----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 「心療内科を訪ねて」 心が痛み,心が治す
    夏木静子著,新潮文庫
    2006年8月第1刷発行,244ページ,400円+税   


         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


  作家夏木静子自身が心身症に罹った経緯と,診断,治療。
 さらに,多くの患者との対話。
 
 健康体でいた著者が激しい痛みに襲われる。どんな鎮痛剤も効かない。こんな状態がほぼ3年。
 ペインクリニック,鍼灸,気功,整体・・・・,すべて効果無し。心療内科の診察を受け,典型的な心身症と診断される。
 常に仕事に前向きで,絶えず自分を鼓舞して新しい作品に挑戦してきた。自分のどこにも発症の心因は見いだせなかった。ただ,潜在意識は疲れ切って急速を求めていた。
 作家であることをやめ,絶食療法で自分と向き合うと,痛みが軽くなった。1年後に作家活動に復帰。
 経験を「腰痛放浪記 椅子がこわい」にして著した。
 この経験をもとに,多くの患者との対話してそれぞれについて書いたのか本書の大部分である。記録を見ると,心身症にも様々である。それも,男女,老若。
 
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