[第5室 ガラス絵]
-----平成12年,京都市 画廊・「エヴァンジェル」での個展に出展した
                 ガラス絵シリーズ・イルミナシオン-----

   
   イルミナシオン1   イルミナシオン2   イルミナシオン3

   
   イルミナシオン4   イルミナシオン5   イルミナシオン6
   (いずれも45×45cm)
----------------------------------------------------------写真提供 笑鬼庵 --------

[イルミナシオン]
 ガラス絵シリーズ「イルミナシオン」は90点におよぶ大作です。
 この展示室では,その中から6点を展示しました。

 タイトルは19世紀のフランスの詩人ランボー(Rimbaud)の同名の詩から得たとのこと。
 「イルミナシオン」は「天の啓示」といった意味でしょうか。

 鎌倉さんの愛読書の一つであるといいます。
 ランボーの詩ですか? 
 昔,読み始めてすぐに挫折した覚えがあります。

 詩集「イルミナシオン」(LES ILLUMINATIONS)から,短い詩を二つ抜き出してみます。

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        「出  発」
  見飽きた。
     あの幻はあらゆる空気に見つかった。
  聞き飽きた。
    町のざわめき,夜も,昼も,いつも。
  知り飽きた。
    人生の停滞。 おお,「ざわめき」と「幻」だ!
  新しい愛情と新しい音の中へ、出発!


       「冬 の 祭」
 喜歌劇の山小屋の後ろで滝の音がする。
    蛇行する水辺の小道と、果樹園のなかへと花火の光芒が延びる。
      木々の緑と夕陽の赤色。
        第一帝政期の帽子を被ったホラティウスのニンフたち。
 ブーシェのシベリアふうの女、シナの女。

(参考)松岡洋三:卒論「ランボー」,文芸社
  郡司邦雄:ランボー「イルミナスィオン」,http://rimbaud.kuniomonji.com/japonais.html