◇ 完成品は
欲しい方にお譲りしています。
また、フルオーダーメイドというのでしょうか、完全お誂え製作致します。
材種から選んで頂いて、大きさ、形、デザイン、全て自由です。
ウチに来て、干してある大きな材を見て、ここからこの部分で作ってくれ!というのが
一番楽しいと思います(笑)
最近は、電車での持ち運びをする方が増えていて、
ハードケースが無くて不安ですとか、
ちょっと大きくて運ぶのに大変だとか、
そういったご意見が多いので、
「琉球スタイル」という名前を付けて、沖縄三線ケースに収まるように作っています。
トンコリのスタイルが、ではなくて、
このケースを持って街中を歩いていると、たまーに、
「それ沖縄の三線ですか?」
と聞かれる事があるという、そんなスタイルで身軽に手軽に気楽に歩けますという事です。
そんな時はもちろん胸張って自慢げに、
「いや違うんですねーこれ実はね、アイヌの楽器でね、トンコリっていうんですよー」って。
「 。。。 はい? 」
長さは80cmちょっとで「めんこい」感じになってますが、
音はしっかり作り込んでいますので、しっかり鳴ります。
◇ 2015モデル
2015シーズンに製作した、姫小松の耳付き材です。
耳付き材とは、樹皮やその直下の肌が残っている材の事で、
テーブルなどでもこの耳を残す事で、より自然な風合いが好まれています。
響板も風合いのある、キラキラした波のような杢目のある材を合わせました。
◇ 2013モデル
2013シーズンに製作し完成した2丁とおまけの1丁です。
ついでにケースへの収まり具合もご覧下さい。
◇1丁目
赤松材
胴幅102mmでストレート、
足をなるべくシュッと細めにして欲しいという要望がありまして、
でも中もなるべく大きく彫りたいしなーという事で、
こんな感じに仕上がりました。
ケースもご注文、おあつらえですのでピタッと合わせています。
小物部品は楓、絃は三線用。
◇2丁目
陸前高田の松材で本体響板共木。
肩幅は102mmなのに対し、腰幅は117mmでくびれ無しの末広がり形。
ケースもおあつらえですのでピタッと合わせています。
小物部品は楓、絃は三線用。
◇3丁目
陸前高田の松材で本体響板共木。
肩幅は93mmなのに対し、腰幅は118mmでくびれ無しの末広がり形。
ケースもぜんぜんピタッと合ってません(笑)
小物部品は楓、絃は三線用。
小さいですけど作りは上記真剣モデルと変わらず、
しっかりとかわいい音で鳴るんですよ。
ゴロゴロも入ってます。
◇ 基本モデル
◇ 高田松原311(陸前高田の涙の琉球スタイル)
高田松原311(陸前高田の涙の琉球スタイル)
本体材:赤松、陸前高田産、樹齢二百年超、白太2割5分
本体木目:追い柾、無節、アオ入り、虫喰い有り
響板材:赤松、陸前高田産、樹齢二百年超、本体と共木
響板木目:柾目、無節
響板取付方:鹿膠接着
サンペ材:チューリップウッド、ブラジル産
サンペ形状:中実多面球状、心材赤色、彫刻有
糸巻材:楓、産地不明
糸巻形状:四角グリップ、丸ストレート差込、絃穴丸貫通
歌口材:楓、産地不明
ウマ材:楓、産地不明
糸掛:江戸打紐、合成繊維
糸掛橋材:楓、産地不明
糸掛留材:楓、産地不明
絃:沖縄三線用絃テトロン1.5号(男絃×2、中絃×2、女絃×1)
絃無しでの本体材の音(低中高の三段階相対評価):中
最大寸法(本体+響板のみ):821×119×59
価格:ご希望の方は弾きに来て下さい。
その他:沖縄三線流用ケース付き。
基本的には全て刃物で削った手作業の仕上げですが、
楽器の機能として必要な部品の一部にヤスリ目が残っています。
紙ヤスリなどでの仕上げは一切行っていません。
絃の関係以外には一切の合成物を使用していません。
金属類は一切使用していません。
高田松原の赤松とは。
東北震災の津波倒木材です。陸前高田の村上製材所さんを訪問し、
村上さんのご厚意で譲り受けた貴重な材です。
製材のページでその様子をご覧下さい。
この材が形になって後世まで残ってくれるような、そんな使い方をして欲しい。
とは村上さんの話。確かにそうですよね。
ネット販売でニセモノも出回っているだろうし、値段を倍にして横流ししている業者もある。
儲けようと思えば幾らでも出来るが、これはご先祖が植えた樹木。
