研修医宿題
重症筋無力症と胸腺摘出術
加藤 拓
<osserman分類>
成人型) |
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I |
眼筋型 |
良好 |
1つの筋群、特に片目に起こることが多い |
II |
全身型 |
比較的良好 |
IIA型⇒軽度の全身症状+眼症状 |
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IIB型⇒中等度の全身症状+眼症状+球症状 |
III |
急性激症型 |
不良 |
球症状+呼吸筋症状 |
IV |
晩発重症型 |
不良 |
I・II型より2,3年経て重症化 |
V |
筋萎縮合併型 |
不良 |
筋萎縮が目立つ |
(小児型) |
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新生児型 |
良好 |
重症筋無力症の母親・一過性 |
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若年型 |
比較的良好 |
健常な母親・徐々に全身型へ移行 |
<重症筋無力症と胸腺腫>
重症筋無力症の約65%に胸腺過形成が、約10〜15%に胸腺腫が合併する。
<胸腺摘出術>
絶対適応⇒胸腺腫or胸腺肥大あり
難治性の眼筋型・全身型でも胸腺腫の有無にかかわらず適応
70-80%が投薬を減らすことができ、30ー40%は完全寛解へ
発病からの期間が短いほど、若年ほど効果が期待できる。
術後、効果発現には6ヶ月から3年で安定傾向を示す。
<胸腺腫の正岡分類> 5年生存率(%)
I |
被膜に被包されている
被膜浸潤(-) |
81.5 |
II |
縦隔胸膜・脂肪に浸潤
被膜浸潤(+) |
85.3 |
III |
肺・心膜・横隔神経・腕頭静脈・上大静脈など
隣接臓器に浸潤 |
79.8 |
IVa |
胸腔・心嚢等に播種 |
48 |
IVb |
血行性・リンパ行性転移 |
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Nov 30, 2004
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