----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>
 「ホビットの冒険」上,下 
      J R R トールキン作,瀬田貞二訳
      岩波少年文庫,2000.7新版第1刷発行
      (上)330ページ,(下)282ページ, (720+680)円+税
 


 久しぶりに岩波少年文庫を買った。こういう本を読む子供って,どういう子供なんだろう。 そんな子供以上に不思議な大人に薦められて読んだ。
 おかげで私も不思議な人に仲間入り。元々,別の意味で不思議な人間ではあったと思うから同じようなものか。


 話が始まると,主人公ビルボの家にやってくる14人の人達の名前が次々と出てくる。ガンダルフ,ドワーリン,バーリン,・・・,トーリン。しめて15人。
 そして,ビルボはホビット小人,ガンダルフは魔法使い,他はドワーフ小人などと始まると名前だけでも混乱。その上,文体(訳文)がいかにも翻訳調。こりゃ読みにくいや。途中でくじけそう。

 ドワーフ小人の先祖が戦いに敗れて取られてしまった宝物と住み場所を取り返すために,彼らは(男ばっか)旅に出る。
 途中でいろいろな小人や何やら出てくるがこれも男だけかな?
 そうでもないか。最初のところでビルボのおかあさんがトック家の三美人と言われた,とあるからちょっとだけ出てくる。もちろん,物語の進行とは関係ないし,そんなことはどうでも良い。
 
 で,そこから子供向きの冒険物語が。
 おもしろい。文体などは問題でなくなり,やめられなくなってしまった 
 長い旅の行程になる「荒地のくに」の地図は分かりにくい。今どこを旅しているんだろう。話の進行に合わせて地図にマーキングをした。我ながらちょっとおかしい。

 結果としてすごく面白い本。

 こうなると続編の「指輪物語」も読まないわけにはいけないかな。これも買ってしまった。それにしても6冊の長編とは。
 読み始めるのにちょっと躊躇している。
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