----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 「銭形平次捕物控」(一)平次屠蘇機嫌 
    野村胡堂著,嶋中文庫
    2004年5月第1刷発行,413ページ,619円+税   


         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


 ブックオフで目についたから買った。105円ならばこそ買う気になった 
 野村胡堂って銭形平次を書いたことしか知らないし,TVで見る以外は知らない。
 
 
 おなじみ,神田明神下の銭形平次とガラッ八の八五郎の活躍する捕物帖であるのだが,
 先ず文体に驚いた(笑った)。

 たとえば,
  銭形平次ともあろう者が・・・・・昆虫の活動を眺めていたのです。
  平次の顔は笑っております。
  ガラッ八はビックリしました。

 宮沢賢治の童話のマネか?と思うようなほのぼの文体。

 最後は必ず銭を投げると思いこんでいたら,そうでもない。時々投げるらしい。
 時に小判を投げたことも。金持ちなんだ。
 手柄を他人にゆずったり,場合によっては事件をあいまいにしてしまったり。

 予想と違うことは幾つかあっても,どの話も平次らしい。そして,ちょっとだけTVとはちがう。
 1冊読んでみるのもいいかな。
  
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