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トピック



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平25.05以降 
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平25.05 山村の悩みと楽しみ

平25.04 4月の雪、霜、氷

平25.04 東魁酒造の春

平25.04 廃校の桜

平25.03 続いて桜一輪

平25.03 やっと梅一輪

平25.03 田舎ならではの光景

平25.02 寒さの底

平25.02 小雪

平25.01 大雪

平25.01 謹賀新年

平24.12 いきなり冬です

平24.11 冬が近付きました

平24.11 銀杏が落ち始めました

平24.10 里美かかし祭

平24.10 秋の深まり

平24.10 指定廃棄物の最終処分場

平24.09 収穫の秋が始まりました

平24.09 蕎麦の花が咲き始めました

平24.08 残暑お見舞い申し上げます

平24.07 夏の花、夏の果実

平24.07 実の一つだに

平24.05 金環食

平24.05 春の味覚は

平24.04 一気に春が来ました

平24.03 お待たせしました、梅の開花です

平24.03 スギ花粉の到来

平24.02 春よ来い

平24.02 カラス、ヒヨドリ、スズメの来襲




◇平成25.05 山村の悩みと楽しみ
 山には山の憂いありとやら申しますが、常陸太田市里美地区の家々で共通して困っている問題があります。それは、屋敷の周りに生えている木の扱いです。ご先祖様が植えた木が時間の経過とともに巨樹となり古木となると、趣があると喜んでだけはいられなくなります。枯れた古い大きな枝が折れて落下し屋根瓦を壊したり、幹の内部が腐食して空洞になって家に倒れてきたりします。自分の家だけではなく隣家に被害を及ぼしたりします。森林組合ではこういった巨樹古木の処理に追われています。
 東魁酒造店主宅でも北側の裏手にある山の斜面に生えている直径1メートルほどの樫の木2本を伐採してもらいました。写真左はその1本が伐り倒されたところです。幹の内部は洞になっていましたので、伐らずにいたならばいずれは倒れて店主宅か隣家を直撃していたのではないかと思われます。
 山には山の楽しみもあります。過日の集まりに使ったお店で燗酒が洒落た竹の容器に入って出てきたのを見た店主は、早速真似をして右の写真のような作品を作りました。店主宅の山の神からは「大きい、酒が入りすぎる」というクレームがつきましたが、軽量カップで測ってみたら200cc弱の容量で、無事使用許可が出ました。
伐採された樫の木 竹細工


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◇平成25.04 4月の雪、霜、氷

 最近の陽気は何かしら調子が狂っているようです。4月に入っても東北地方では雪の便りが伝えられていますが、東魁酒造の所在地常陸太田市里美地区は関東地方北部ではなく東北地方南部と言うべきなのでしょうか、4月11日には西南に見える山に雪が積もり、22日、23日には屋根が霜で白くなり、屋外の水道の脇のバケツには薄氷が張りました。膨らみ始めた柿の花芽が霜でおかしくなりました。今年の収穫は期待できません。

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◇平成25.04 東魁酒造の春
河津桜と伊勢桜 土場の山桜
枝垂れ桜
 東魁酒造の春が賑やかになってきました。
 左上は満開の河津桜と昨年から咲き始めた伊勢桜です。河津桜は葉桜になりつつあります。
 右上は直ぐ近くの森林組合の土場(材木置き場)の山桜です。全部で10本ほどあるのですが、個性があって開花時期が違います。
 左中央は枝垂れ桜。門の向こうの母屋の屋根越しにも枝垂れ桜が見えています。開花時期は河津桜よりも遅かったのですが満開になるのが早く、7日から8日にかけての爆弾低気圧の強風で散り始めてしまいました。
 左下はヤシオツツジ。店主の愚妻が剪定をしたところ切り詰めすぎて花が少なくなったと反省しています。
 右下は言うまでもなく、花より団子のたらの芽です。既に東魁酒造一家の食卓に天麩羅となって登場しています。
 この他にもコブシ、スモモ、馬酔木が白い花をみせています。残念だったのはカタクリをご紹介できなかったことです。庭の片隅に3本ほどあるのですが、気が付いたら咲き終って萎れていました。
ヤシオツツジ たらの芽

