「遭難者に、なりました。」
2021-06-29(火)~07-02(金) 羊蹄山
真狩キャンプ場をAM10:00出発して、避難小屋にPM3:00に着くのは計画どうり。
しかし管理人の説明を受けて、びっくりした。
「遭難者以外の人は、泊まれません。」コロナウイルス対策としての特別ルール。
少し考えて遭難者として泊まることにした。
やはり九合目避難小屋から真狩キャンプ場に戻るのに、3時間以上かかるのが問題だよね。
装備は、宿泊対策として水3KGと冬用シュラフとエアーマットとダウンジャケット等
日帰り装備より6KG以上重い。
大人の事情は、年上の私が考慮するのが常道だしね。
生まれて初めての遭難者扱いを受け入れるのは、HPの話題として良いが
かなり困難だと感じた。
①翌日は、頂上に行くのはダメ、下山のみ。
②8合目まで遭難者としての付き添い有り。
➂下山完了後は、警察にお礼電話すること。
④警察・消防等に自分の住所・氏名・電話番号が通知されること。
管理人・警察の方に感謝の気持ちしかないけれど、情報不足が招いた事故のような話だと思う。
「きっかけの山」
2021-07-03(土)~04(日) 阿寒岳(72/100)
そもそも、4月からの百名山巡りは、「阿寒岳に、登りたい。」から始まった。
うまい具合に登山天気Aに当たってラッキーとか思っていたが。
朝、阿寒湖周辺は、濃霧になっていた。
やむなく、私が「頂上に着くや否や晴れ」と思って、登った。
本当だった。
時々、視界が悪くなる程度で問題なし。
往復コースタイム3時間30分は、お得な感じ。
活火山の迫力、赤沼、青沼、360度の展望。
北海道まで来て良かった。
本当に良かった。
「滝巡りコース(沢コース・旧道)」
2021-07-05(月)~06(火) 斜里岳(73/100)
ガイドを見ても、納得できずwebで再確認した。
沢コース・旧道の滝巡りコースは、厳しい感じがした。
結果として登山靴にスパッツを付けて、ヘルメット装着することにした。
予感は当たる。
渡渉が20回以上、たいしたことない水量とはいえ、一人でのプレッシャーは大きい。
誰にも会わない1時間40分の滝巡りになった。
頂上到達30分前から濃霧が発生して、再び誰にも会わない百名山になった。
6時間30分の周遊で8人の登山者に会ったけれど、
人が居て欲しい場面では、誰もいない。
珍しい一日だった。
「秘境知床の宿 地の涯(チノハテ)」
2021-07-07(水) 羅臼岳
銀冷水から頂上まで2時間かかる。
残念ながら今日の山行は、ここまでとする。
(誰も、登ってくる気配が無い。)
樹林帯を出ると、嵐が待っている。
ダメージを受けないうちに、下山が吉。
明け方まで降っていた雨が止んで、ラッキーとか思ったけれど。
いまだに、風が半端なく強い。(頂上は、濃霧の中)
往復5時間かけて登山口に戻ると、登山ノートには北見市から来た登山者も
極楽平で引き返している。
本日は、消防隊3人が訓練の為頂上を目指しているだけだった。
追記
知床=シレトコは、アイヌ語で「チノハテ」の意味だそうです。
ホテルの漁師から直接仕入れている魚は、GOOD!です。
来年もここに連泊したいと思います。
(1泊2食付き¥19,000)
「リシリヒナゲシ」
2021-07-08(木)~10(土) 利尻岳(74/100)
九合目から頂上に近くなるころ、前を歩いている花のガイド本を持っている人が叫んでいる。
「ついに、見つけた。リシリヒナゲシ」
確かに、今まで見た記憶が無い。
標高差約1500Mでコースタイム9時間は、大変なのだが
利尻岳は花が豊富で、助けられた。
土曜日なので登山者は、50人以上で頂上は、混みあっていた。
心配していた利尻北麓野営場の駐車場は、以外にも空きが多かった。
送迎バスで来る登山者が、多いようだ。
追記
頂上は、絶景で北海道・礼文島・ロシアの島まで見えた。
「似ている場所」
2021-07-11(日)~13(火) 大雪山(75/100)
旭岳ロープウェイから降りて、姿見駅から少し歩くと、似ていることに気が付いた。
立山、室堂のような雰囲気が漂っている。
周りの人のテンションが、高いような気がする。
8合目付近で会った登山者は、「ここに住みたい。」とか言っていた。
絶妙な雪渓が、人の描いた芸術作品のように見える。
広い頂上もたくさんの人で、にぎわっていた。
歩きやすい登山道に加えて、コースタイム4時間は、いいね。
今日は、火曜日なのに週末の感じがした。
追記
頂上で隣にいる彼は、レンタカー(車中泊)で北海道の山を
回っているツワモノです。
「面白くない山」
