講師(公立山城病院 呼吸器外科部長)
伊藤和弘(日本呼吸器外科学会評議員、日本外科学会指導医)

医員・大学院生
下村雅律 (日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会員)

医員・大学院生
常塚啓彰 (日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会員)

前期専攻医
一瀬かおり(日本外科学会会員、日本呼吸器外科学会員)

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