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◇平成25.04 廃校の桜
瑞竜小のソメイヨシノ
 東魁酒造の所在地常陸太田市折橋町(旧里美村大字折橋)から20キロメートルほど国道349号線を南下した常陸太田市瑞竜町に、現在は廃校になった旧瑞竜小学校があります。その校庭には樹齢80年のソメイヨシノがあります。毎年見事な花を咲かせるので時期になると見物(見学?)に大勢の人がやってきます。この写真は4月5日現在のものですが、今年も見事な花を見せてくれました。
 先般伝えられたところでは、旧瑞竜小学校の校舎も体育館もしっかりしているので、近々養護学校として生まれ変わることになりました。茨城県北では過疎化が急激に進行し児童数が減って学校の統廃合は日常茶飯事になっています。地元の人たちにとっては親子兄弟が卒業した学校がなくなるということは心に穴が開くような出来事です。別な形ではあっても学校が存続することは嬉しいニュースです。

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◇平成25.03 続いて桜一輪
河津桜一輪開花  常陸太田市里美地区は、3月上旬になってから朝の外気温が零下にならなくなり、中旬には梅が咲き始めましたが、全国各地の桜開花のニュースを余所に桜はなかなか開こうとしませんでした。でも、3月も終りに近付いた27日の朝、河津桜が一輪開きました。下の写真2枚は枝垂れ桜と伊勢桜ですが、あと一息です。これから東魁酒造店主は春の花をカメラで追いかけるのに忙しくなります。
枝垂れ桜開花寸前 伊勢桜開花寸前

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◇平成25.03 やっと梅一輪
 茨城県の北端の常陸太田市里美地区にもやっと春が廻ってきました。待ちに待った梅の開花です。紅梅が一輪咲きました。昨年も4月まで雪が降る騒ぎで梅がいじめられ、梅の実が少ししか生りませんでしたが、今年はどうでしょうか。
 これも花のうちなのかもしれませんが、昨年に引き続き杉の花粉が大量に飛んでいます。近くに見える山の木々の中から火事の煙が立ち上るように花粉が舞い上がり山並みを霞ませています。春の風物詩とは言え花粉症の方々には何とも気の毒な光景です。

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◇平成25.03 田舎ならではの光景
 東魁酒造の醸造施設がある敷地の隅に高さ10メートルを超える松の木が2本立っていたのですが、どんどん大きくなる種類で、根元の地面は張り出した根で盛り上がり、秋の終りには松葉を雨のように沢山降らせて掃き掃除に苦労していました。近くに住む店主の再従兄弟は、素人ながら職人並みの道具を自前で揃えていて山の手入れを自分でしてしまうという凝り性の人物ですが、「これは伐ったほうがよい」と言い出して、先日手伝い2人を手配し伐採作業が始まりました。邪魔になる枝を落とし根元に切込みを入れて幹の高いところにかけたロープを軽トラックで引っ張ると、ものの見事に松の木は倒れました。枝を落とし幹を短く切って処理するまでの時間は2時間弱。田舎ならではの光景だと思います。左上の写真の中央部にある松の木の幹の左に見える赤いものは枝落しに使っているチェーンソーで、暫時枝の先に引っ掛けている状態です。

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◇平成25.02 寒さの底
 この冬の寒さは例年よりも一段と厳しいように感じます。三寒四温どころか五寒、六寒と寒さが続きます。東魁酒造店主宅の勝手口にある温度計は朝の外気温がマイナス5から10度の間を行ったり来たりしています。2月23、24日の週末は日中の外気温が3度位のところへ強風が加わって、家の周辺の木を切っていた店主は凍えました。
 人間様だけではなく、木々も縮こまっています。左上の枝垂れ桜、右上の河津桜、左下の梅、いずれも一応花芽はできていますが、なかなか咲けそうにありません。

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◇平25.02 小雪
 2月6日の雪は期待(?)外れでした。大雪だという天気予報に、1月の大雪の記憶を呼び覚ましながら雪対策に頭を痛めていました。朝起きてみたらご覧のような雪模様で、これはどうなるのかと心配したのですが、一応降ることは降ったものの積もらずにあっさり消えてしまいました。物足りないような、ほっとしたような、妙な小雪でした。

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◇平成25.01 大雪
 寒の入りから10日後の成人の日は全国的に雪となりました。常陸太田市里美地区も一面の銀世界になりました。それから4日経った今でも20〜30センチメートル積もった雪が日陰には消えずに残っています。写真は15日の早朝に撮ったものです。
 門の左手前の枝垂れ桜は雪が載っても前と変わらない枝振りです。母屋もその裏山も雪また雪。一歩門を出ると市道は見えませんが、本当の雪国とは違い、水路が生きています。東魁山の石碑と郵便ポストがある国道461号線への通路もスタッドレスタイヤの車なら何とかヨイショと通れます。西に見える山も銀世界、電線が雪で重そうです。
 14日にどうしてもという用事があって、降雪の中を90キロメートル離れたつくばエククスプレスのつくば駅まで出かけたのですが、国道6号線の渋滞に巻き込まれ往路は5時間余、復路は裏道を通って3時間の雪道道中となりました。