2021-07-14(水) 十勝岳(76/100)
十勝岳温泉登山口の駐車場は、am7:15には満杯だった。
この駐車場は、富良野岳=花の百名山として多く使われている。
そんな理由で途中分岐まで、一緒に登ったのだが
「十勝岳は、面白くないから富良野岳の方がいい。」
とかの話を聞いてしまった。
「私、今から登るんですけど・・・。」
そもそも、初めて登る人の方が魅力に敏感だと思う。
行動時間7時間の一日を振り返ってみると、
最高に楽しかった。
美しいパノラマ写真のような稜線は、少ない登山者で落ち着く感じ。
それに花園までサブコースに加えることができた。
これ以上のことを望めないと思った。
「コカ・コーラと抹茶ミルク」
2021-07-15(木)~16(金) トムラウシ山(77/100)
「熊は、居ますかねー?」
そんな話を登山口でしたのが、始まりで地元の登山者Iさんに同行することになりました。
70歳とは、思えないほど元気で毎日4時間のウオーキングを登山の為にしている。
そのうえ、ザックの中身も重くてビックリした。
登山の為に努力できる数少ないタイプの人。
トムラウシ山も50回以上登っているとかで、ガイド役も最高。
頂上でさりげなく、冷たいコカ・コーラをいただいた。
それから熱い抹茶ミルクもいただいた。(昼飯のジャムパンに最適でした。)
受け取ってもらえるならガイド料を払いたいような気持になった。
追記
Iさんの話では、本日の天気は50回中1番か2番だそうです。
ガイド本コースタイム=9時間35分ですが、ほぼ同タイムでゴールしました。
「300名山達成、おめでとうございます。」
2021-07-17(土)~20(火) 樽前山
豊橋市から来たYさんと同行することになった。
彼は今回、最難関の通称カムエクを登り、300名山達成。
カムエクの頂上で涙が出たとか・・・。
自分の車のNO.まで「300」とは、執念を感じる。
私は、百名山を達成したら「夢の2百名山」とか考えていたが
7歳年下の彼の300名山達成が、「夢のまた夢」とかに思える。
努力が報われる話は、少ないけれど、
できることから、進めるしかないね。
いい出会いが、有りました。
追記
北海道に、梅雨が無い話は真実だった。
天気の問題で、頂上を諦めたのは羅臼岳だけ。
登山者によっては、山は天気=80%と言う人もいる。
その面では、おおきな恵みが続いている。
自宅に帰ると楽しい22日間としか思えないが。
現地に居るときは、「必死で立ち向かう自分」しか存在していないのも事実。
来年の7月末~8月上旬に再チャレンジする山が、3つ残った。
(羊蹄山、幌尻岳、羅臼岳)
「憩いの場所」
2021-07-22(木) 湖西連峰
コロナ渦で、湖西連峰の葦毛湿原に来る人が3倍になったとかの話。
平日の晴れた暑い日でも、駐車場は8割ぐらい埋まっていた。
安心して子供を連れて、行ける場所。
気まぐれに短縮できる上、多彩なコースを創造できる。
そのうえ、みんな家族的なムードが漂う。
本日は、葦毛湿原から座談山までの往復に3時間使ってしまった。
そして昼飯のカップラーメンを久しぶりに食べた。
周りの幸せそうな人たちを見るために、来たのかな。
アブと蚊とか虫もいないので、ボケーっと
遠くの景色を眺めていた。
「局地的な大雨」
2021-07-28(水)~29(木) 越後駒ヶ岳(78/100)
宿泊先の駐車場に着いて車から降りれない程の雨。
しかも遠くで雷が「ゴロゴロ」。
14:00に急変するとはね。
日の出と共に、(4:30発)越後駒ヶ岳の頂上を目指して良かった。
コースタイムは、枝折峠から往復9時間30分。
気合を入れて8時間30分で歩くことができた。(13:00着)
整備された登山道は、とっても歩きやすい感じがした。
追記
最後の写真の登山者は、6時間で往復したそうです。
頂上まで3時間20分との話には、驚かされました。
(私は、頂上まで5時間です。)
「平ケ岳プリンスルート」
2021-07-30(金)~31(土) 平ヶ岳(79/100)
平ケ岳の鷹ノ巣ルートのコースタイムは、11時間30分と悩ましい。
webで検索してみると、プリンスルート=コースタイム7時間が有る。
それには、特定の宿に前日泊で送迎バスに乗らなければいけない。
台風で1回目が中止。運よく2回目に参加できた。
登山口までの送迎バスAM4:00発。PM2:00宿に帰る。
16名の参加者が1名の遅れも無く、行動したんだよね。
一人ぐらい遅れる人が居るのでは、と思っていたが日本人だよね。
16名の参加者は、昔からの知り合いのように話ができて、幸せ。
一人だけの山歩きでは、無いと強く感じた。