DENON DRA-F101 で遊ぶ

DRA-F101のアンプ基板の動作確認  H24.4

 トロイダルトランスが焼け、多分電源回路もだめであろうDRA-F101のアンプ部だけを取り出し音が出るか確かめてみる。SP出力、入力端子しかないし、基板に接続が印刷されているので試しやすい。

■ 入力からオペアンプ(JRC5532DD)につながり、終段はサンケンのB1383とD2083である。

■ 正常なトランス出力は24V×2だったので、24VのあるTOEIのトランスを使った。平滑はAitendoの基板。他に+−15Vが必要なので15V×2のトランスと正負電源基板のキッとを使い供給している。SP保護回路のトランスと合わせて3個も端材の上に並べている。配線は空中配線である。

■ 入力部の端子にLR入力、+−15Vの他に2本の線がある。つながなくても音が出た。

● アンプ部だけなのでくっきりした音が出ると思ったが。聞きやすい音のだが、迫力不足。同じだった。あんまり好きではない。

基板 表  基板 裏 汎用パワートランジスタ(ダーリントン)
電源回路 バラック組み立て

DRA-F102 基盤に再ハンダ  H23.12

 3台まとめて安かったのでゲットした中の1台。「音でない」というもの。3台押し入れから引き出してきたのは、居間にある我が家のメインアンプ、ONKYOのA-927を修理に出そうと思っているので、一時の代換えアンプとして使うため。

■ 最初に動作確認をしたときは全く音が出なかった。だめだなと思って、SPケーブルを外そうとSP端子に触れたら音が出た。よく調べると、SP端子に下向きの力を加えると音が出る。これは、基盤のハンダクラックだろうと思って中を見たら、複雑な作りで基盤まで確認できなかったので、そのうちやろうと思って、眠らせておいた。それを今回、引っ張り出してきた。

■ F101の分かりやすい構造と違って、上下の2枚基盤が、縦の基盤でつながっている。さらに、外しにくい場所に、フラットケーブル(コントロール信号とチューナ部から)が2枚、電源コネクタらしきののが内部に。ヒートシンクにつながった小さな基盤。コネクタを外し、上下の基盤を外そうとしたが、壊れそうだったのでやめた。

■ 裏のカバーを外す。全面パネルをのぞいて、ケース部分を全部取り去る。トランスもヒートシンクも固定されなくなった。チューナー部分は背面パネルにねじ2本で固定されているだけだった。

■ その状態で裏返しにして、SP端子とプロテクトリレーの周りを徹底的に再ハンダ。ハンダの艶が明らかに他と違うところが何箇所かある。前にも修理されていたようだ。

● 慎重に組み上げる。幸いにも、ねじは余らなかった。音だしをする。正常に動作した。


上カバーを取る

下カバーを取る




この辺を徹底的に再ハンダ


● 終段トランジスタの足が4本合った。調べてみたら、DENONのHC(High Current)トランジスターというものだった。F101の終段の型番は調べていなが、3本足だった。

● F101もトロイダルトランスだったが、F102は黒いビニルで覆われている。低歪・低損失なのだそうだ。


● 肝心の音は。まあ、あんまり好きではないのだが。甘い聞きやすい音のだが。迫力不足。透明感不足。BGMに流しながら、このHPを作っている。


DRA-F101 3台目・4台目  ロータリーエンコーダの清掃  H23.12

 3台まとめて安かったので。簡単な動作確認をしてからしばらく押し入れにあったのだが引き出してきた。

■ オークションにF102と併せて3台で安かったので、部品取りにでもしようと落札。ほかに競り合う相手はいなかった。音量調節がうまくいかないという症状。

■ ロータリーエンコーダの清掃をする。前にもやっているから、さっさと分解しエンコーダを分解し、アルコールで清掃する。2台とも固くなった潤滑油のようなものでベトベトだった。他に特に異常はなさそうなのでので、組み上げて音を出してみる。

■ チューナーもセレクタも異常なく動くようになった。

● と、1台の音量調節が時々おかしい。ゆっくり回すときちんと増減しない。速く回すと正常に動く。エンコーダを組み立てる時、つめの締め付けが弱かったかも知れない。しっかり締め付けたことを確認した方は正常だ。もう1回分解する気にならないのでそのままにしておく。おかしい方は、液晶表示が薄いし、セレクタのつまみもないので、車庫の2階で眠っている2台目と、そのうち合体させてみよう。それにしても、つまみが1個ほしい。


● この機種、オークションをながめていると、音量調節の不具合が多い。軸とベース部分に塗ってある潤滑油のような物が原因だと思うが。耐久性がないんだろうなあ。さらに、セレクタのつまみなしも多い。簡単に抜けてしまうから紛失が多いんだと思う。



DRA-F101 2台目  トランスがこげていた  H22.8

 もう1台のDRA-F101。つまみのないDRA-F101は前面パネルにはがれがある以外正常に動作する。これは、つまみ入手用にゲットしてきた不動の1台。

■ 電子ボリュームの接点が固くなった潤滑油のようなものでベトベトだったので、アルコールできれいにして戻す。


■ あれこれやってみたが、電源が入らない。テスターで見たら、そもそも電源から電圧が供給されていない。トランスが導通しない。ひっくりかえしたら、焼けていた。

● 分かりやすい作りで、配線が目視できる。右側のパワーアンプ部だけ簡単に取り出せる。入力は+−30Vと+−15V。それとL・R・−の信号線。出力はLRのSPのみ。そのうち、アンプ部だけ取り出し、電圧を加えてみようと思っている。。

DRA-F101 1台目    H21.12

 音がよいと評判の小さなレシーバー。トロイダルトランスを使っている。液晶表示部の塗装はげ、セレクタのつまみなし。外観は気にしないので、あまり競り合うことなしにオークションで落とす。分解してみるとオーディオ用コンデサがしっかり使われていた。トランスは24V×2。壊れていたらトランスだけ取り出そうと思っていたので、よい物を安く落としたと満足。
 しっかりした音が出るので、もっぱらこれを使ってSPのテストをしていたが、子供に奪われて行った。