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◇平成25.01 謹賀新年
 新年明けましておめでとうございます。このホームページをご覧になっている皆様のご多幸、ご健勝を祈りあげます。お陰様で、東魁酒造店主一家も無事に新年を迎えることができました。
 お正月の食べ物といえばお雑煮ですが、当家では上の写真のような「豆腐餅」と称するお雑煮を頂いています。豆腐と白味噌を擂り鉢で擂って作った汁に焼いた角餅を入れたものです。餅の他には具を入れません。ご近所でも豆腐餅のお雑煮を食べているようですが、どこまで地域的な広がりがあるのかは分かりません。
 醤油味の澄まし汁に青菜、蒲鉾、鶏肉が入ったお雑煮も美味しそうですし、小豆餡入りの丸餅のお雑煮もあると聞きますが、正月料理は地域や人によってそれぞれの味や趣があるのでしょうね。

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◇平24.12 いきなり冬です

 今年の冬は暖冬という長期予報があったのはいつのことだったでしょうか。12月最初の週末、常陸太田市里美地区ではいきなり雪が舞いました。1日(土)の昼前から暫くの間初雪が舞い散りました。2日(日)の夜にはかなりの雪が降り、3日朝起きてみると雪景色が広がっていました。先にお伝えした霜の風景と似たような白さですが、霜と雪ということでご覧に入れます。
 東魁酒造の西方に見える山々では、黄色から赤色に変わりつつあった落葉樹が、赤くなる前に散ってしまいそうです。隣町の大子町で聞いた話では「今年の紅葉は赤さが足らない」ということでした。

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◇平24.11 冬が近付きました
 常陸太田市里美地区では、11月に入って寒さが厳しくなり、山の紅葉が目に映えていますが、11月中旬に朝の外気温が摂氏2度を記録して初霜を見ました。そのときは屋根の瓦が少し白くなる程度でしたが、11月下旬の今日25日にマイナス1度となり、蕎麦を刈り取った後の畑一面が白くなりました。かかし祭も終り、間もなくイルミネーション祭が始まります。いよいよ冬が近付きました。

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◇平24.11 銀杏が落ち始めました
銀杏洗い機第4号  東魁酒造の酒蔵裏手にある銀杏の実が本格的に落ち始めました。いよいよ秋も終りに近づきつつあります。店主一家はこれから1箇月間は銀杏の処理でてんてこ舞いになります。少しずつ改良を加えた銀杏洗い機は第4号が完成し、店主宅の前の農業用水路で快調に回っています。ご近所のお宅では古くなった洗濯機を銀杏洗いに活用していると聞きます。
 

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◇平24.10 里美かかし祭
大蛇かかし 蛇使いかかし
清盛かかし  常陸太田市里美地区では、毎年恒例の「里美かかし祭」が11月上旬から始まります。今年で25回目を数えます。10月末に約100体のかかしが飾られました。来年の干支「巳」やNHKの大河ドラマ「平清盛」など盛り沢山です。
 茨城県北はこれから紅葉の時期を迎えます。紅葉と一緒にかかしで目を楽しませて下さい。かかしの会場では11月3日(土)、4日(日)には味覚祭も行われます。常陸秋蕎麦の新蕎麦が皆様を待っています。胃袋も一緒に楽しませるのは如何でしょうか。

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◇平24.10 秋の深まり
休耕田の蒲 休耕田のススキとセイタカアワダチソウ

 東魁酒造店主宅の勝手口にある温度計は朝方の外気温で摂氏5度前後を示すようになりました。ご覧の彼岸花は休耕田の縁に咲いていたものですが、10月下旬になると姿を消しました。彼岸花の背景にはガマの高い茎が見えます。寒さに向かってまだまだ元気なのはススキとセイタカアワダチソウです。ご覧の写真撮影時点ではセイタカアワダチソウの花が開き切っていなかったのですが、今では黄色い花の盛りです。在来の植物がこの花に押されぎみの中でススキは負けずに頑張っています。
 一見すると何でもない秋の田園風景ですが、口惜しいのはこれが休耕田の風景であることです。茨城県北では過疎化が進んで農家は高齢化し、休耕田がどんどん増え、セイタカアワダチソウ、ススキ、ガマなどが我が物顔に威張っています。子供の数も減ったために常陸太田市里美地区にある2つの小学校は近いうちに統合されることになっていますが、小中学校の統廃合は茨城県北では日常的な出来事になっています。

