----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>

     「チベット旅行記」上、下

      河口彗海著 長沢和俊編
      白水社uブックス
      2004.8 第1刷発行  上 313ページ、950円+税  下 290ページ、950円+税



 登山家のY.K氏に、存在を教わった本である。
 かつて河口彗海なる仏僧が明治時代にネパールを超えてチベットまで経典を求めて何年もの間旅をしたことを聞いた。
 その時の旅行記である。
 現代かなづかいに改められた新版で読んだ。。


 一念とはすごいものである。
 漢訳された経典は正しく翻訳されているかどうか分からない。
 原典であるサンスクリットで書かれた経典を得たい。それで青年僧河口彗海はチベットへ出掛けた。
 明治30年、簡単に行けるわけがない。でも出掛けてしまう。

 チベット語はインドで学ぶなど、行程の困難さはここでは省略。

 当時チベットは鎖国状態であったから、まともには入国できない。
 とんでもない西側を回って、密入国する。
 道中、吹雪になれば座禅を組んで世を過ごした、など、信じがたい話が出てくるが、それは俗人のかんぐりであろう。
 現地の観察記録の中には、これはどうかと思うことがたくさんあるが、当時の感じとしてはそんなものかもしれない。

 それにしても、当時にはこういう大志を抱いた日本人がいたことが驚きである。

 
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