これで自分たちが儲けてはいけないんだよ。
材は誰のものでもないんだから、材自体の値段は無し。
ボランティアのみんなが、泥だらけの木を洗ってくれたんだよ。
だから、形として残るものづくりをしている人、こういった話に理解のある人だけに、
製材賃だけ頂いて譲っているんだよ、という事でした。
本当は、現地から製材所までトラックで運んだり、積み下ろしとか、色々掛かっているはずですが、
玄関先に居た鹿児島豚の村上カルビちゃんの「ブヒッ」というひと声で潔く切りのいい数字。
「村とって特を付けたら、特上カルビじゃー(笑)by村上社長」
在庫の材は割れや虫喰いなどは無く、木目が真っ直ぐ走り、すっきりした材です。
現地にて僅かに残っている樹皮を見て、材種を赤松と書かせて頂きましたが、
高田松原の松は赤松と黒松が混在しており、樹木学的にはその合いの子というのも
あるとの事ですが、材の性質としては区別が付けられず判別不可能となっております。
(スプルース、パイン、ファーなどのホワイトウッドは、製材すると区別出来なくなります)
博物館にあるようなトンコリが、その材種を「マツ」としか書けない理由もこの為だと思います。
この材、夏目と冬目(年輪の色の違い)の差が大きいなぁ。三陸海岸かぁ。
年輪の具合で生えていた場所の気候がおおよそ解るんですよ。
首に流した涙の星をデザインしました。
悲しいだけの涙ではないですよ。
訪問した短い時間に、色々な人に出会い、色々な事がありました。
◇ 姫小(奥会津生まれの琉球スタイル)
姫子(奥会津生まれの琉球スタイル)
本体材:姫小松、会津産、樹齢二百年超、白太2割
本体木目:追い柾、無節、巻き大、一部耳付き
響板材:姫小松、会津産、樹齢二百年超、本体と共木ではない
響板木目:柾目、無節、巻き大
響板取付方:鹿膠接着
サンペ材:チューリップウッド、ブラジル産
サンペ形状:中実多面球状、心材赤色、彫刻有
糸巻材:楓、産地不明
糸巻形状:四角グリップ、丸ストレート差込、絃穴丸貫通
歌口材:楓、産地不明
ウマ材:楓、産地不明
糸掛:江戸打紐、合成繊維
糸掛橋材:楓、産地不明
糸掛留材:楓、産地不明
絃:沖縄三線用絃テトロン1.5号(男絃×2、中絃×2、女絃×1)
絃無しでの本体材の音(低中高の三段階相対評価):低
最大寸法(本体+響板のみ):811×126×48
価格:ご希望の方は弾きに来て下さい。
その他:沖縄三線流用ケース付き。
基本的には全て刃物で削った手作業の仕上げですが、
楽器の機能として必要な部品の一部にヤスリ目が残っています。
紙ヤスリなどでの仕上げは一切行っていません。
絃の関係以外には一切の合成物を使用していません。
金属類は一切使用していません。
姫小松とは。
国内でのピアノ生産の多くは、アカエゾマツの板材とブナの角材を組み立てて
生産していたのですが、北海道でアカエゾマツを取り過ぎてしまい、
その次に目をつけられた「楽器に適した材」が姫小松です。
が、それも取り尽くしてしまい、現在は北米産スプルースが主流のようですね。
姫小松は、変形が少なく安定している為、鋳物の木型として利用されてきましたが、
現在ではプラスチックが多く使われるようになり、
姫小松の出番はその材の減少と共に需要も減少しました。
それを語ってくれたのは、仲良くして頂いている会津の木材屋さん。
その当時に製材された残りの材で、トンコリが取れそうなサイズの角材が
ヤードの隅っこに桟積みされているとの事、雪解けを待って掘り出しに行きました。
「もう誰も使ってくれないんですよ。何かに使ってくれたらそれだけで有り難い」と話していました。
いえいえ、こんな材は二度と手に入らない、と思うのは僕だけでしょうか。
山が、森が、豊かだった時代の貴重な材。無節で2mいけてます。
年輪が見えないくらい細かくて、角材なのに数えられるだけで200を超えます。
4月1日、雪が降る中、選木を手伝って頂き、良材中の良材を4本、頂いてきました。
僕の為に今から山の木を切り倒すというのは遠慮しますが、
このような素晴らしい残材に巡り会えた僕は本当にラッキーだなぁ、と思います。
ちなみに姫小松は北海道にも雑木林に自生していますが、こちらは福島県産です。
よじ登る。。
とりあえず戻ってみる。