アイヌ伝統文化を日常生活のなかに取り戻し、暮らしのなかに息づかせようと、仲間たちと活動をスタートさせて10年を過ごすことができました。各活動の講師・協力者・参加者・そして会員の皆さんのおかげです。

振り返ると、私自身、無我夢中の10年でした。

『ヤイユーカラ・アイヌ民族学会』で出会ったエカシやフチたちから頂いた智恵をエネルギーにして、まず自ら・動く（ヤイ・ユーカラ）ことと、文献・図録・情報を頼りに国内外の博物館・資料館を訪ね、展示を見、収蔵品を見せてもらい、目で確かめ、手に取れるものは触れて、その中から再構成したものを教材に作りあげました。『森』の仲間たちとそれを共有できるのが、大きな喜びでした。

これからも、趣旨に賛同し参加してくださる人びとと、一緒にアイヌ伝統文化を学べる場―『ヤイユーカラの森』を継続していくために、会員と参加者の輪を広げていきましょう！