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sansui AU-7700で遊ぶ |
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分解清掃を行う H21.10 |
■シャーシレス構造、1点アースを売りにしたアンプなので各部を外すとばらばらになる。1点アースのため、基盤から基盤へアース線が渡り歩いている。
■各アンプ部の徹底した清掃を行う。アルコールと歯ブラシで基盤の汚れを落とす。愛煙家なのでヤニがこびりついている。
歯ブラシと綿棒、ティッシュペーパーでこすると真っ黒になった。
■電源ケーブル等はマジックインクで印を付ける。面倒でもそれをしないと、後で必ず後悔する。
●基盤を眺めると、半田付けの跡が他と違うところがある。中古で手に入れる前、修理に出ているようだ。
● 入力をAUX1やチューナーに切り替えると片チャンネル音が途切れる。左右のバランスも悪い。なんとか正常そうに見えるのはAUX2だけである。
● VRにガリがある。いろいろやっていたら、VR下の基盤を抑えるとガリが消えた。ガリではなく接触不良のようなので、半田付けをやり直したら良くなった。しかし、まだガリは完全に消えていない。
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トーンコントロール デテントのボリューム |
入力セレクタとイコライザアンプ |
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メインアンプ |
フィルター等のセレクタ |
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前面パネルとメインアンプ部 |
無水エタノール |
問題の4連ボリューム |
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■ 電源のコンデサを交換する。付いていたのはnegative blackの10000μF。これをONKYOマークのあるELNAに交換する。耐圧は50Vで容量は6800μFと少ないが手持ちはこれしかない。
■ 出力は+-40Vだ。コンデサの耐圧は50Vしかない。元も50Vなのでいいだろう。サイズも小さいので、ホットボンドで固定する。
■ダイオードはどこだ、と探していたら、メイン基盤上に4個、放熱器付きで載っていた。
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膨らんだnegative black |
交換したELNA |
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●しかし、整流用ダイオードとこのコンデサだけで雑音も発せずよく鳴るものだ。安定化電源などはメインアンプに必要ないのかも。回路の作りがいいんだろうけれども。
●コントロール部の電源はトランスに別巻きで安定化電源になっている。このコンデサも劣化しているだろうな。
●重い。いつもは小型のアンプしかいじっていないので、非常に重く感じる。 |
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<そのうちに やろうと思うこと>
■ 入力端子部分の基盤を取り出し、RCAピンジャック周りとセレクタの回転SW端子の清掃と再半田をする。どの端子からも正常な入力ができるようにする。
■ 信号入力がない状態でボリュームを回すと少しがリが出る。ボリュームの内部清掃が必要だ。分解清掃するには、基盤から外さなくてはならない。
■ 終段トランジスタのシリコングリスがとんでいる。終段トランジスタは放熱器を通して基盤に半田付けされている。この作業は難易度が高い。多分これをやると、トランジスタを完全に駄目にするだろう。トランジスタ本体も相当くたびれているはずだ。
■ 電源のカップリングコンデサも寿命だろう。その他のメインアンプのコンデサを交換すると、調整が必要になると思われる。調整用の半固定抵抗がたくさんある。(多分ここまではやらない。いや、できない)
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サンスイ AU-7700の由来 H17.8 |
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■昔々といっても、学生のときに中古で買ったサンスイのアンプ・AU-7700そして勤めてから買ったマランツのプリアンプを車庫の2階から出してきてテストをする。
この2台、オーディオに没頭していたころに買って、それからよその家にあったりしながら、車庫の2階で10年くらい眠っていた。どこで買ったのか思い出せない。
■このほかにパイオニアのA級動作の鉄のかたまりのようなメインアンプもあった。(M-22)それは、知人が再生して使っているはず。
■テストを繰り返した結果、マランツのプリアンプは動作せず。ごみと判断せざるを得ない。そんなに高いものではなかったし、使っている部品が安物だし。<分解されて燃えないごみとなった>
■AU-7700は分解清掃、接点の確認をした結果、AUX1とTUNERの入力が片チャンネル音が小さい以外、音質のコントロール、メインアンプ部は正常に動作した。(と思う)
● しかし、音出を30分くらいしたらボツボツという雑音が出てきた。(次のテストでは出なかった。)
■ 電源のケミコンがふくらんでいる。寿命が近い。しかし、耐圧50V・10000μFという大きさ。買うと高いだろうな。
■ というわけで、きれいに磨いたのだが、再び車庫の2回で休んでいてもらうことにした。だれももらってくれないし。オークションに出すには、重くて梱包がめんどうだし。
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