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◇平24.10 指定廃棄物の最終処分場
 昨年の東日本大震災は、1年半以上経った今でも被災地に大きな爪跡を残しています。常陸太田市里美地区でも復旧活動は現在進行形です。未だにブルーシートを傷んだ屋根瓦の上に被せた家を見かけます。東魁酒造店主宅では、土蔵と門の修理は終りましたが、墓地の墓石は倒れたままです。ご先祖様には申し訳ないのですが、その状態で春と秋のお彼岸とお盆が2回過ぎました。修理を頼んでいる石屋さんの話では、工事開始は早くて来年の春以降だそうです。
 市役所が検査した結果、心配していたお米の放射能も大丈夫ということで、愁眉を開いたのも束の間、9月下旬になって指定廃棄物の最終処分場問題が持ち上がりました。「指定廃棄物」というと柔らかな表現ですが、要は一定レベル以上の放射能を帯びた廃棄物のことです。国が候補地として示したのは、東魁酒造から6キロメートルほど東の高萩市上君田にある国有林です。常陸太田市里美地区と高萩市の境界辺りです。地元の高萩市では市長と地域住民が「反対」の声を挙げています。常陸太田市の市長も「反対」と言っていますが、住民からの声は小さいようです。
 昨年の大震災の後、その余震なのでしょうか、高萩市の内陸部を震源地とする地震が多発しました。東魁酒造店主宅は震源地の近くですから、その都度前触れもなく突き上げるような揺れに見舞われ、冷や汗をかき不安な日々を過ごしました。最近は収まってきているようですが、今回の候補地選定に当たってはそういう面からの安全は考慮されているのでしょうか。
それとも、近くには過疎地域の限界集落しかないからという乱暴な理由で選んだのでしょうか。
 茨城県北では、地域の活性化のために都市部との交流人口を増やして賑わいを取り戻そうという活動が盛んです。候補地の5キロメートルほどの所には山村体験交流施設、農産物の直売所、キャンプ場などの施設があります。でも、最終処分場ができたら「怖い」という風評が立って交流人口増加は夢物語になりそうです。

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◇平24.09 収穫の秋が始まりました
 茨城県北部では9月初めに久々の雨が振りましたが、その後はお湿りがなく、稲穂は快調に黄金色になり首を垂れています。8、9日の土曜日と日曜日は稲刈り日和で農家の人たちが忙しく田圃で働く姿が見られました。でも、常陸太田市里美地区では9月下旬に放射能検査をして安全が確認できるまでは出荷、販売ができません。何とも腹立たしい限りです。
 そのような人間様の一喜一憂振りとは関係なく自然の営みは進行しています。山椒の実があと少しではじけそうに色付いてきました。春の味覚を楽しんだタラの木は白い放射状の花を咲かせています。花の甘さが強いのでしょうか、蟻が寄ってきます。名前の分からない甲虫の類も寄ってきています。間もなく放射状に黒い種ができます。去年緑のカーテンで日差しを遮ってくれた朝顔は、こぼれた種が勝手に発芽して地面を這い回り、緑の絨毯になっています。また種が沢山できて来年も地面を這い回りそうです。銀杏の青い実も落ち始めました。東魁酒造店主は、先日、銀杏洗い機第4号を完成させ収穫に備えました。

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◇平24.09 蕎麦の花が咲き始めました
 茨城県北の猛暑も少しは和らいできました。明け方の気温は肌寒く感じるようになり、8月中にはほとんど降らなかった雨も9月に入って降り始め、畑の作物も一息ついているようです。東魁酒造入り口脇の蕎麦畑は1箇月前に種を蒔いたのですが、白く花が咲き始めました。あと2箇月ほどで収穫の時期を迎えます。蕎麦畑の向こうには黄色く色付いた稲穂が見えます。いよいよ実りの秋です。


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◇平24.08 残暑お見舞い申し上げます
 残暑お見舞い申し上げます。西日本の方々には併せて雨のお見舞いを申し上げます。厳しい残暑が続きますが、その中でも自然の営みは変わりません。季節の花々が次々と開花します。東魁酒造の周囲を少々ご紹介します。

