◇ 各部の名称


トンコリの各部の名称は、もちろんアイヌ語で呼ぶのが本来な訳ですが、
アイヌ語で覚えていない人の為に日本語での呼び名も使われています。

トンコリは女性の体を模していて、
頭、首、肩、胴、と言われればおおよそどこの部位だか解りますよね。
糸を巻く棒を「耳」と呼びます。首から生えている〜でもまあ、耳っぽいです。
胴の真ん中に開けられている穴は「へそ」です。
一番下の細くなっている部分を足と呼びます。

楽器としての部品は、弦楽器ですから張ってある弦はそのまま弦、
アイヌ語でカーと言いますが、糸という意味です。
絃を作る時には、糸を縒る「いとより」と言いますが、「げんより」とは言いませんね。

耳は、楽器としてトンコリを扱っている時には、糸巻きと呼ばれる事が多いと思いますが、
僕はアイヌ語でキサラと呼ぶのが好きですね。

弦を持ち上げているのが2つの駒。

弦を下で引っ張って固定している部品を根緒と書いてある書物もありますが、
僕は実際に根緒と呼ばれているのを聞いた事はありません。
アイヌではサマンペと呼び、日本では糸掛けや糸留めと呼ぶのが一番通じるでしょうか。

表面の平らな板を響板と呼びます。ここは自由に彫刻を楽しむ場となっております。

響板の一番上に付けられている小さな角材、これは糸巻きから弦が出てきて、ここに当たって擦れてしまう為、
硬い木で作られ、補強板となっています。
この補強板の本来の固有名称って、あるんだかないんだか、僕は知らないのでどなたか教えて頂けませんでしょうか。
ただ補強板と呼んでも部位が解りづらいですし。。

くり抜いた胴の中には玉が入れられています。
なかなか見る事の出来ない部品です。
サンペと呼ばれていて、心臓の意味です。
楽器部品というか何というか、
トンコリを傾けるとゴロゴロゴロ…と音を立てて転がりゴトン!と壁にぶつかる愉快なヤツです。
知ってました?

ちょっとした宝物のような、好きなものを入れます。
ガラス玉だったりキレイな石だったり。
クルミだったり、誰にもナイショだったり。

振って音を出す!という事はあまり無いようです。


よじ登る。。

とりあえず戻ってみる。