----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 「大人二人の午後」 
    五木寛之,塩野七生著,角川文庫
    2000年9月第1刷発行,395ページ,762円+税   


         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


 知的にも,ファッションでも,おしゃれな二人の対談。
 ブックオフで買った。105円
 
 
 ホテルについての会話
 塩野「ここはね,バーもレストランも夕暮れ時の眺めが素敵ですのよ。」
 ・・・・・
 五木「ぼくはホテルが趣味みたいなものでしてね。旅をするとき,いちばんこだわるのがホテルなんです。」
 なんて会話が冒頭である。
 ホテルが快適なのは嬉しいが,まず値段が・・・,という私とは人種が違う。

 とは言え。
 そう言う人たちだから,格調の高い珍しい話がたくさんある。

 イタリアでは,自分のことは自分で守る。
 塩野「あれでも,二度ほど泥棒にやられたのよ。」

 おしゃれな靴,洋服。
 「イタリア人自体が,最高級品がいちばん似合う。」なんて言っている。
 でも,本当にイタリアへ行くとそんな気がする。
 もっとも,日本人が,ユニクロが似合うことにほっとしている。

 塩野さんの指輪,なんていうのも紹介されている。
 なかなかのものらしい。
 贅沢をしているのでなく,生活を楽しんでいるという感じで。

 そう言えば,彼女の印税を計算したといって,教えてくれた人がいる。
 なかなかの額であった。
 私は冷たく言った。
 「韓国でベストセラーになっているほど売れているのに,それが入っていませんね。
 報道はされていないようだから。」
 我ながら嫌な奴。

 ずっと,塩野七生のファンです。
 ローマ人の物語は当然,全冊持っています。他にも・・・・・。
 妻にいつも言われました。
 「七生さんとたくさんお話しができたみたいね。」
 私はにっこり 「うん」 と一言。

 今回は,五木寛之とも,ちょっとぜいたくな会話をしてしまったような気がする。 
 
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