 山椒です。花の時期は過ぎて実を熟させつつあります。小粒でピリリと辛い実の収穫が楽しみです  百日紅です。夏は自分の天下とばかり青空と白雲に赤さを強調しています。百日紅の脇の土蔵は1年半前の大震災で瓦と外壁が崩れ落ちましたが、やっと修復しました。
 暑さと雨が少なかったお陰で稲の生育は順調のようです。小さな白い花が咲いて受粉が進んでいます。茨城県北にしては早いのですが、稲穂が首を垂れ始めた田圃もあります。  昨年試みた緑のカーテンからは朝顔の種が沢山採れました。採り切れずにこぼれ落ちた種が沢山あったようです。あちこちから芽を出して地面を這い回り、近くの庭木に辿り着くと這い上がって、ポツリポツリと花を咲かせています。
 いたるところに勝手に生い茂るのがオシロイバナです。昨年こぼれ落ちた種が春になると発芽し、どんどん大きくなって、今頃の時期に花の最盛期を迎えます。あまりに増えるので雑草並みの厄介者の扱いを受けています。  これまた例年同じ場所に勝手に生えて目よりも舌を楽しませてくれるのが茗荷です。花が咲いたのでは食べごろを過ぎていると言われますが、白い花が地面から見えないとどこにあるのか見当がつきません。
 早春に舌を楽しませてくれたタラの木は間もなく花を咲かせます。棘だらけの木肌には似つかわしくない可愛らしい花です。その頃にまたご紹介しましょう。 蒔いてから20日ほどの秋蕎麦です。白い花を見せてくれるのはあと1箇月ほどかかります。
 山の中でときどき見かけますが、野生のこんにゃくです。東魁酒造の敷地の片隅に顔を出しました。野生のこんにゃくは食用には適していないと聞きますが、試したことはありませんので真偽のほどは不明です。

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◇平24.07 夏の花、夏の果実
 東魁酒造の敷地の中で、これを見ると夏だと実感するのが百合の花と緑のカーテンになっているゴーヤの実です。ご覧の百合は「食用になる」と言われて親戚の家から球根を貰ってきたのですが、畑に植えておいたら増え過ぎて、食べ切れなくなった球根を建物の周りなどに植えてみたものです。緑のカーテンは朝顔などの花も綺麗ですが、黄色い小さな花と緑の葉で目を楽しませてくれる上に胃袋も楽しませてくれるゴーヤが店主一家のお気に入りです。


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◇平24.07 実の一つだに
 例年のごとく東魁酒造の入り口脇の休耕水田に蕎麦の花が咲いています。昨年収穫した秋蕎麦の種がこぼれて発芽したものです。今を盛りと白い花を咲かせていますが、以前にもお伝えしたように、夏の高温で受粉しないので実にはなりません。可哀想ですが1月ほど後になると秋蕎麦の播種のために耕運機で土に戻されてしまいます。一方、花もそこそこですが実益のあるブルーベリーはやっと食べられるようになってきました。

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◇平24.05 金環食
 テレビでも新聞でも金環食の前評判が盛んでしたが、これをご覧になっている皆様のところではお天気が大丈夫だったでしょうか。
 東魁酒造の所在地である茨城県北は幸いに好天に恵まれ、午前7時前に太陽が欠け始める段階、金環状の段階、元に戻る段階と、東魁酒造店主一家はすっかり楽しみました。

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◇平24.05 春の味覚は
 春は花の季節ですが、茨城県北では春の花が咲き始めるのが大幅に遅れました。5月に入ってやっと白い大島桜が満開状態ですし(左上)、その傍らでは河津桜が満開状態で散らずにいます(右上)。やがて果実を楽しめるかりんやブルーベリーの花も咲き始めました(中左右)。
 春はまた味覚に訴える山菜が出始める季節でもあります。たらの芽(左下)が4月下旬から食卓を賑わしています。5月に入って筍が東魁酒造店主宅の裏の竹薮に出始めましたが、放射能が心配だということで店主夫人の規制がかかって食卓には登場させてもらえません。折角の旬のものが食べられないということは真に口惜しいことです。この「損害」は賠償してもらえるのでしょうか。
大島桜 河津桜
かりんの花 ブルーベリーの花
たらの芽

