----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>
 「ローマ人の物語」スペシャルガイド 
   新潮社出版企画部
   新潮社,2007.5初版発行,319ページ,2,000円+税 
 


塩野七生「ローマ人の物語」の売れ行きに便乗?して,新潮社の出版部が制作。
買うつもりはなかったが,いつの間にか買った。

ご存じ,塩野七生(ななみ)の「ローマ人の物語」はよく売れた。
私も,毎年刊行されるのを待って買った。
全15巻を,毎年1冊づつ刊行すると聞いた時,「この人は,いつまで生きているつもりなんだろうか?」と感じた。

しっかりと元気で生きて,力作を書いて下さって嬉しい。
著者は「もし,病気が見つかると本が書けなくなるから,病院に行かなかった」と,凄いことを言っている。

本書は,その15巻のダイジェストや,著者との対談など。
新しい内容ではない。

  編集部が勝手に序列をつけた「ローマ時代の人物の品評会:ローマ人劇場」が面白かった。
1.天才武将
2.美男子
3.女っぽさ度
4.悪側近
5.知性の輝き度
・・・・・

本の特性から,やっぱり,人物に興味がいく。

素人が,「この時代にどうしてこうなったか」を知るには役だった。
経営者のファンが多いと言うが,人間が歴史に学ぶことは難しいということか。

名前は忘れたが,かつて,アメリカの歴史学者が
   「歴史を学んでみると,人間は歴史に学んでいない」
と言っているのを聞いたことがある。 
 
戻る