新生銀行の仕組預金とは|メリットとデメリット


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新生銀行の仕組預金とは


新生銀行が売出しを行っている『仕組預金(パワーステップアップ預金)』という商品は、満期10年の金利が初年度0.4%(年利・税引き前)から年を経るにつれ上昇し、最後の9・10年目には0.6%まで上がるという商品があります(2015年9月時点)。
都銀(メガバンク)や地銀の10年物の定期預金の金利が、0.1%程度というご時勢、いったいどうすればこのような高金利になるのでしょうか?



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「定期」預金ではなく「仕組み」預金


冒頭から「仕組預金」という言葉が用いられているように、この商品は、いわゆる「普通預金」や「定期預金」とは商品の性質が異なっています。

新生銀行の仕組み預金「パワーステップアップ預金2(円仕組預金)」(2015年12月時点)の商品概要を抜粋します。


満期が最短3年、最長10年。銀行側の判断で満期期間は変動する。
最初の1~5年の金利は0.4%、その後6年~8年目は0.5%、最後の9年・10年目は0.6%と金利がステップ式に上がる。
原則として途中解約できない。解約する場合は元本割れする可能性がある。


この概要を見てどう感じられたでしょうか?
預金者にとって金利が良いというメリットがありますが、銀行側にも満期を自由にコントロールできるという強みがあります。

銀行側の立場でみれば、3年後に予想よりも実勢の金利が低ければ、満期を繰り上げれば良いし、金利が高くなっていれば満期を伸ばしてやり過ごすことができます。
つまり、銀行側にとっては一定の範囲よりも金利が大きく変動し、予定通りに利益が得られないリスクを回避することができます。


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仕組預金とは、オプションが組み合わされた預金


先ほど述べた銀行にとってのリスク回避の部分が、金融商品の世界では、オプション取引として実現されます。
オプション取引について具体的な説明は省きますが、この仕組預金を例にするならば、
”3年以後は前倒しで満期とする事ができる”というオプション(権利のようなもの)を銀行は預金者から買っていることになります。


よって、預金者はオプションの売っている状態になるので、オプションの対価分が高い金利として上乗せされていることになります。




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銀行・預金者双方のメリット・デメリット


銀行・預金者双方にメリット・デメリットがあります。

預金者のメリット
高い金利を得られる(オプションを売った対価を得られる)

預金者のデメリット
中途解約はできない。もし中途解約を行うなら元本割の可能性がある
(オプションを買い戻す費用と言い換えられるかもしれません)


銀行のメリット
予想範囲外に実勢の金利が変動しても、オプションを行使(低い場合は、満期を3年で繰り上げる。高い場合は満期を伸ばす)することで、損害を抑えることができる。

銀行のデメリット
金利があまり変動しない場合は、オプションの効果が出ないため、購入したオプション代金だけ損する。


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おすすめは・・


さて長くなってしまいましたが、仕組預金は銀行が扱う商品としては少々複雑な部類に入るかも知れませんが、デメリットもあるという事をよく加味して頂ければ、高いメリットの恩恵を受けることができるといえます。
仕組預金を購入するならこんなケースがぴったりかと思います。


10年ぐらいは絶対動かさなくても良い、余裕資金がある。

しばらくは、金利が変動しない(低金利のまま)と考えている。





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