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  1. Respiratory Index (その2)
  2. Respiratory Index (その3)
  3. 肺動脈閉塞試験
  4. 抗悪性腫瘍剤の血管外漏出時の対策
  5. 頻脈発作の治療
  6. 局所麻酔薬の基礎知識(その2)
  7. 酸素マスク
  8. PT・APTT
  9. カテコールアミン
  10. 不眠薬・睡眠薬の使い方

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研修医宿題

酸素マスク

中村 寛子

酸素マスク、経鼻カニューレは、インスピロンに比べて簡単に装着され日々の臨床の現場でも、最も用いる頻度の高い酸素投与法と思われる.「ヴェンチュリーマスク」の項でも簡単に触れられているが、今回は、単純な酸素マスク、経鼻カニューレを使用した場合のFiO2についてまとめた.あくまでも目安であるので、正確なRIを求めるには不適当な方法であることを知った上で、日々の臨床に役立てたい.

★経鼻カニューレ

 酸素流量は1-5L/分で用いて,吸入気酸素濃度(FiO2)を約0.4まで上げることができる.3L以上を用いると、鼻が乾く。

★単純フェイスマスク 

 マスクによる顔面圧迫の不快感があるものの鼻カニューレと比較して,より高濃度の酸素を投与できる長所がある.患者の換気量や顔面とマスクの密着程度に影響されるので得られるFiO2は予測し難いものの,酸素3-12L/分の流量で,概ね0.3−0.6のFiO2を得ることができる.また,フェイスマスクにリザーバー・バッグを装着すると,さらにFiO2を上げることができ,酸素を12L/分で流してバッグ内の気体を患者が吸入すれば,FiO2を約0.9まで上げることが可能である.

流量 FiO2
Nasal

1

2

3

4

5

0.24

0.28

0.32

0.36

0.40

マスク

5-6

6-7

7-8

0.40

0.50

0.60

リザーバーマスク

6

7

8

9

0.60

0.70

0.80

0.90

Jul 1,2004

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