----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>
     塩野七生「生き方の演習 --若者たちへ--」

     朝日出版社 2010年発行 1100円+税

 20年くらい前の塩野七生さんの講演録である。
 当時、スポンサー企業に申し込んで送ってもらい読んだ覚えがある。企業の名前は忘れてしまったが、この本から協和発酵であることが分かった。内容はもっと忘れてしまった。
 当時は、こんな(ひどい)タイトルではなかった。巻末にあるように「これから人生を歩むあなたへ」だった。

 本書はこの他に2つの話が追加されている。
 それと、100ページに満たない本にしては値段が高い。売るつもりがなかったのか、このくらいにしても売れると見込んだか?
 せっかくの本に、こういう感想が先ず浮かぶのだから年寄りは嫌だと言われそう。
 自分でもいやになっている。

 自分はずっと生き方が下手だったから、これから上手に生きたいというのではなく、当時どんな話があったのかを知りたい程度で読んだ。
 内容は余り古く感じない。それは、冒頭にあるように、日本がずっと1カ所に迷走していたからなののかもしれない。
 塩野七生さんを知っている若者は当時よりずっと減っているような気がする。

 日本人はプロとアマチュアの違いが分かっていないということから話が始まっている。
 同感と思える話が沢山あったが、生き方の演習というには自分は歳を取りすぎて居るなあ、これからどうすれば良いんだろうかと、読み始めと同じ感想で読み終えた。
 
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