こんな本に出会いました。(本との出会いを記した読書ノート。)

書名など
志村平治:「信濃高梨一族」, 総合出版社歴研,2006.6発行,192ページ,1890円   

本屋では見かけませんが,セブンアンドワイの通信販売で検索したらヒットしました
 著者は知る人ぞ知る郷土歴史研究家。私には極めておなじみである。私の教え子ですから。彼は,巨大企業のエンジニアとして活躍しながら,若い時から郷土史研究にのめり込んでいた。現在はフリー。

 かつて,「村上義清伝」他を著したことがあり,なかなかの資料収集家。
 今年の信玄ブームに乗ったものかどうか分からないが,中野の藩主高梨家の系譜を,それこそ丹念に集めた資料で追っている。

 北信濃には「黒姫伝説」があり,これについても言及している。(p.95) 私の子供の頃,中野の祇園祭には,よく雨が降った。母は,黒姫さんが泣いているのだ,と言っていた。どうして,毎年この祭に雨なのか,不思議であった。ずっと後になって,祇園祭は梅雨の末期の7月19,20日であり,雨が良く降る時期であることを知った。

黒姫にちなんだ志賀高原の大蛇祭が開かれている。(2007年は8月24,25日) 今日,25日は,催しの一つとして,信玄ゆかりの渋温泉温泉寺で,組曲「黒姫物語」のコンサートが開かれる。
  中野市在住のシンガーソングライターの野田純子さんが出演するので,本日,これから聴きに行く予定です。
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