----- こんな本に出会いました ----- <書名など> 「君の望む死に方」 石持浅海著,祥伝社 2008年3月第1刷発行,253ページ,838円+税 本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ |
息子から借りた。 人が死なないミステリーが良いと言ったら,これになった。 |
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殺人は起きていないが,第一主人公は殺されたい人であり,もう一人は第一主人公を殺したい人である。 その上,第一主人公は末期の膵臓がんで余命はいくらもない。 なぜ殺されたいのか,なぜ殺したいのか。 お互いの意志が一致して,いかに目的をとげようとし,予期せぬ邪魔が入るか。 けっこう楽しめた。 読んでいる者からすれば,どちらもそんなバカなことはやめなさい。 と言いたいところだが。 彼らの勤務する会社が,フライホイールを使った無停電電源装置で成功したというのが面白かった。 電力量の大きさまでは言っていないが軸受の工夫で成功したらしい。 そう言えば,このごろフライホイールを使ったエネルギー貯蔵装置の開発が進展しているという話をあまり聞かない。 私の不勉強のせいかもしれない。 もしかしたら,本書が終わって後,あの社長が殺されたためかもしれない。 |