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◇平24.04 一気に春が来ました
 東魁酒造の今年の春は遅れました。4月の初めは寒さが残っていて、やっと紅梅が咲き白梅も追いかけて咲き始めたといったところでした。ところが、4月10日のころから一気に春が来ました。ハナモクレン、ヤシオツツジ、枝垂れ桜、河津桜が一斉に咲き始めました。左上の写真は、道を挟んで左が枝垂れ桜、右奥が梅、右手前がハナモクレンです。まさに梅と桜が一緒に咲く歌の文句どおりの光景です。カタクリも石垣の隅で咲いています。母屋の裏手の斜面の上にある三春の桜の子供もしっかり咲いているのが屋根越しに見えます。

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◇平24.03 お待たせしました、梅の開花です
 関東地方では春分の日までに強風が吹かなかったので、今年は春一番がない年になりました。3月も下旬に入り押し詰まってきたところで、東魁酒造ではやっと紅梅が3、4輪咲きました。白梅は開き気味といったところです。これから急ピッチで咲くのでしょうが、桜も負けずに咲き始めると思います。茨城県北では今年は梅と桜が一緒に咲きそうです。
 梅の名所水戸の「偕楽園」でもやっと七分咲きで、3月下旬まで常磐線下りの特急列車が停まる期間を延長するとか。東魁酒造店主は寒さに縮こまって水戸まで遠征する元気がありませんので名所の現状をご報告できないのが残念です。

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◇平24.03 スギ花粉の到来
 九州と四国で春一番の報が伝えられましたが、関東でも間もなく吹くと思います。風が吹き始めると辛いのが花粉症の方々で、周囲にマスクが増えてきました。せめて明るく花の話題と思っても、ご覧のように2月末日の雪で、3月半ばを過ぎても紅梅が気持ち開き始めた程度で、白梅は蓑虫と一緒に縮こまっています。

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◇平24.02 春よ来い
 この冬は寒さが半端ではありません。日本海側ほどではありませんが、茨城県北も厳しい寒さに見舞われました。朝の外気温が連日マイナス5度から10度の間を行ったり来たりの日が続きました。雪は降ってもあまり積もらないのですが、夜中に降って除雪が間に合わないと朝の通勤時間帯には交通事故が多発します。2月下旬になって朝の外気温は零度とマイナス5度の間くらいになりました。
 宣伝が下手なためか、知らない人が多いのですが、常陸太田市金砂郷地区(旧金砂郷町)は常陸秋蕎麦の原産地です。そういう由来があるので、毎年2月には「日本一の蕎麦を楽しむ会」が開催されます。例年会場として使用している建物が昨年3月の大震災で壊れてしまったので、今年は隣接する水府地区(旧水府村)で開催されました。段位認定大会や名人の蕎麦うち実演などがありました。写真は会津で蕎麦屋「桐屋権現亭」を経営する傍ら全国各地を飛び回って蕎麦の宣伝に力を入れている唐橋さんと、電鉄会社の技師から転身して神戸で蕎麦屋「一孝庵」を経営する箱崎さんです。
 また、毎年11月には常陸秋蕎麦フェスティバルが開催されます。昨年は開催場所に困って、金砂郷地区にある工業団地の空いている一角を使って開かれたのですが、もともとそういう目的で整備された場所ではなかったので、来場者にご不便をかけたようです。
 最後の3枚の写真は、名のみの春に縮こまっている紅梅、白梅、河津桜の蕾です。

2月の雪 蕎麦うち名人唐橋さん
脱サラ蕎麦屋の箱崎さん 紅梅の蕾
白梅の蕾 河津桜の蕾

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◇平24.02 カラス、ヒヨドリ、スズメの来襲
 
 先にご紹介した鈴生りの柿(鳥も人間様も食べないので木の上で干し柿になっていました)に鳥たちが来襲しました。節分を前にして寒さの底にさしかかり食べるものが不足してきたためでしょうか、カラスの第一陣に続いてヒヨドリ、スズメの集団がやってきて、2日ほどでヘタだけになってしまいました。左の写真では一見するとまだ生っているように見えますが、右の拡大写真のようにヘタが残っているだけです。ハクビシン一家もがっかりしていると思います。

 日本海側の寒さには及びませんが、茨城県北の寒さも相当なもので、連日朝の気温がマイナス5度から10度の間を行ったり来たり、近くにある袋田の滝は全面氷結し登山家がアイスクライミングをしている光景がTVで紹介されました。春の訪れが待ち遠しい毎日です。

ヘタだけになった柿その1 ヘタだけになった柿その2

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