----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 おくりびと
   百瀬しのぶ著,小学館文庫
     2008年7月初版第一刷発行,189ページ,438円+税   


         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


 映画が話題になった。それで映画を見ずにこの本を買った。
 
 こういう仕事については,前から青木新門の納棺夫日記がある。でも,納棺だけのプロを見たことはない。自分の家族の場合はいつも葬儀社の人がやってくれたから。葬儀社の人も納棺のプロではあるが,いわば葬儀全般請負と思う。

 人が死んだ場に立ち会うのであるから,事態は深刻であるし,夫が急にこういう仕事につけば妻の気持ちは複雑であろう。
 納棺の仕方にも丁寧な人あり,雑で下手な人ありらしい。そういえば,家族の葬儀の時,火葬場の係員の対応が場所によって随分違うことに驚いたことがある。

 それはともかく,物語の最初の納棺で「あれまー」と思わせ,最後に妻との間がめでたしとなることにちょっとほっとした。
    
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