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2005.10.30 |
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歳か………?
4〜5年も前になるか、2歳上の先輩からの年賀状に「この頃は友達が顔を合わせると、身体の話ばかりで嫌になります……」とあった。その時は"あ〜、そんなものなのか〜"と思ったくらいで、あまりぴんと来なかったのだが……。
「目に来て、歯に来て、足に来て」(順番は違うかもしれない)という言が切実なものになってきたこの頃である。
歯磨きも真面目にはして来なかったのに、歯だけは昔から丈夫だった。それが3年ほど前に突然"知覚過敏"とやらで歯医者に行ったところ、「歯槽膿漏が進んできてますねぇ」と、別の歯の治療まで始まってしまった。そうなると、ちょっとした違和感も気になって、(とくに船での長旅の前は)ちょいちょい通うことになる。「この歳まで自分の歯が揃っているのは珍しいですよ」などと若い医者に言われながら通っているうちに、3箇所ばかりの金属歯が口中に光るようになった。教えられた通りの歯磨き(この歳まで、正しい歯磨き法を知らなかった……)を朝夜やりながら、なんだか妙に淋しい気分なのだ。
2年前にカナダで発見された"白内障"は、「もっと進行してから手術しましょう」ということで、半年ごとに診察を受けているが、まだしばらく先のことになりそうだ。
若い頃にやった胸膜炎のせいで片肺となって以来、歩くのは苦手になった。煙草を買いに行くのも車では、足が弱らない方がおかしい。1時間も歩いた次の日は、あちこちの関節がギシギシいうのに参ってしまう。
虫刺されや擦り傷の痕がなかなかきれいにならないのも、老化現象なのだろう。さらに、私の主治医に「お酒さえ断てば心配ないのに……」と言われ続けている肝臓がある。「気にはしているんですよ〜M先生」。
で、「元気ですか?」と訊かれると、「いやぁ〜、何とかかんとか生きていますよ〜」と答えることになる。まさに「人の行くあとに道あり」を実感する日々。
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