----- こんな本に出会いました ----- <書名など> 「パタゴニア」 あるいは風とタンポポの物語り 椎名 誠著,集英社文庫 1994年6月第1刷発行,252ページ,543円+税 本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ |
「パタゴニアの景色は良かったぞー」という知人がいた。 ブックオフで目にとまった。 105円。 この作者の本も,初めて読んだ。 「椎名」は「シーナ」と呼ばれていることも初めて知った。その程度の関心であった。 |
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読み始めたらいきなり奥さんの病気の話。それも精神的な。 その奥さんを置いて,パタゴニアへ。 パタゴニアの道中も,自然の描写もあまり迫ってくるものがなく,と言うより奥さんはどうなるのかだけが心配になって読んだ。 途中で気になって,ウェブを検索してみた。出ているわけがないと思いながら。 「椎名誠+妻」。なんと,これで何件もヒット。そしてびっくり。 「渡辺一枝」さん。活躍しておられる。 椎名誠の本名は「渡辺誠」だ,なんてどうでも良いことも。 そんなに気になるなら,話の最後を先に読めば良いのであるが,それはしたくなかった。 これで安心して,本に戻ることができる。と思いきや,心配の種は変わらない。 パタゴニアでいろいろあったね,くらいの感じで読み,そのうち,副題の「風とタンポポ」の意味がやっと分かった。 成田へ戻ったら,奥さんが出迎えてくれたことで,やっと安心。 この本は,パタゴニアより椎名夫婦の本らしい。 パタゴニアに行きたくなってくるようなことはなかった。その点は私にとって良かった。 > もしかしたらまたシーナの本を読むかも知れない。 渡辺一枝さんの本のほうが先のような気がする。 |