----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 「のぼうの城」
   和田 竜著,小学館
     2007年12月 1刷発行,333ページ,1,500円+税   

         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


 けっこう話題の著者で,話題の本だと息子が言ったので借りた。 
 読んでいる時,新聞広告が目についた。
   
 
 呼び名からわざっとぽいのであるが,城主がでくのぼうであることから「のぼう様」であるという。
 武州,忍城の城主成田長親。

 秀吉が小田原の北条を攻める事になった時,北条家の下にあった成田家はどうするか。
 北条家につくと見せて,秀吉が来たら開城する,ということで動き出す。
 ところが,土壇場で城主「のぼう」は抗戦を決意する。
 この時,負けると分かっている戦いに出るか。
 訳もなく,臣下も農民も「のぼう様が言った」ことならそれに従うのである。

 この,わけもなく,あの人が言うとみんながその気になるという不思議な人がこの世にいる。
 それを書きたかったのであろう。

 その不思議で羨ましい人格者のようすをもう少し詳しく知りたいところであるが,無理であろう。
 なにしろ,理由もなくそうなのであるから。
 攻める側の大将は石田三成。
 のぼうとは反対に,いくら良いことを言っても信用されない人に近い。
 私はその類かもしれない。

 水攻めをはねつけ,精一杯の抵抗をするのであるが,最後まで抗戦出来るわけはない。
 三成は最後まで成田長親に畏敬の念を持って乗り込んだという話までついて。

 ちょっと面白い人物の話だった。
     
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